チョウトンボに再会

2008-07-24 18:16:00 | カメラ・ウォーキング

今日は土用だ。それにしても「暑い、暑い」。 室温も35℃。
こんな時は逆療法だ。外にでようと思った。写真仲間から「城址公園でチョウトンボを見た」との情報を得ていたので様子を見に行くことにした。「くらしの植物苑」から坂道を下ると菖蒲畑近くになにやらヒラヒラと見える。近くに寄ってみると、いるわ、いるわ、15羽位だろうか? 早速カメラを出して追いかける。敵もさるものファインダーの中に入ってはくれない。オートフォーカスどころではない。大体の距離に置きピンして「待つ~撮る」の繰り返しである。100枚ほど撮ったがまともに撮れない。5枚ほどピントが合っていそうな感じがしたがとにかく小さい。

置きピンで撮った1枚 (なんだかよく分らないね)


30分ほどバタバタして撮ったがうまくいかない、 今日は、あきらめて、また来るかと思った時、1羽が草に留まった。チャンスだ。今度はピントは合わせられる。そーと近づきながら数枚撮る。あぁよかった。

草に留まった1枚


今日の目的は達した。と思ったら、今度は違うのが木の枝に留まった。一歩一歩近づいて5ショットほど撮る。うまくいったのが肌でわかる。

木に留まった1枚(まだまだ小さい。逃げないでくれよな~)


近寄った1枚 (これが今日のベストか?)


この写真を撮るとき上ばかり見ていて、ぬかるみに足を突っ込んだ。 まぁ良しとしよう。こういう瞬間が写真の醍醐味である。 くそ暑いのも忘れていた。ペットボトルの冷たい茶がうまい。

今日の一句:
チョウトンボ 撮れた土用は 鰻でビール  (座布団取れよ~)

あぁ、今日もいい日だった。

7月28日、ブログの追加も変なものだが同じポイントに行ってみた。
しばし撮っていると写真仲間が1人、またしばらくしたら、また1人。
こんなくそ暑い中、皆、気合が感じられた。
24日は200mmズームで、今日28日110mmのマクロで。なんとか先回のより良さそうだ。


またまた、今日もいい日だった。


スポット測光

2008-07-13 20:42:00 | カメラ

今日(7月13日)は市民ハイキングの7月例会である。臼井~角来~佐倉のコースである。事前にカメラ仲間から「ハイキングの後、古木を撮りに行きませんか」とのお誘いがあった。なんでも、「今一、撮り方が分らない」とのことであった。神社の境内の古木ということなので、多分、薄暗く木肌も暗かったのかと想像した。その上に、こんな場面で人物をキチンと撮りたい。こんなテーマでいつものHP仲間との撮影会である。
着いた先は、「神明神社境内」である。なるほど、薄暗く、立派な古木が並んでいる。「悪くない」。一目、フルオートでは適正露出が得られない場面である。伺うと、先回、同じ場所で撮ったが、「写真が明るすぎて雰囲気が出ない」とのことだった。早速、スポットで薄暗い木肌を測光し、1EVマイナス補正して1枚試写してみる。ドンピシャである。見ていただくと「こんな感じでOK」とのこと。木肌の真ん中あたりをスポット測光し、-1EV程度補正して撮っていただいた。皆さんよさそうな感じである。

↓補正なしで撮ると、こんな感じ(明らかにオーバー)


↓マイナス補正で、こんな感じ


次は、この木の前の人物撮影。顔をスャbトで測光し補正なし。これもよい感じで撮れているようだ。 前述の補正したままAEロックしてアングルだけ変えてもよいのだが、顔の色が平均反射率に近いことを実感していただくため敢えて顔を測光して撮って貰った。

こんなことを繰り返すうちに、10数年前に、雪の春山(上高地)をリバーサルフィルムで撮影して、全部が露出アンダーになった失敗を思い出した。この失敗から真面目に露出を学び始めたのだ。単体のスャbト露出計を買ったのもこの頃である。(これ高かったなぁ)

単体スャbト露出計(ミノルタスポットメーター)

とにかく、こいつには、お世話になった。(まるで恋人のような存在でしたよ)
撮りたい場面を見て、こいつで測光して、考えた露出値とこいつの露出値が合った時は嬉しかったなぁ。

今日一日、エキサイティングな日だったので、帰宅後、久し振りに、昔の「露出本」をパラパラめくっていたら、懐かしい3枚のメモがでてきた。ハイライト基準、シャドー基準、アベレージ基準とある。1996年のメモだ。

