鎌倉33観音巡礼(その4 結願)

2012-06-27 18:33:00 | 鎌倉33観音
平成24年6月27日
鎌倉観音巡礼も4回目となった。今回は、結願の旅である。 一昨日、勤務先の仕事も一区切りをつけたので、自由人となった。 充実した生活を送りたいと思う。 今日は、取り残した、5番、6番、24番、25番、26番と結願にとっておいた北鎌倉の31番、32番、結願の33番を回ることになる。 
先ずは6番の瑞泉寺から、ここは交通の便がよくないので鎌倉宮までバスで行き、あとは徒歩で瑞泉寺まで行き、帰りは徒歩で鎌倉駅に戻ることにした。 


瑞泉寺は美しい寺である。 境内の花、庭園も美しい。 


境内には、様々な史跡がある。下は、大宅氏の「男の顔は履歴書である」の碑。


瑞泉寺を後に、来迎寺へ向かうが、途中の鎌倉宮で参拝。 


頼朝の墓に寄る。


5番来迎寺、ここの参拝には、欠かせない目的もある。 鎌倉で一番美しいといわれる「如意輪観音様」にお眼にかかることだ、ご許しを戴き本堂内陣へ、右手が目的の観音様である。 写真では、お眼にかかったが実物に接すると一段の美しさに圧唐ウれた。 下は、本堂の写真。


来迎寺から、宝戒寺、八幡宮経由で鎌倉駅へ、途中、小町通りで昼食。

昼食後は、鎌倉駅の西側の札所である。 先ずは24番寿福寺へ向かう。

本堂には、参拝できなかったが、境内を歩かせていただく。 また、本堂の左側の道を行くと、北条政子の墓(やぐら)もある。 政子の墓は、3番安養院の裏手にもありました。

25番浄光明寺 お堂が美しい。

山腹の地蔵堂に尊氏の弟直義のために矢を拾い集めた「矢拾い地蔵」、由比ガ浜から引き上げた「網引地蔵」あり。 

26番海蔵寺
山門のところに、もう萩が咲いていた。


堂内の仏像


海蔵寺も境内は花が綺麗な寺である。 鐘楼と花の取り合わせもいい。 境内にはヤマユリも咲いていた。


境内の観音堂


海蔵寺から一旦鎌倉駅に戻り、北鎌倉の3寺を目指す。 結願、まじかである。 あとは31番、32番、33番の3寺のみ、気合が入る。 今日は、よく歩いたがあまり疲れは感じない。
31番浄智寺の山門(鐘楼門)


32番東慶寺 ここも紫陽花が美しい寺である。


東慶寺のお堂


さて、結願の寺、円覚寺となった。 鎌倉観音の結願寺は円覚寺内の塔頭の仏日庵である。


これは、円覚寺境内の「百観音」


ここが、結願の仏日庵の開祖廟である。 このお堂で観音様も拝謁できる。 美しいお堂です。

この観音堂で鎌倉33観音巡礼も無事結願した。 

納経を済ませ、ご朱印帳にも「結願」の印もいただいた。 「おめでとうございます」と言われ「グッときた」。


お陰さまで、鎌倉観音も結願した訳だが、今回、鎌倉に4回程来てみて、鎌倉の良さを実感した旅だった、 素晴らしい街である。 これからも暇を見つけて(毎日、暇なので)鎌倉詣を続けるつもりだ。

あぁ、今日もいい日だった。

鎌倉33観音巡礼(その3)

2012-06-11 20:17:00 | 鎌倉33観音

平成12年6月11日
鎌倉観音巡礼も今回で3回目となった。あたかも、季節は梅雨時。 鎌倉は随所に紫陽花で有名な寺社がある。この時期を逃す訳にはいかない。土日は混雑するので今日(11日月曜)急遽、観音巡礼の旅をすることにした。 もう一つの想いは、定年後に仕事をさせていただいた職場を今月末で無事卒業できそうなので、観音様にお礼の気持ちをこめての巡礼である。

本当は鎌倉の方から北鎌倉に向かって順打ちしたかったのだが、明月院が混雑しそうな予感がしたので、北鎌倉で降りて明月院から参拝することにした。 31番~33番は次回が結願の旅になると思うので今回はパスすることにした。

先ずは、30番明月院 正に紫陽花の名刹である。境内一杯に咲く紫陽花は見事。 明月院は、他にも見るべきものが沢山あるのでゆっくり参拝したい寺である。


有名な、明月院の「悟りの窓」(この窓から見えるのは裏手の菖蒲苑。入場料500円ちょっと高いね)


