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酒屋ナカムラ〜天神西通り・大名にある角打ちが出来るワインショップ。ギフトにおすすめボトル彫刻もオーダー出来ます!

ポルトガル・マデイラ島『マデイラワイン』の品揃えは日本有数!只今70種類、角打でもお楽しみ頂けます。

スペインワインの新潮流!

2015年10月23日 | スペインワイン

今年7月の話ですが、東京で行われたスペインワインの試飲会ギア・ペニン東京』に行きました。

ギア・ペニン」とは権威あるスペインワインのガイドブック。そのペニンガイドが1万点を超す試飲から選んだ、品質の高いワインだけを集めた特別な試飲会という内容でした。

日本に輸入されてない物も多く、良いお値段の物も多かった中「これいいね」と思ったワインが写真↑のワイン。でもその時はまだ発売前ということで、この度やっと発売開始になりました!

スペインワインの新潮流『プロジェクト・ソルサル』

土着品種やテロワールを大事にしつつ有機栽培を実践また新樽や酸化防止剤の使用を極力避け、伝統を大事にしながら造られるレッシュ感のある高品質なワインは、スペイン国内のギア・ペニン誌を始め、イギリス人評論家のジャンシス・ロビンソン女史や同国のデカンタ誌、アメリカのウォールストリートジャーナル紙などのメディアからも高評価を獲得するなど、スペインの新潮流として注目されている生産者と言えます。そして今年のギア・ペニン東京から招待を受けて出展しました。

ワイナリーは1989年ナバーラでスタート。現在は3兄弟で父の夢を引き継いでいます。

彼らは昔から栽培されてきた畑に注目し、ナバーラでは少なくなった樹齢70~120年のガルナッチャの畑を所有。土着品種を大事にするスタイルで、ガルナッチャやグラシアーノなど固有の品種に力を入れ有機栽培を実践、畑を区画ごとに細分化する等てロワールも大事にしています。

ワイナリー名の「ソルサル」はスペイン語で鳥の「つぐみ」のことです。

熟したブドウをついばみに来たり、いつも一緒にいる「ソルサル」は彼らのワイナリーの象徴なのでワイナリー名に名付けています。

それではワインをご紹介!

赤:ヴィーニャ・ソルサル・グラシアーノ'13  ¥2376

ブドウ品種はグラシアーノ100%

1~3年使用樽で5ヶ月熟成後、タンクにて7ヶ月熟成

若い時はタンニンが豊かで荒々しいワインとなりやすいグラシアーノを、フレッシュさを保ちながらシルキーでバランスよくエレガントに仕上がっています。

グラシアーノ種はソルサルにとって心臓(ハート)的な存在の品種の為、つぐみに心臓のイメージが描かれたラベルになっています。


 

 

 

 

 

 

 

写真左白:ヴィーニャ・ソルサル・ガルナッチャ・ブランカ’14 ¥1728

品種はガルナッチャ・ブランカ100%

ライムや青リンゴなどの爽やかな果実味に桃などの果実の香りが混じり合います。

きれいな酸やミネラル、余韻でほのかに感じる白いスパイスなどが心地よく、バランスが良くとれています。

ラベルのつぐみの絵をよ~く見てみて下さい!怒っている男性の顔が!

ガルナッチャ・ブランカが近年絶滅しつつあることに怒っているそうです。まさに彼らの想いが込められているのでしょうね。

写真右白:ヴィーニャ・ソルサル・シャルドネ’14 ¥1728

品種はシャルドネ100%

青リンゴなどの果実や洋梨などの果実のフレッシュで華やかな香り。味わいは果実のフレッシュ感と共に優しさを感じる魅力的な酸とのバランスが良く、心地よい余韻が続きます。

ブドウのおいしさを素直に感じられるシンプルなワイン。

国際品種であるシャルドネのワインということで、外国紙幣のイメージがつぐみの体に描かれています!

さていかがでしたでしょうか?どれもシンプルでフレッシュ感のあるワインです。

昔ながらの土着品種をモダンな味わいに仕上げるスペインの新潮流ワイン、是非お試し下さい

 ↓ つぐみが出てきます。あとは作業風景をバックにクラシック音楽が流れています。

   ちょっと長い8分54秒

 


27日は中秋の名月

2015年09月15日 | スペインワイン

すっかり秋めいてきた今日この頃、ワインが本格的に飲みたくなる季節ですね!

