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思わぬ妊娠 中絶代金を節約するためフラフープで堕胎敢行――中国遼寧省大連市

2012年11月30日 10時56分40秒 | 気になるニュース
2012年11月30日、半島晨報によると、思わぬ妊娠をした35歳の女性が中絶費用を節約し、夫に秘密で流産するためにフラフープで堕胎しようとしたという。

フラフープで堕胎しようとしたのは、今年35歳になる徐(シウ)さん、彼女は夫と10歳になる息子がいる。
今年3月、夫婦は息子を連れ、黒龍江省から遼寧省大連市金州新区に出稼ぎにやって来て、先進街聚鑫社区に部屋を借りた。夫婦は息子を近くの小学校に通わせ、各々仕事を見つけたが、二人の月収は各自1500元(約1万8750円)程度、このような収入では一家は常にやり繰りがつかない状態だ。





11月初め、徐さんは気分が悪くなり、一人で病院に行った。
医師の検査の結果、徐さんは妊娠1カ月あまりと診断された。医師の言葉は、水面に小石を投じたかのように、徐さんの心に波紋を起こした。彼女は医師にすでに子どもが一人いること、しかも戸籍は大連市ではないため、人工中絶手術を受けたいと伝えた。しかし、医師が紹介した中絶手術費用の金額を聞き、徐さんはしぶしぶ帰るしかなかった。徐さんによると「私たちの経済状況は悪く、手術には数千元も必要で、私たちには到底ムリな金額だった」という。

家庭の出費を節約するため、徐さんは中絶手術を受けず、自分でなんとかしようと決心した。

徐さんは以前どこかで妊婦がフラフープを回すと流産の作用があるというのを聞いたことがあったため、徐さんは病院から家に帰る途中、フラフープを買って帰り、家に着くとさっそく回し始めた。

夜になり、徐さんの夫が帰宅すると、徐さんが部屋のなかで大汗をかきながらフラフープを回しているのを目にした。不思議に思いダイエットかと尋ねたが、徐さんはモゴモゴとして、ずっと答えなかった。夫の追及で、徐さんは、ようやく昼に病院に行って検査したことを夫に話したという。





自治組織が手術費用を出す
本当に家には妻に手術を受けさせるお金がないため、夫はやむを得ず聚鑫社区(自治組織)に助けを求めることにした。徐さんの事情を聞いた後、社区の職員はすぐに病院と連絡を取り、徐さんのために中絶手術を受ける費用を出したという。

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