越後33観音巡礼(第4日目結願)

2013-05-20 17:06:00 | 越後33観音
平成25年5月20日
越後33観音巡礼(第4日目)
いよいよ、今日が越後33観音結願の日だ。 心して参拝するつもりである。

15番 千蔵院 (長岡市内)
この千蔵院様が越後観音霊場のお世話役(推進役)である。 小生の今回の巡礼に際しても、案内パンフ、詳細地図、納経帳等、全部、千蔵院様にお世話になった。 参拝時、お礼を申し上げると「何か不都合はなかったですか」と気を使って下さった。 感謝感謝である。


14番 真福寺 (小千谷の札所)
特筆すべきは、今回の巡礼で初めて観音様法要の回向柱にお目にかかったことである。


ご住職に、上記のお話をしたら「初めてのご開帳でしたが、先般、法要をさせていただきました」とのこと、ご住職の心意気を感じ、お話を伺った。


9番 広済寺 (柏崎市の札所)
柏崎市の札所だが、十日町から20分程度なので、最終日とした。 奥様に「買い物などは柏崎ですか?」と伺ったら、「殆ど十日町です」とのことだった。 スキー場の近くの札所。


今年は、雪が多く、やっと雪が融けたようで、境内に水芭蕉が咲いていた。


10番 長徳寺 (十日町)
この地の名刹である。 観音堂に通じる立派な山門。


観音堂の天井絵(沢山あります。立派なものである)

ご住職も奥様もお花の手入れが大好きなようで参拝時も境内のお花の手入れをしていた。 折をみて再訪したい札所。

13番 弘誓寺(ぐぜいじ)
堀之内の札所。 参拝前に、女房の友人O女史の自宅にお邪魔し昼食をいただいた。 丁度、女房の高校時代の友人が集まっていた。 弘誓寺はO女史の菩提寺だとのこと、縁を感じた。


稚児塚、聞くも涙の歴史ありである。(略)


11番 大福寺(塩沢・長崎の札所)
何度も塩沢にお邪魔したが、長崎に、こんな立派な札所があったとは、今回の参拝で初めて知った。


12番 天昌寺(塩沢の札所)
天昌寺が今回の越後観音巡礼の結願寺となった。 塩沢は女房の生まれ在所であり、この塩沢の天昌寺が結願寺となったのも何かの縁であろう。 観音堂を参拝して本堂へ向かった時、丁度、ご住職が法要からお帰りになり、納経をお願いした。 結願のお礼を申しあげる。
写真は、観音堂への石段


観音堂


観音様のお蔭で越後33観音も無事結願できた。 この度の越後観音のご開帳は、開創、北条時頼公の750年忌にちなんだ行事で初めてのご開帳だった。 お世話役の千蔵院様は大変なご努力をされたと推察しお礼を申し上げる。 初めてのご開帳だったこともあり、まだ越後観音霊場のご開帳が人々に伝わっていなかった節もあるが、これからの越後観音霊場の益々のご発展を祈ってやまない。
結願後、女房の実家にも寄って帰宅。

あぁ、いい4日間であった。 事前に準備した通りの巡礼の旅だった。 帰宅後、車の走行距離を見たら、4日で約1300Kmの旅だった。 少々疲れたが、昔は徒歩で巡礼したことを思うと楽なものだ。 さて、次回は、どこの札所を巡礼するかだ。 想いは、西国33なのだが、武蔵野33観音も残っている。 来年は、葛飾坂東観音のご開帳でもある。 健康で過ごせば想いは叶うだろう。 

越後33観音巡礼(第3日目)

2013-05-19 16:44:00 | 越後33観音
平成25年5月19日
越後33観音巡礼も3日目となった。

ホテル近くの宿の軒下に鮭が吊るしてあった。 村上らしい光景だ。


27番 光浄寺 (村上の札所)
山門の「禁葷酒」の碑も曹洞宗らしい風情だ。


31番 正円寺 (五泉市の札所)
境内が綺麗に整っている。 菩提樹の緑が清々しい。 納経の際、奥様がいろいろとお話をして下さった。 ご住職が写真がお好きなようで境内のお花の写真とか見事だった。 奥様からは、帰りに菩提樹の種子もいただいた。 うまく育ってほしいものだ。 根づいたら報告がてら再訪したい札所である。(下の写真が菩提樹)


30番 普談寺 (新潟市秋葉区朝日)
朝日の観音様ともいわれる。 観音堂内に安置されている十一面観世音は聖徳太子作と伝えられる。


32番 宝塔院 (三条市の札所)
三条城主の祈願所である。 三条定明公の奥方千坂姫の菩提寺。(千坂姫の宝篋印塔もあり)


33番 最明寺 (三条市)
本来ならここ最明寺が越後観音霊場の結願寺。 結願寺らしい風情である。
途中の景観


長い、美しい参道(ごみ一つなし、清められていた)


山門

最明寺様にも大変お世話になった。 わざわざ、小高い所にある観音堂の鍵を開けて下さり、お堂内でゆっくり参拝させていただいた。 結願寺らしい心配りに感謝する次第である。


17番 不動院 (見附の札所)
観音堂への石段も風情あり。


16番 椿沢寺 (見附の札所)
上杉謙信公もここの観音様を深く信仰し祈願成就のお礼として寺領を寄進したとのこと。


18番 根立寺 (長岡郊外の札所)
ここのお堂も霊気を感じる。 ご住職、奥様からは「ゆっくりお詣りしてください」と言われお話もさせていただいた。 帰りには、ご詠歌の書かれた、参拝記念の品までいただいた。