再来週の27日は中秋の名月

ちょうど日曜日で家族団らん「お月見」にもってこい!

お天気が良いことを祈りますが、雨が降ってもこのワインがあれば大丈夫

スペインの白ワイン「キンタルナ

スペイン オシアン・ビデス・イ・ビノス

キンタルナ’13  ¥2250

品種:ヴェルデホ100% オーガニック、ノンフィルター、フレンチオーク熟成

明るい黄色で樽由来のさわやかなハチミツなどの甘い上品な香りと、レモンや洋ナシなどのあふれんばかりの生き生きとした果実のニュアンスがたっぷりです!

おつまみなくてもこのワインだけでゆっくり楽しめる感じですよ

このワインがあれば食卓でもお月見が楽しめますね 

是非どうぞ~!※お月見じゃなくても

オシアンは2005年にリベラ・デル・ドゥエロのボデガス・アルトのハヴィエル・サッカニーニ氏と、栽培者のサミュエル・ゴサロ氏の共同事業として生まれた新しいワイナリーで初リリースは2005年。30ヘクタールの小さな畑には、60%が古くからのフィロキセラ禍前の樹からなる葡萄があり、40%が新しい葡萄でオーガニック用法で育てられている葡萄を合わせ作られています。このワインはオシアンのスタンダードキュヴェ。

 畑は世界遺産に登録されている旧市街や水道橋、美しいおとぎ話に出てきそうな古城(アルカサル)などの名所があり、眼下には田舎の景色が広がっているセゴビアの町にこのボデガはあります。

 


珍しいアンフォラ熟成

2015年08月19日 | スペインワイン

今日はとても珍しいワインです。

アンフォラで熟成されたワイン。

アンフォラといえば古代ギリシャ・ローマ時代、ワインやオリーブオイルなどの保存や運搬に使われていた素焼きの甕

ワインはタンクや樽で熟成させるのが通常ですが、地中海周辺ではアンフォラを使う方が少数いらっしゃるようです。

まずは造り手さんをご紹介。スペイン・バレンシア南西部モイセンにある『セイェル・デル・ロウラ

まずはパブロさん家族の温かい雰囲気の映像をどうぞ 映画のワンシーンみたいで素敵

アンフォラの地下セラーです。

セイェル・デル・ロウラ」は1996年に設立の家族経営のワイナリーで、2009年までは50ヘクタールの自社畑から2種類の赤ワインを造っていました。

その頃彼らはアメリカンやフレンチオークを使ったワインを造りアメリカ市場で大きな成功を掴んでいましたが、そのスタイルでは

市場のニーズにあったしっかりした味わいに仕上がるものの、フレッシュさやエレガンス、なにより本来この土地で育つブドウが

持っているはずのオリジナリティーは表現できるはずもありませんでした。

そこでバレンシア工科大学と研究をすることになりました。

目的は絶滅しかけていたこの地域の固有品種である「マンドー種」を復活させること。

(※この「マンドー」という初めて聞いた品種ですが、20世紀以降大量生産には難があることで使用されなくなり栽培面積も激減してほぼ絶滅しかけていたそうです。)

そして研究を続けた末に、この地方でかつてワイン造りに使われていたアンフォラでの熟成に辿り着きました。

さらにワイナリーの敷地内で発掘された(15世紀頃につくられたとされる)地下セラーであるボデガ・フォンダを復元させ、そこでの

アンフォラ熟成を経ることにより、本来ブドウが求めていた温度・空気・暗さなどの最高の環境が整いこの地のブドウの個性を

最大限に引き出したワイン造りが可能となりました。

ラベルが素敵です!

 白ワイン

クリェロト’14(オタマジャクシという意味) ¥2160

品種:ペドロ・ヒメネス30%、ベルティル30%、シャルドネ30%、マルヴァジア10%

2600リットルのアンフォラにて6ヶ月間熟成

年間生産量:20000本

フレッシュなタンジェリン・シトラス・メロン、ビスケット、エキゾチックな甘いハーブ

豊かな味わいです

 

 赤ワイン

パロテト・ヴェルメウ'12  (赤トンボという意味) ¥1944

品種:マンドー20%、モナストレル40%、ガルナッチャ40%

2600リットルのアンフォラにて4ヶ月熟成

年間生産量:100000本

熟した果実の香りとスパイス、パワフルなワインです

 

 

 

赤ワイン

パロテト'12 (トンボという意味) ¥3420

品種:マンドー75%、モナストレル25%

天然酵母で発酵 2600リットルのアンフォラにて14ヶ月熟成 

年間生産量:16000本

 熟したラズベリーやプラム、ハーブ、スパイス、ビロードのような柔らかさ

 

いかがでしょうか?!珍しいアンフォラ熟成、そして誰も知らなかった品種マンドー、そして美味しい!ときたら飲まずにはいられないでしょう?!

