アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

Ave Verum Corpus (Francis Poulenc) プーランク 女声三部合唱

2018年07月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
今年,私のイチ押しの曲,フランシス・プーランクのアヴェ・ヴェルム・コルプス。
近年,プーランクの発する調性があるんだかないんだか(無調か)わからない世界にはまり込んでいる。
そしてこの曲を今週から練習することに。

最初は完全にマイナー,それが美しい。
彼にとって神もマリアもただ美しく賛美する存在ではなく,常に憂いに満ちているようにみえる。
途中から展開し,移調したかと思えばさらに移調したりしていなかったり。
そこら辺は聴き手を疲れさせず自然に軽やか,である。

歌い手も,最初は美しく入れるだろう。
また,展開部からはプレーンな歌い手はついてくるが,悩み多き女性は,迷路に入っていくだろう。
そして私から指摘されて凹んだりもするが,だんだんに美しさの虜になって,最後は楽譜の求める音楽になるのではないか。
混声の「Salve Regin」の初っぱなからの無調に耐えた?のだから。

さて演奏は,チェコの女声合唱で,人数もだいたい私の所と同じ人数だ。
なかなか出来る人たちで,声を張ってもハモッているのが素晴らしい,高音はちょい荒い(風呂の中,ではありますが)
Ave Verum Corpus (Francis Poulenc)


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6 コメント

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「走る海」は55年ですね (Oyaji。)
2018-10-17 09:19:38
最初、ポリフォニックな入りなのでテンポを遅めなのでしょううか。
途中から得意の無調っぽくなると遅いテンポでは難しくなる,けれどテンポアップも不自然。
楽譜の要求に対して指揮者はそれぞれ表現するけれど..私は余り動かさない方ですね。
聴き手の想像に任せます。
プーランクは混声の"Salve Regina"くらいです,悪しからず。
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もちろん (にゃにゃはにゃ)
2018-10-16 12:55:22
過去の方ですよ。たぶん、57年?
Nコンの走る海も歌いました。
高校生にはどっちも暗くて…

ブログに載せていた歌い方より、身についているテンポは遅いかな。
本番は先生が必ずテンポがあがる方でしたので、
みんなで眉間にしわ寄せてました。
懐かしい…その後はoyaji様がよくご存知の先生で何回か歌ったかな。
それすら20年以上前。
機会があったら、oyaji様の振っているところのプーランク、
聴いてみたいものです。
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高校ですか,難題ですね。 (Oyaji。)
2018-10-16 09:49:29
最近の課題曲でもあったのですが,過去のは昭和57年度でしたか?
私は高校の後輩を率いて土の歌の「祖国の土」を指揮した年度です(3年生と6つ違い)

今は,歌詞をつけて初見,ってのが可能な代わり,暗譜は全然です。

テンポは遅いと速いの可能なレンジを探し,メンバーに合わせて曲が生きるように..必然的になります。
カンニング全然きかないし(笑)
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懐かしい曲 (にゃにゃはにゃ)
2018-10-15 23:08:22
高校の時の課題曲として出逢い、その後数回ステージで歌っています。
指揮者はいろいろ…先生によって解釈もテンポも違ったことを覚えています。
さすがにこの年では…ソプラノは曲への冒涜に感じます。まあアルトなら良いかな。
どっちのパートも覚えてました。若い頃覚えた曲は忘れないもんだなぁ。
境目にいるとパート掛け持ちで行ったり来たりするからか、
最近は暗譜も大変なのに。
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ジェズアルドと比較するのか.. (Oyaji。)
2018-07-25 21:23:57
これ,お祝いで歌ったの?すごいね,悲しみに満ちみちている。
プーランクが作る宗教曲は,キリストが磔になることを焦点にあてて作られている。

この曲の難しさは二つある(今のところ)
まず,一般的な「Ave Verum Corpus」の歌詞とかけ離れている部分をどう理解して歌うか。
そして,日本人にプーランクは難しいことだ。
(動画でもろくなのが出てこない)

洗練された曲だけれど,選んだ途端に課題を抱えてしまった。
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大学で歌いました。 (シズコ)
2018-07-25 19:17:48
懐かしいです。合唱団の友人の結婚式でも歌いました。美しい曲ですよね。大学時代はプーランクどっぷり浸かったので良かったなあ。3年生のコンクールでやった、ジェズアルドから比べれば楽勝よ。
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