ハイライト基準

白飛びを起こしたくないハイライト(一番明るいところ)スャbトで測光し、+2.3補正する。
雪山の撮影などで雪を測光して、+2.3補正(リバーサルの場合、デジカメもこんな感じ)

シャドー基準

黒つぶれさせたくないシャドー(暗部)を測光して、≠Q.5補正する。
今日の古木は、この応用。木肌の暗部を測光したが木肌は、黒つぶれさせたくないャCントよりも明るいから、≠P.0~≠P.5程度の補正とした訳である。

アベレージ基準

古木の前の人物の顔(平均グレーに近い)を測光して補正なし。つまり、アベレージを測光したのでアベレージ基準。

久し振りに露出本を見た。新鮮な感覚で読めた。HP仲間にも喜んでいただけたようだ。こんなエキサイティングな会が続くことを祈る。

あぁ、今日もいい日だった。

PS.この後、メールやHPでも作品公開や意見交換が多であった。
趣味を同じくしている仲間は楽しい。


川村探索他

2008-07-10 16:47:00 | カメラ・ウォーキング

今日は、川村美術館に行ってきた。「大賀ハス」の状況偵察である。
昨年は6月29日だったので「今日、10日あたりは丁度いいかな?」の思いだった。
どうも今年はおかしい。寒い6月だったせいか?、池を綺麗にしたので花が季節感を失ったのか? 全く駄目である。一輪も咲いていない。 仕方がないので園内をぶらつくことにした。

ハス池周囲の斜面に小さなネジバナがいくつも見つかった。 可憐なものである。
この前、くらしの植物苑で見た鉢植えのは高さが40cm以上、下の写真の野生の物は、15cm位のカワイイのであった。野生のも、それなりに風情がある。


ガクアジサイを下から狙ってみた。この角度からは初めてだ。 いつもと違った感覚で面白い。


ヤマユリの花が膨らんできた。 来週後半が見頃か?。 気の早いのが1株だけ咲いていた。 毎年のように見ているがやっぱり良いものである。




ぶらついていたが目ぼしいものも無いのでカメラの勉強のつもりでアジサイを撮ってみた。 目的は、露出モードが実際の露出に与える影響である。「カメラ任せオート」と「プログラムオート」「絞り優先オート」の露出上の変化を確認したかった為である。写真仲間にもこのあたりを悩んでいる方もいる。自分は、いつも「絞り優先」で撮っているが、この際データで比較するのも悪くない。 「一丁やって見るか」の気持ちが湧いてきた。(性分だなぁ トホホ。。。)

<以下、撮影条件>
§露出補正は一切しない(カメラ露出計の出目通り)
§ISOは全部 100
§測光モードはスポットで中心のガクで測光
§三脚を立てて、構図が動かないように(測光が変化しないように)

結果的にEV値は3枚共に EV12.5程度であった。(カメラも、いい線いってる)
各写真にカメラが決定した、絞り値とシャッター速度を記した。
カメラが自分で微妙に変化させていることがわかる。(この変化を知りたかったのである)

1枚目は「絞り優先オート」 結果露出は、 1/250 f5.0(開放値)


2枚目は「グリーンモード」(完全カメラ任せ) 結果は 1/125 f6.3


3枚目は「プログラムオート」(被写体深度優先で設定)結果は 1/100 f7.1


結果の露出についてだが、「グリーンモード」も「プログラムモード」も適当に絞り込んでくれている。問題は、カメラに任せているので撮影者の意図とはチョットずれることである。小生は、花の写真が多いので、どうしてもバックボケを気にしてしまう。絞りは開放で撮りたいケースが多いのである。とすると、やっぱり「絞り優先」ということだと納得した。当然のことだが1枚目のバックが1番スッキリしている。僅かな絞りの変化でもこれだけの差がでるものだとあらためて感じた次第である。 被写体深度は右下の葉で比較するとよく判る。

一つ疑問が残った。3枚の写真を比べると微妙な明るさの差があることである。(0.1~0.3EV程度) 測光は全部スャbトで測光ャCントも動かしていない。 なのに「絞り優先」のが、やや暗めにでる。 カメラ任せなのに何故だろう? バックボケが見え方の変化に影響しているのだろうか? 推測は、この辺がメーカーの絵作りの微妙な「匙加減」と見た。(中遠景のアングルも含めて、4サイクル撮影して帰宅後に評価したが全部同様の結果だった) また一つ、良い体感をした。
やって見ると自信もつく。

あぁ、今日もいい日だった。