 ⇩パブロさんのお父さん?のパコさん、話はわかりませんが、セラーの様子がわかります

 


思い出のムガ

2015年04月04日 | スペインワイン

今日のワインはスペインのラ・リオハ州にある

『ボデガス・ムガ』です。

ニュースのオープニング映像風にいってみましょう~

 

スペインワインと言えば「リオハ」と言われるほどリオハはワインの銘醸地

原産地呼称(D.O)よりも上の特選原産地呼称(D.O.Ca)に認定されています

指定地域はまだリオハとプリオラートのみです。

ボデガス・ムガはリオハのアロ(HARO)と言う場所にあります。

ムガだけでなくワイナリーが沢山あり、まさにワインの街、ユニークな祭りもありました!

タイの水かけ祭りは知っていましたが、これは知りませんでした!

ワイン・ファイト(La battala del vino)

毎年6月29日にリオハの山に上って繰り広げられるようです

パーティーは前夜から始まり盛り上がる様ですね~

それからもうひとつ、アロのワインカーニバル(謝肉祭)「Carnaval del Vino Haro

ちょっと大人なパーティーでしょうか?!仮面舞踏会風?

アーティストによるパフォーマンスなど面白そう~

今年はもう2月に終わってました。

やはりリオハには行ってみなければ!特にアロ!

ワインの紹介より祭りの紹介が長くなりました

私の頭の中にはこの「ムガ」が「スペインワインといえばムガ」

と何故かインプットされ昔から飲んだ記憶は無いのに好きなワインでした。

他にも好きなスペインワイン沢山あるのに何故か贔屓してました。

子供の頃憧れていた、今は亡き俳優の竹脇無我さんと同じ名前だからかも?!

そして3年前に行った憧れのバスクで、行く先々のバルで必ず会うムガ! 

その土地で消費するのはその土地のワイン、バスクなのでリオハのワインばかりの中

(D.O.Caリオハは、バスク州やナバーラ州にまたがっています)

赤ワインを頼むと結構な割合で出てきたのはムガ!

現地で何度も飲めるとは、やはり思い出のワインになりました

ムガは1932年創業、家族経営のワイナリー、現在3代目。

伝統的な手法を貫き、発酵から熟成まで全て樽を使用しており、発酵用のセラーには

90個の木樽の発酵槽が設置されています。スペインでは珍しく3人の樽職人を雇い

品種やワインのタイプに合わせで全て手作業で樽を作っています。

澱引きは全て重力に沿っておこない、清澄には卵白を使用します。

伝統を重視することがワインそのものを重視することでもあると考えています。 

やはり赤ワインが有名だとは思いますが、白ワインも凄く美味しい!

フレンチオークでゆっくり発酵させた後、3ヶ月間澱と共に熟成させます。

フレッシュな柑橘系フルーツと樽のヴァニラの風味

ブルゴーニュのシャルドネを飲んでいるかの様な味わいがあります。

是非おすすめです

ムガ・ブランコ’13 ¥2178

 

 


スキャンダル

2015年03月25日 | スペインワイン

なにやら怪しげな名前のワインが入荷・・・

その名も「スキャンダル!」

見た瞬間「このワインはプレゼントにすすめにくいかな~

もらってドキッとする人いるかもな~」な~んて変なこと思ってたら

読み方間違えてました、正しくは『スカンダーロ』!

スペイン/D.Oアリカンテ

ヴィネッセンス

スカンダーロ’13 ¥1764

品種:モナストレル100%

なかなかなネーミングに反して?このワイン、小さな家族経営のワイナリーが造っています。

いわゆるガレージ・ワイナリーだそうです。

ガレージ・ワイナリーのコンセプトは、醸造技術やブドウの個性や多様性

ワインのスタイルを状況に合わせて変化させることができるという意味です。

小さいながら最新技術を駆使しています。

ダークチェリーやブラックベリーのような野生の赤黒系果実の香り。

モナストレル100%だからけっこうこってり濃厚かなぁと思いきや

酸味も心地よい感じであるので飲みあきしないですね。
オーガニックです。


ANA国際線ビジネスクラスで今月から採用

2015年03月19日 | スペインワイン

前回ご案内したヒューゲル社の「ジョンティ」は

今月からANA国際線ビジネスクラス(北米、アジア路線)採用されています!