28番建長寺総門の扁額(巨の字の余分な点が百貫点と言われている)。 それにしても「建長寺」は正に名刹である。 鎌倉五山の第一位に恥じない。 鎌倉観音札所でも、9番、5番、24番、26番、27番、28番、29番、30番が「建長寺派」と記されている。 往時の位置付けが分かる気がする。 総門を入って左側が納経所、ここで建長寺の本を買った。 とにかく沢山の見所があるので、今度は、ここだけでも半日位かけて、ゆっくり参拝したいと思う。


建長寺境内寸景、清曹ェ行き届き気持ちが良い。この広い境内にごみ一つない感じである。(綺麗に片付けることを「建長寺しなさい」というとのこと) 写真は唐門の前、ちょっとした光景であるがバランスが良いね。 


建長寺境内寸景 「建長興国禅寺」


27番妙高院 建長寺境内から(工事中であった)


29番龍峰院(ここも塔頭)。
龍峰院の山門方面。


龍峰院山門 「不許拝観」とある。 入門し難い感じである。 納経者以外は立ち入り禁止。 境内には小生と妻のみであった。 本堂で緊張しながら俄か仕込みの般若心経を読経した。(ガイド本には、読経しないと納経してくれないと書いてありました)


建長寺から鎌倉方面へ向かう途中の一枚(鎌倉らしい光景である。建長寺の修行僧だろう)


途中の円応寺はパス。 円応寺先の鎌倉街道の妨石隧道(新巨福呂坂?)


鶴岡八幡宮境内に入る。時節柄、境内も小町通りも修学旅行生で賑やかである。


境内でのリス君


鶴岡八幡の三ノ鳥居を左折し、宝戒寺へ。
境内のハス、宝戒寺は萩の名所である。 境内には萩が沢山あった。 秋に、また来ようと思う。


宝戒寺境内の歓喜天


昼食は「しらす丼」。 この時期の鎌倉の定番である。

鎌倉駅から江ノ電に乗って極楽寺駅へ(初めて江ノ電に乗った)


成就院下の案内板(時間の関係で御霊神社はパスしたがここも紫陽花の名所である)


21番成就院へ(遠景は由比ガ浜。成就院の有名スポット)ちょっと人が邪魔である。 朝早く参拝しないと駄目のようだ。 この時期、参拝者(観光客)が多く、ご朱印も納経帳にではなく、あらかじめ書いておいたのをいただいた。


境内のパワースャbト(若い女性で賑わっていた)


22番極楽寺の観音堂(境内撮影禁止とあったが一枚だけこっそり)


山門前の紫陽花(墨田の花火か?)


4番長谷寺 長谷寺は坂東観音の時も参拝したが約20年振りである。 紫陽花でも有名で境内は順番待ちの観光客が並んでいた、私たちは納経を済ませて、境内の花を見て歩いた。 この花菖蒲の筏も見事。


長谷寺境内、もうデイ・リリィが咲いていた。


次は、光則寺。 光則寺は長谷寺のすぐ隣。(徒歩3分ほど) ここは、原種に近い紫陽花とか山アジサイの宝庫である。 大変な品種数である。 光則寺は、写真仲間の浅香さんに教えていただき参拝した。(感謝感謝である)
下の写真は、「くれない」。 シンプルで赤い色がなんともいえない風情。来年はチャントしたレンズで撮影しよう。


光則寺 「木沢の光」ヤマアジサイ。 珍しい品種である。 大変に気に入っている。


23番高徳院(鎌倉大仏)修学旅行生で賑わっていた。


大仏様の裏手の与謝野晶子の歌碑。
「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」
晶子が阿弥陀如来と釈迦牟尼を間違って詠んだ話は有名である。

歌碑の左側に観月堂(観音堂)あり。 ここが札所観音である。 この辺りは大仏さんのあたりと違い、人も少なく静かである。 

高徳寺で今日の観音巡礼は終わりにした。 明月院からスタートし9札所を参拝した。
よく歩いた。 程よく疲れたが「花と巡礼」の旅は最高である。 鎌倉は、よい街だ。 これからも何遍も来ようと思っている。 次回は、鎌倉33観音結願の旅となろう。 あと7札所を残すのみである。 摂生して結願しよう。 問題は、鎌倉観音の後を、どこにするかだ。 悩ましい。 早く、西国観音巡礼に行きたいなぁ。

あぁ、今日も、いい日だった。