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『投名状』グッズ続々登場!

2007年12月31日 09時51分44秒 | お仕事日記
2007年も残す所、あと一日!
皆さんの2007年は如何でしたか?私の2007年を表す一言は『快』(早い)の一言に尽きます。今年のお正月が終わったと思ったら、今年はもう年越し、来年のお正月は目前に迫っています。
…とは言っても、中国の年越しは二月の旧正月(春節)がメインなので、元旦はそれほど賑やかではなく、いまいち年越し…って感じはありません。私はこの元旦も日本に帰らず、夫も広州には帰って来れないので、一人寂しく新年を迎える事になりそうです。あ~あ、本当は友人達とパーっとカラオケでも行って豪遊したい所なのですが、皆、日本に帰ったり、旅行に行ったり…、寝正月だったりと各人各様に新年を迎える事になる様です。
祝日はどこに行っても人だらけの広州なので、あまり出歩かない方が良いかも知れません。昨年、私の友人でお正月に遊びに出かけたら、街中で財布を掏られた人がいたので、やっぱり人が多い所では要注意です。




さて、12月13日から公開になっている新作映画『投名状』の公式漫画である『投名状』漫画と『投名笑状』(ギャグ版四コマ漫画)が日本の大阪に在るチャイナセンター中華中心)で販売される事になりそうです。
前回の記事で、『投名状』公式漫画がチャイナセンターさんに近日入荷&販売されると言う情報を紹介しましたが、今回はそれに引き続き、チャイナセンターさんから『投名笑状』の四コマ漫画も注文したいと言う連絡を頂戴しまして、年明けにも『投名笑状』の出荷を…と考えています。

今の所、出荷の為の準備段階と言った方が良いかもしれませんが、漫画が無事出荷されて日本のチャイナセンターさんに届けば、『投名状』公式漫画、『投名笑状』と共に日本にいながらにして、購入する事が出来ます!
私としても、ブログの中で作品を紹介した甲斐があったと言う物です!



何でも、この度チャイナセンターさんへ『投名笑状』のお取り寄せについて問い合わせして下さった方は、私のブログで『投名笑状』を見て、チャイナセンターさんにお取り寄せの問い合わせをして下さったそうで、この方とは私のブログ内でもコメントを残して下さったり、メールを下さったりと、この『投名状』の話題や、私が大好きな李連杰の話題を通じて楽しく交流させてもらっています。

お互いに住んでいる所も違えば、生まれた所や育った環境も違っても、共通に趣味を通じて、様々な人に出会ったり、共通の話題を語れる事に対して、本当に人の縁って素晴らしいなぁ…って思います。

私のブログの名前になっている「萍水園」萍水とは浮き草と水の事で、中国の
故事成語の「萍水相逢」(ヘイスイアイアウ)から取って名づけました。
意味は、「浮き草と水が出会う」様に偶然出会った者同士が知り合いになる事です。「萍水園」とは、私のブログを介して、偶然出会った人達と知り合いになったり、交流を深めたい…、そんな願いを込めて名づけたのです。

さて、さて!漫画の話に戻します。
現在、私の手元には『投名状』公式漫画&『投名笑状』の二種類の単行本があるのですが、この二冊…、両者両様の魅力があって、大人も子供も楽しめる作品となっています。

『投名状』公式漫画(左) 『投名笑状』四コマ漫画(右)


「闇鍋」?二虎の足が鍋の中に!良い出汁が出そう?!


ど~うですか?!
一方はリアルで繊細に、もう一方は登場人物達をデフォルメして可愛らしいキャラクターに。同じ作品を元にしていても、漫画家の作風やストーリーの変化(アレンジ)のつけ方で、こんなにも違った魅力が生まれるのです。
私は廖光祖先生が描く繊細な水墨画調の作品も、NG(李大寧)先生が描くプニプニしたキュートな作品も、両方大好きな作品です。ぜひ、コレクションして欲しい一品です。

12月に映画『投名状』が公開されてから、日本の玩具ショップや輸入書籍販売のお店で、続々と『投名状』関連グッズが入荷されたり、発売前の先行予約を受け付けていますが、作品の登場人物を超リアルに再現した『投名状』1/6マスターピースは、本当に本人そっくりで服装や小物も忠実に再現していて、技術の高さが伺えます。
Movie Masterpiece 投名状 趙二虎 (1/6スケールフィギュア)

ホットトイズ

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でも一つ気になったのは、なぜか李連杰のマスターピースがない事!以前、今回『投名状』のマスターピースの製作元であるHotToysとは別会社の ENTERBAY が、李連杰最後のアクション映画になるだろうと言われ、本人もそう公言していた映画、「SPIRIT」の主人公「霍元甲」の12インチフィギュアを製作していたので、もしかしたら版権(ライセンス)契約の関係で
ENTERBAY以外の会社は李連杰のフィギュアの製作が出来ないのかも知れません。※これは私の個人的な考えなので、実際はどんな理由かは分かりません!