そしてこちらのワインも

ANA国際線ビジネスクラス(ヨーロッパ線)今月から採用されています!

2400本の白ワインの中から選ばれたそうですよ

スペイン/D.Oルエダ・ソーヴィニヨン

カステロ・デ・メディナ

ソーヴィニヨン・ブラン’13 ¥1836

品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%

カステロ・デ・メディナのワインはブログで紹介したこと無いのですが

実は定番的ワインなのです。「ヴェルデホ」と「レアルカステロ」を定番的に置いてるので

ラベルを見たら「見たことある!」と思う方も多いのでは?!

生産地ルエダはリアスバイシャスと並ぶスペインの2大白ワイン生産地で

ヴェルデホ種が有名ですが、近年高品質なソーヴィニヨン・ブランを生産すること

でも世界的に知名度を高めています。

ソーヴィニヨン・ブラン種といえば爽やかなグリーンをイメージしますが

このワインはバナナやパイナップルなどのトロピカルフルーツの香りがあり

イエローなイメージ。心地よい感覚と長い余韻があります!


ついに来た!

2014年08月18日 | スペインワイン

ついに来たーーーーー!!
俺のチャコリ
Utf8b5yaz55yflkpqrw スペインのバスクに行ってからはや2年以上
そこで初めて飲んだバスクのフレッシュでちょっと発泡感がある白ワイン
「チャコリ」
バスク好きな人しか知らないであろうワイン。
このワインの注ぎ方がいいパフォーマンスなんですよ。バルでこの風景を見るのが楽しい。
片手にボトル、片手にチャコリ用の大きな薄いガラスのコップを持って、高い位置から注ぐ!

コップの中は滝つぼ状態

 ちょっと濁って少し泡立ちが。

 デキャンティング効果でマイルドでよりフルーティーに

エスカンシアと言います。
バスクから帰ってきて絶対このワインを売る!と意気込んだんですが、何度もジャスミンさんが止めるんですよ。なんで
「うちには
ヴィーニョ・ヴェルデ(ポルトガル)があるやん」って。
まぁ確かにそうやけど・・・

フレッシュさと微かな発泡感という共通点はある。

コストパフォーマンスを考えるとヴィーニョ・ヴェルデの方がよいのも確かに分かる。でも違うんよね~

それで諦めていたのだが、ついにこの日が来た!
あ~やっぱ旨いなこのフレッシュ感とミネラルたっぷりな酸味!
ヴィーニョ・ヴェルデとは違うだろジャスミン君

他に似てると敢えて言えばフランスのミュスカデかな~?!

さて長くなりましたが今回仕入れたこのチャコリはちょっといいやつなので、『エスカンシアは避けてほしい、普通のワイン同様グラスで楽しんで欲しい』と生産者のイニャキ氏からメッセージが。

理由は、通常海沿いの畑が多い中、イニャキ氏の畑はD.Oゲタリアコ・チャコリーナで最も内陸に位置するベンゴエチェにあり、海沿いよりも雨が少なく日照時間が長いため、アルコール度数もしっかりとあがりふくよかな味わいに仕上がるためだそうです。

サンセバスチャンのバルで飲んだチャコリとは全然違って上品で、濁りはなく透明に輝くグリーンがかった黄色。レモンよりも青リンゴのような酸味とふくよかな果実味が旨い。

そして彼らはチャコリの生産者として初めてオーガニックの認定を受けてます。元々ブドウ栽培を始める前から畑のすぐ脇で家族が食べる野菜を自然な状態で育てており、農薬の影響を心配したからだそうです。

ブドウの品種はオンダラビ・スリ、オンダラビ・スリ・セラティア、イスキリオタです。バスクの土着品種だから聞いたことないと思います。

バスク好きな方はサンセバスチャンのバルを思い浮かべながら、そうじゃない方もそんな感じで楽しんでください

★ベンゴエチェ・エコロヒコ’12 ¥2376

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YouTube: La Antxoa, en txalupa o ración.mov


久々の4キロスfromマヨルカ島

2014年05月23日 | スペインワイン

ワインも造ってる人も超個性的な、スペイン・マヨルカ島の「4キロス

土の中に埋まった2人を覚えてますかね?