あぁ、今日もいい日だった。 明日は、結願の予定である。 最後まで気を抜かずに無事、結願したい。 小千谷、十日町、堀之内、塩沢方面が残っている。 今夜は、長岡駅近くの宿としている。


越後33観音巡礼(第2日目)

2013-05-18 16:11:00 | 越後33観音
平成25年5月18日
越後33観音巡礼(第2日目)

朝、ホテルからの弥彦山が綺麗に明けてきた。今日も良い天気そうだ。


21番 𠮷田寺(きちでんじ) 燕市の札所。
𠮷傳寺(城主 日下部𠮷傳にゆかりの寺~その後 𠮷田寺となる)


22番 國上寺(こくじょうじ)
越後一の大寺である。 良寛様のいわれもある。(五合庵) 名刹である。
境内に国上山への登山口があり賑わっていた。


23番 観音寺
ここは、弥彦神社の近く。 新しいお寺なのに無住である。 納経は22番の國上寺でいただく。


せっかく弥彦に来たのだから、道中の無事を祈るため、弥彦神社に立ち寄りした。


24番 景清寺 新潟市西鎌区の札所
昔、景清という方あり、源氏の生まれながら平家一族となる。 この景清が作ったのがご本尊の観世音菩薩といわれる。


25番 真城院 新潟市内の札所
新潟市の繁華街古町に近い札所。これは、札所の前の西堀通り


西堀通りからの真城院


29番 宝積院 聖籠町の札所
石段を登ると霊気あふるる観音堂あり。


28番 白蓮寺 新発田市五十公野の札所
慈覚大使が開祖と伝えたれる名刹。 ある夜、白衣の乙女が白蓮を大使」の授け、消えるが如く飛び去ったので大使」は、この地、岩井戸山を観音霊場と定め、観音像を安置し白蓮寺の草創としたとのこと。


26番 乙宝寺(きのとの大日様) 胎内市の札所
行基、婆羅門の高僧の建立。 行基は大日三尊を刻み、婆羅門は釈尊左眼舎利を安置、右眼を納めた寺を甲寺、左眼を納めた寺を乙寺と名付けたという。


今日、村上の27番も回る予定だったが、少々疲れたので、早めに宿に入ることにした。
宿は、瀬波温泉、ゆっくり休もう。

あぁ、今日もいい日だった。 天気に恵まれたのは幸いである。

越後33観音巡礼(第1日目)

2013-05-17 18:49:00 | 越後33観音
平成25年5月17日 越後33漢音巡礼(1日目)
越後観音巡礼の日がきた。 昨年から楽しみにしていた日だ。 今年は越後三十三観音霊場のご開帳の年であるが、なんと初めてのご開帳とのことである。 今回の巡礼に際しては、長岡の15番札所の千蔵院様にいろいろな情報を提供いただき感謝している。 ホームページも充実していて、巡礼者も安心して参拝できるだろう。

先ずは、上信越道で新潟県を目指す。 新井の札所、摩尼王寺を発願寺とした。
2番 摩尼王寺

当寺は、往時は大きなお寺だったが現在は、小さなお堂を近所の方がお守りしているようだ。

1番 岩屋堂
北陸道に入り、名立谷浜ICで降り、岩谷堂へ。 霊気あふるる札所である。 苔むした石段が美しいが、ややきつい。


3番 大泉寺(大清水観音)
ここも大きなお寺だが、「住民が、皆、里の方に移ってしまいました」と住職が嘆いていた。 境内に「功徳水」という湧き水あり。 眼病によいとか。 顔を洗い、眼も洗った。 とってもスッキリした。


4番 妙智寺
鯨波の札所。鯨波は小学校の修学旅行の地である。 この時、鯨波で初めて海を見たのである。


7番 摩尼珠院
現在は、無住のお寺。納経所は、徒歩数分の場所。


8番 不動院
風情ある札所。 ここの観音様は実に立派なお姿の千手観世音菩薩である。 檀家の方だろうか、しっかりお守りしている様子が伺えた。写真は、観音堂への石段。


6番 常楽寺
ここも無住の札所だが、きちんと管理されていた。 7番の宝蔵寺様が関与しているとのことである。


5番 宝蔵寺
6番で巡礼者と会話したら、この寺のご住職に、「数珠は持ってきたか」「ここのご本尊は何観音か」など問いかけられ説教されたと言っていて、期待と緊張で参拝したが、あいにく、ご住職は留守で本堂に納経帳の差し替えが置いてあった。 写真は境内にある仏足石。


19番 光照寺
出雲崎の札所。 良寛様に縁のある札所である。 境内は、色々な植栽があり美しい。


20番 照明寺
寺泊の札所。 ここに参拝時、女房が「このお寺に小学校5年の臨海学校で来た気がする」と言い出した。 55年も前の話である。 お寺の奥様に話を伺うと「義母の時代に、宿泊も提供していたそうです」とのこと。 正に奇縁である。 そんな訳でひとしきり、奥様との会話が弾んだ。

今日は、この20番で打ち止めとし、寺泊の旅館へ向かった。 佐渡、弥彦山が美しい。

あぁ、今日もいい日だった。
ホテルからは日本海の景色も良く、食事も満足した。 無事、結願できるように祈って一杯飲って就寝した。 明日も良い天気そうだ。