今年は天候に恵まれて、最高のお花見日和が続きましたね!
今週末は雨が降って気温がぐっと下がるみたいなのでビックリですが
週明けは気温も戻って春本番!ですね。
さて今日は春にピッタリなフランス・ロワール地方のワインをご案内します。
ロワール地方と言えば「フランスの庭」と言われるほど風光明媚なところ。
ロワール河はフランスで一番長い川で約1000kmあり、周辺では色々なタイプの
ワインが造られています(甘口〜辛口の白やロゼ、赤ワイン、スパークリングワイン)
ちなみに日本で一番長いのは信濃川(367km)、九州で一番長いのは筑後川(143km)
そして世界で一番長いのはナイル川(6695km)
話はそれましたが、ロワール流域のワイン産地はとても広いので4地区に
分けられていて気候も全然違います。
今から紹介する3本はロワール川上流の「サントル&ニヴェルネ地区」
ロワール川を挟んで右岸の「プイィ・フュメ」と左岸の「サンセール」というワインが有名です。
まずは右岸の「プイィ・フュメ」と同じプイィ・シュル・ロワール村で造られる
マルク・デシャンの「プイィ・シュル・ロワール2015年」¥2592
「プイィ・フュメ」はソーヴィニヨン・ブランというブドウで造られますが
この「プイィ・シュル・ロワール」はシャスラというブドウで造られます。
プイィ全体では35ヘクタールの葡萄畑のうち、シャスラ種の畑はわずか0.6ヘクタール
ということなので、なかなか珍しいです。スイスでは代表的な品種。
ぶどうを食べたようなしっかりとした果実の風味とレモンやオレンジといった後味が感じられ
プイィ・フュメより穏やかな口当たりです。
次は左岸のダニエル・ショタールの「サンセール2014年」¥3672
品種はソーヴィニヨン・ブラン
白い花を思わせる華やかなアロマ。きれいな酸と豊かな果実味、余韻に感じるフレッシュな
ミントやオレガノなどのハーブのニュアンスがアクセント。
3本目は赤
地図上ではサンセールの下にあるメヌトゥー・サロン、マイナーな地区ですが
ワインはとても高品質です!
メヌトゥー・サロンは2地区に分かれ、東側のモローグ村は標高が高く畑の傾斜が強く
表土の薄い石灰粘土質(キメリジャン)の土壌。メヌトゥー・サロン全体にワインの質は高いが
モローグの味わいは特に注目されていて、特にこのドメーヌ・ペレは代表格!
ロワールですが品種はピノ・ノワールです!
「メヌトゥー・サロン・モローグ・ルージュ・キュール・ド・クリ2012年」¥5940
メネトゥー・サロンでも優れたワインを産出するモローグ地区。
この地のピノ・ノワールを代表する畑がクリ。
ドメーヌ・ペレの持つ最良のピノ・ノワールの畑クリの中心部分で収穫された2012年の
ピノ・ノワールが実に健全な葡萄であった事から、ポール・アンリはSO2無添加でのワイン造りを
決意し実行しました。
ビオの手法で栽培された葡萄は全房のまま1,600Lの木製の開放槽で自生酵母を使用し2ヶ月間
SO2の添加を行わずマセラシオン・発酵を行い、その後、新樽25%の500Lの木樽で12ヶ月間熟成。
滑らかな口当たり、美しい果実味を特徴とし、驚くほど長い余韻がこのワインの素性を物語っています。
限定品。是非ロワールのピノ・ノワールを味わってみて下さい!
ドメーヌ・ペレ、おすすめです。
右端がドメーヌ・ペレのポール・アンリ。とても誠実な人柄でした!