何度か紹介してるので詳しくは→こちらを
まぁ人のことは言えんけど、フランセスクとセルヒオの超超ユニ~クなコンビはアートと切っても切りはなせない模様、多分。

↓「12ボルト」のビデオなんかなぜシスター??

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YouTube: Monja 4K

Utf8b5yaz55yflkpqrw3_2 今日のワインは久々入荷の「4キロス’11」

実に4年ぶり。

またまた何~このラベル!いいな~この風景!このビデオもあるんですが、はじめ意味分からんかった・・・

youtubeでは表示できんかった、もしかしてタイトルのせいか?

タイトルと運転手を良く見たら・・・怖いやん?!ブラックユーモア?!→こちら

4年前とだいぶ品種のブレンドが変わってますね。メインのブドウはマヨルカ島の土着ブドウ「カイエット」を85%

前回入荷した2007年の時は40%だったので、年々比率が高くなってるようです。残りはシラー10%、カベルネソーヴィニヨン5%

前回の記憶からすると非常に非常に濃厚でボリューム感たっぷりな味を想像するんですが、年々セパージュを変えてみて濃厚だけではない洗練された味わいになってきてるようで楽しみです。日本にやってきたのは240本のみ。

2人の超ユニークさばかり強調してしまったけど、「品質への高い信念があれば経済的に十分なものが無くても良い物ができることを証明しよう」と熱い信念を持ってる2人です!

スペイン・マヨルカ島 4kilos

★4キロス’11  ¥6048

はい、でも最後にもうひとつ。フランシスクとセルヒオ(ひげ)を探せ!何人いるんだ

Photo_2

 

 



スペインの白ワイン

2014年05月13日 | スペインワイン

今日は白ワインを。
ブドウの木と鳥のラベルがかわいらしいですね。
Photo スペインの左上あたりにあるビエルソのワインです。ビエルソは
以前にも紹介したことありますが、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路沿いにある場所。
ビエルソと言えば赤はメンシア、白はゴデーリョという土着品種がイメージ強いのですが、今日のワインはちょっと変わってるかな?
ゲヴュルツトラミネール40%、シャルドネ40%、ソーヴィニヨンブラン20%のブレンドです。
ゲヴュルツトラミネールはフランスのアルザス地方やドイツ、オーストリアで栽培される品種で(最近はイタリアとかチリとかでも)『ゲヴュルツ』はドイツ語で『香辛料』と言う意味の通り、スパイシーな香りが個性的で、バラやライチの様な華やかなアロマが特徴的なブドウ品種です。
僕はこういうブレンド好きですが、あの人(ジャスミン)は嫌うんですよね~
「なんでゲヴィルツ混ぜないかんのよ」とか言って
けど飲んでみると・・・「あら、いいかも・・」とか言いよる!
『だけん美味しいっていったやん!』僕は好きですね。
ゲヴェルツが表に出過ぎず主張しすぎずバランスが良いんだと思います。
シャルドネのボリューム感があり、ソーヴィニヨンブランの爽やかさがしっかりしめてくれてます。
スペイン/ビエルソ 
★ルナ・ベベリデ ヴィーニャ・アラリア’12 ¥
1818
ところで最近動画をちょっと載せてます。
紹介するワインがどんなとこやどんな人が作ってるのがちょっとでも見ると、そのワインの見方もちょっと違って見えるかなぁと思って

正直言葉とか全然分からないんですがね

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YouTube: Bodegas y Viñedos Luna Beberide


パチャラン

2014年05月08日 | スペインワイン

みなさんGWはいかがでしたか?天気良くて気持ちよかったですね。
僕は海でした
1 さて、GW前お客様のG君が「これって何ですか?」←とこのボトルを質問。
以前紹介したスペイン・バスクのリキュール「
パチャラン
今回のはバスク産じゃなくて、アンダルシア産。角打で¥200お試し。
「あーこの味!!!!!これだーーー!!!」
G君、スペインのイビサ島でたくさんご馳走になったという思い出の味だったそうだ。
すっごい喜んでくれて僕もすっごい嬉しい!
舌が覚えてるんだから、よっぽど気に入ってたんだろうね。
そして購入してくれ、このパチャラン飲むたび旅を思い出してテンションがあがるだろうな~
パチャランのベースはアニス酒。それにスモモ系の実をつけこんだもの。
梅酒に似てますが、砂糖は使ってません。アニスの香りは好きずきあると思いますが、スーッとする感じが癖になりますね。甘さも控えめだし。
ストレートでもロックでも、ソーダ割りも美味しそう~
食後にデザート食べながらどうぞお楽しみください。
★エル・タホ  パチャラン  1リットル ¥3024
↓メーカーが違うんですが、スモモ系の実の参考映像としてどうぞ。

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YouTube: VTS 01 1


アートなラベル!

