ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

220709加古川メロンの小林さん③

2010年09月16日 | 調査活動
そして話は名前に。
「加古川大メロンというのは宮脇種苗がつけた名前でね。これが次第に『大』がとれて、今呼ばれている加古川メロンとなったんですわ。」

特長とか食べ方とかお聞きすると、
「裂果せず、熟すのが早く、即、食べられる。(西洋系の品種は収穫後に少し置いておかないと食べられない)熟すと果皮の青い色が薄緑に変わってきます。この品種は熟して輪がでるものではないので、毎日触って、少し弾力がある頃が適熟となるんです。ぶよぶよしたら腐ってます。いい食べ方としては、皮を剥かずそのまま輪切りにして食べる。これがきれいにも見えて、美味しい。」
きれいな断面が想像できます。夏の夜に涼しげな緑色が美味しそうですね。

小林さんは本当にお話が上手い。圧巻だったのはこの作り方のコツをお聞きしたときの話。
「少々気むずかしいメロンなのでコツをつかむのが大事。
メロン作りでうまい人っていうのは、例えば、『喫茶店に行こう』って人を誘ったとき、コーヒーでも飲んで支払いの段階になって、『誘ったわしの方が払うわ』と先に財布出す人や、『いや、俺が払う』と後ろから言ってくる人なんかはメロンづくりに向かない。お金を出すのを‘待つ’ような人が上手につくる。肥料を少しずつ使って、あとから足らずを足すような・・・けちんぼ、シブちんが上手や。買ったら買っただけ肥料使う人とか、面倒だから最初に全部ふってしまえと言う人とか、そんな人は向かない。多少手間かかっても、じっくり見て、もったいなそうにする人がよくとる。」
がははは(笑)!!素晴らしい表現です。






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