9月に入ってもう1週間以上経ちましたが、今月のおススメの中から今日はこれを紹介します。
イタリアのルケ
以前、バラの香りがするワインと紹介した「ルケ」
覚えてますか~?
一度飲むと、忘れられない1本になるワイン。
まずバラの香りにやられ、色から想像するよりはるかにしっかりした味わい、かつて体験したことのない味わい
それもそのはず、「ルケ」とはピエモンテ州、アスティの北東に位置するカスタニョーレ モンフェッラートで造られる土着品種で、造っているのはわずか20軒ほどしかありませんから。
おまけに生産量も非常に少ないので、目にする機会はほとんどないでしょう。
けどこのルケは5000円くらいしたので、デイリーワインというより特別な時向けな感じ。
しかし今日紹介する「ルケ」はお手頃です!
開けた瞬間、この記憶にある香り。。。
こ、これは「香港のマンダリンホテルのバラジャム」の香りやな~い?!
そういうと、猫娘もジャスミンさんも同意見。
バラジャムなんですが、ベースはイチゴで甘酸っぱく、バラの何かが入れてあるので香りがいいんです。
僕はこのジャムがめちゃくちゃ好きで、いっぱいつけて食 べたいんですが、なかなか許してもらえません。。。
香りを匂ってみたいですか?!しばらく店に置いておくかな
以前紹介したルケは本当にバラって感じでしたが、こちらはイチゴ+バラっていう感じかな。
「おとぎ話に出てくる可愛い女の子」みたいな印象なんですが、これがなかなかの強敵!!!
例えるなら、かわいい赤ずきんちゃんが変身して、オオカミを倒す戦士になるみたいな?!
いや、ちょっと違うかなぁ~。
なんで強敵と表現したかと言うと、「何と食べればいいかいな?」と悩ましてくれるんですよまじで。
とりあえずうちで売ってる秋月ハムと食べたけど合わなかった。。。で冷蔵庫にあるもの出してみて食べたけど、梅干しが一番合ったかな。
ジャスミンさんは癖のないクリーミーなチーズが(ブリアサヴァラン、ブリー、マスカルポーネ、リコッタ、クリームチーズ等)が合うのではないかとか、意外と生クリームのケーキとか言ってますが。
みなさんも美味しい食べ合わせ発見したらご報告下さい。
イタリア・ピエモンテ州/ルカ・フェラリス
★ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・ブリック・ド・ビアンク’11 ¥2100
品種:ルケ100%、 熟成はステンレスタンクで5ヶ月間
バラの花やスミレ、チェリー、イチゴを思わせる非常に華やかでアロマティックな香り。
かすかにタニックですが、ドライでバランスのとれた味わい。たっぷりとしてヴェルヴェットのようにしなやかな口当たりです。
※ルカ ・フェラリス家は、D.O.C.G.ルケ・ ディ・ カスタニョーレを生産する7 つの地区の中でも、最大規模の家族経営の生産者です。1923 年、ルカの祖父マルティーノが何も無いところに葡萄を植え、樽を購入してワイン造りを始め、出来たワインは地元の業者に樽売りしたり、ピエモンテ州都のトリノでは個人客などにワインを販売したりしていました。
1999 年、現在のオーナーであるルカが農業の学位を取得して卒業した後、ワイナリーを引き継ぎ、再び自家栽培の葡萄でワイン造りをスタートさせました。
ルカは老朽化したセラーを立て直し、設備を一新し、土着品種のルケを使って高品質なワイン造りを始めました。自分の目指す品質レベルのワインが出来たと確信した彼は、知名度の低かった“ルケ”を世の中に広めるため世界中を回り、アメリカでの販路を得たことから、生産量は劇的に増えました。
2000 年に10,000 本だった生産量は、2003 年には60,000 本に増加。現在は、年間130,000 本を生産し、そのうち50%がルケです。
ルケ ディ カスタニョーレは、2010 年にD.O.C.G.(D.O.C.は1987 年)に昇格しました。