2014年03月19日 | スペインワイン

昨年紹介したスペインの「ボデガス・トリトン
ラベルがすごく斬新&個性的で好きなんですよね~もちろん味も
ボデガス・トリトンの上級クラスのワイン「トリデンテ・テンプラニーリョ」のヴィンテージが2010年に代わって、またもややってくれました~!
人魚ラベルからこれは何でしょう???
Iso2022jpbgyrcpew_pxsoqiaxlkpqrw_2 もしかしてケンタウルスか~???
遠目に見てみて下さい。
お~~
僕にはど~しても大好きなブルース・リーにしか見えんのですが、見えない?!
見えるでしょう!店で見てみて。
凄い美しいラベルです。

★トリデンテ・テンプラニーリョ’10Iso2022jpbgyrcpew_pxsoqiaylkpqrw_2
¥3150

テンプラニーリョの樹齢は古く平均で70年、収穫は9月下旬から10月中旬にわたり数回にわけて手摘みで行い、完熟した房だけを収穫します。
熟成はフレンチオークの新樽で12ヶ月行います。
ノンフィルター、ノンファイニング。
熟した赤い果実のアロマとデリケートなスパイスがバランスよく混ざりあってい、余韻にはダークチョコレートの心地よいフレイバーが漂います。
濃厚で力強く、リッチな風味のワインです。


今年初めての紹介ワインは!

2014年01月29日 | スペインワイン

皆さんこんにちは 
あまりにブログを書かない為「お店をやってるのか?どこか行ってるのか?
はたまた何かあったのか?」ご心配くださった皆さんすみませんありがとうございます。ちゃんと元気にしてます
今年一発目の紹介、何にしよっかな~と悩んで?!今にいたりました。
な~んて言うのは大げさですが、今年1発目はこれにしました。

パーカーポイント100点、スペインのシェリー
★1946年産Don PX Convento Seleccion   
¥33600
ドン・ペーエキス・コンヴェント・セレシオン    

Utf8b779qjxmpz_vv71cideuslbh1_2 正直あんまりパーカーポイントがどーのこーのとか言うのは好きじゃないんですが、まぁ100点ということで新年のスタート(良い年になりますように)景気付けの一発で紹介します。

このドン・ペーエキスはスペインのモンティーリャ・モリレスで1844年に設立された歴史ある造り手「トロ・アルバーラ社」が、伝統的な手法をかたくなまでに守り続けるクラシックな造りで最高のペドロヒメネスを造り続け、スペインの国宝とも呼ばれているそうです。

 

大陸性の乾燥した土地で造られたブドウ(ペドロヒメネス種)は糖度が非常に高い状態で収穫され、丹念に麦わらの上におかれます。約二週間太陽光の下で干され、さらに糖度をあげられます。

そして干しぶどうのようになったブドウをプレスにかけ圧搾を行い、発酵が始まると酒精強化を段階的に施し、糖分をワインの中に閉じ込めます。

その後長い熟成の期間を経て瓶詰めされるんです。これらのワインはきわめて少量の生産量しかなく、なんと1930年代の樽まで最高の状態で大切に保存されてるそうで、ワインはオーダーを受けてから瓶詰め、それまでは一切手を触れないそうです!
この1946年産は第二次大戦時に天日干しをして乾燥させたペドロヒメネスで造られ、2013年9月に瓶詰め、ボトルにはシリアルナンバーが記載されてます。
実際に自分で飲めないのでパーカーのコメントを借りますと。。。
究極のワインで最初に感じるのが究極のとてつもない凝縮感である。
香りも味わいも信じられないほど力強く、旨味がたっぷりで、甘いシナモン、クリスマスケーキ、レモングラス、ベルギーチョコレート、バターが表れる。驚くほど複雑で、芳醇で、甘くバランスのとれた滑らかな味わいでありとても甘く、同時にどこか塩気を感じる。そして時間とともに発展し黒オリーブが表れる。極少量の生産だが、このような古いワインを今でもまだ買うことが出来ることに驚きだ。そしてこのワインの価値においてお買い得といっても良いだろう。甘口ワインの傑作だ。もしこれを手に入れる幸運があれば飲み頃は2013年~2060年

