ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

220710○○のふき③

2010年07月13日 | 調査活動


前回おじゃました時はいきなりだったので、再度出直してお話をお聞きしました。
この地域では昔からふきが生えていて、春から夏にかけ、皆で旬を楽しんでおられたとのこと。
20年ほど前、この地域でほ場整備を行ったら、法面を中心ににたくさん生え始め、農協へ出荷も行った。
春に生える「一番ぶき」、6月の草刈りのあとに生える「二番ぶき」と出荷され、多いときは十数人が出荷していらっしゃったとか。当時、農協には「○○のふき」と書かれた箱もあり、皆でL,M,Sなど出荷規格で揃え、農会長がとりまとめ出荷されていたらしい。
「多く出荷する人なら、年間3~40万円くらいの売り上げがあったかな・・・」

ここのふきは柔らかいのがウリで、皮を剥かず(スジをとらず)に炊いて食べられるらしい。ここの株(根)を掘り上げて他の地域で植えても、この柔らかさはでないとか。

集落の中には「ふきのオーナー制」のようなものをしているような方もいるらしい。

(※今回は地名等を伏せさせていただきます。保存会通信には掲載する予定です。)





最新の画像もっと見る