1946年といえば68年たってる、両親にプレゼントといってももう過ぎてるな~
68歳の方へのプレゼントや、シェリー好きな方にもいいかもですね。

本当こんな古いワインが大切に保管されてて貴重なワインですね。


プリエト・ピクード種

2013年12月13日 | スペインワイン

___1520今年4月に紹介したスペインの生産者「パルデバジェス

から、新しいワインが届きました。

土着品種で珍しいブドウです。

プリエト・ピクード種100%

4月に入荷した方のワインはかなり個性的で甘い風味、好き嫌いの分かれた感じ?!

今回のも同じ品種ですが、比較的短い樽熟成(3か月)でちょっとスッキリした感じですかね~きめ細かなタンニンがあります。

最近「甘くない赤ワイン下さい」と言うかたがいますので、そんな方にはいいかもしれません。

(甘くないってのは、渋いのが良いって事?となかなかお互いの思い描く感じが難しいんですが、色々お聞かせ下さい)

★プリエト・ピクード’12 ¥1890

パルデバジェスはスペインを代表するワインガイド「ペニンガイド2014」で

4 アイテムが90 点以上の高い評価を得ました~


一度見たら忘れない!!

2013年11月15日 | スペインワイン

来週木曜日はボジョレーヌーヴォー解禁
11月21日(木)、22日(金)、23日(祝)は夜9時まで営業します!
※24日はお休みです

___1_1210今から約20年前、うちの店頭はほぼフランスワイン、そしてイタリアワイン+チリやアルゼンチンワインがならんでました。

それが今では?!うちの店頭はスペインワインが一番多く?!なりました。そしてイタリア、ポルトガル。

自然とブログの紹介もスペインが多いですな~

ってことで今日もスペインいっときます

アラゴン州D.Oカラタユ

★ガルナッチャ・デ・フエゴ’11  ¥1750

品種は古樹(樹齢60年以上)のガルナッチャ(グルナッシュ)100%

燃えてます 一度見たら忘れられないラベル!

しかし味わいはラベルの印象と反対で上品です。

黒系のベリーフルーツと少し熟したニュアンス、フルボディだけど程よいタンニンと酸味がスッキリしてくどくないです。

先月紹介した「アッテカ」も古樹のガルナッチャ100%なんですが、スペインのガルナッチャ、良いワイン多いですね~


ちょっとしたブーム

2013年10月23日 | スペインワイン

___1522最近うちの店でこのワインがちょっとしたブーム

ラベルが好きですね~

シンプルでメタリックな色合い、そしてアートな感じ

どうしても「もやし」に見えてしまうが?カッコいい!

デイリーワインとしてはちょっと高い?かもしれませんが

飲んでみて美味しかったのでプレゼントに」とリピートされる方や、ラベルもカッコいいし値段的にもプレゼントにちょうどいいと言う感じでちょっとしたブーム。

このワインは以前「怖くないよ!ラベル買い」で紹介したボデガス・アテカのワイン。

スペイン・アラゴン州

★ボデガス・アテカ    Attecaアッテカ’11   ¥3150

ボデガス・アテカのAteca とは街の名前です。街の名前をワイン名にすることは許されていないので、「t」をひとつ加えてワイン名を「Atteca」としました。

80~120 年樹齢の古いガルナッチャのから造られています。ガルナッチャ100%

熟成は、フレンチオークの樽で10 ヶ月。
濃いチェリーレッドで、ラズベリーやスグリなどの赤い果実のアロマに、フレンチオークの樽熟成によるカカオやバニラ、リコリスのスパイシーな香りが調和してます。

濃厚な果実味でパワフルなのにエレガント。アラゴン州の非常にレベルの高いガルナッチャです。アルコール度数は15,5%!パワフル~

寒い季節になってくるといいですね。

余談ですが、うちの70歳を超える両親は毎日グラス1杯の赤ワインを飲んでまして、薄いワインは安いイマイチと思っていて、ブルゴーニュなんか飲ませても全く良さが分かりません。

その反対に濃いワインは高い&ウマいと思っている。先日このワインを飲ませたら「これは旨い!高いだろ?!」と非常に気に入ってました・・・・・