ENTERBAY 1/6リアルマスターピースコレクティブルフィギュア JET LI ジェット・リー FEARLESS


しかし、このフィギュアが辮髪姿と言う事で『投名状』の衣装だけ着せたら、そのまんま龐青雲になってしまいそうですね。

同じ李連杰演じる龐青雲、霍元甲、黄飛鴻、方世玉…、みんな辮髪姿が素敵なのですが、今回演じた龐青雲や霍元甲は驚異的な武術達人ですが、暗い過去を持ち、最期は暗殺されたりする人物なので、表情にはどことなく重たい雰囲気があります。李連杰の年齢的な深みを感じさせる白髪が混ざった辮髪や肉が落ちた頬、ボツボツと毛穴が目立つ顔、疲れ切った表情が、バリバリのヒーローだった黄飛鴻や方世玉の頃とは違った中年の渋さがあって、中年になった李連杰も素敵だなぁ…と感じます。
後から詳しく書いてみようと思いますが…映画『投名状』の時代背景が清代後期で良かったと言うお話です。それは何でか??
気になる方は、次回の記事をお楽しみに




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『投名状』--第二回鑑賞!(雑感&鑑賞)

2007年12月27日 01時17分20秒 | 映画の話
12月24日は夫の明明(ミンミン)と一緒に『投名状』の鑑賞に出かけました。
「あれっ、12月13日に観たんじゃないの?」と言われそうですが、『投名状』の二回目の鑑賞です

私は広州で催された『投名状』映画&漫画合同プレミアに出席し、この作品を一度鑑賞したのですが、夫はまだ観ていないので、もう一度鑑賞する事にしました。
13日の一般公開以降、街では既に『投名状』の映画館でスクリーンを盗撮した海賊版DVDが堂々と売られています。しかも、一枚たったの5~10元程度…。もはや、一度公開されてしまった映画の海賊版を見かけない方が難しい位です。

さて、今回は二回目の鑑賞と言う事で、一回目の時よりも様々な観方が出来ました。一度目の鑑賞は劇中の語り手である姜午陽(金城武)の視点を軸にして鑑賞しましたが、二回目の鑑賞では姜午陽の視点だけではなく、もっと客観的に観てみました。
最後に龐青雲(李連杰)を殺しに行く姜午陽の視点で見ると、龐青雲は自分の野心の為に兄弟の誓いを立てた仲間を裏切った悪人と言う見方になりますが、再度良く考えてみれば、一番腹黒いのは三人の大臣達だと思いました。彼らは龐青雲を操り、趙二虎(劉徳華)を暗殺する様に命令し、最後には姜午陽に殺される様に仕向けたり…と、用意周到に計画を進めています。
また、姜午陽の実力では、武術の腕が立つ龐青雲の殺害に失敗する事を見越してか、ご丁寧に鉄砲まで用意しています。(多分、この鉄砲は姜午陽が準備したものではないと思います。)

しかし、姜午陽の趙二虎や蓮生に対する感情からすれば、龐青雲は自分の野心の為に皆を裏切った悪人ですが、龐青雲の抱く理想は大きく、理想を叶える為には多くの犠牲を払わなくてはならない事や役人的な物の考え方等、一介の山賊出身の彼には理解出来ない事だったのかも知れません。



姜午陽は曲った事が嫌いな性格なので、龐青雲を殺そうと思っていても銃で撃ち殺す様な卑怯な手は使わないでしょうし、白昼堂々と襲いに行き、二人が揉みあっている最中も兵士達が止めに入る様子すらなく、二人が揉みあっている最中に大砲を鳴らしています。
これは、あの三人の大臣達の計画ととしか思えないのですが…、『投名状』公式漫画の方では姜午陽が単独で龐青雲を殺害した後、兵士達に槍で殺される設定になっており、映画と漫画では幾つか違う所があるので、漫画と映画を見比べてみるのも面白いな、と思いました。


私個人の雑感を交えて言えば、作品を鑑賞していて漠然と思った事が幾つか有ります。
行きずり同士の恋?
作品の冒頭で貧しい生活が嫌で山村から逃げて来た蓮生(徐静蕾)と戦場から命からがら逃げて来た龐青雲が出会い、あばら家で一夜を過ごし、行きずりの者同士、意気投合し男女の関係が発生します
その結果、二人は恋に落ちる…と言う設定なのですが、龐青雲の隣に寝転び、たわいも無い世間話をする蓮生にいきなり襲い掛かる龐青雲、さっきまで死にそうだった叔父さんのどこからそんな元気が?!
よっぽど、蓮生が色っぽく見えたのかなぁ。少なくとも、私にはそうは思えなかったけど。

サイズ合うの?
姜午陽と龐青雲の出会いの場面では、流民に混じって食べ物を貰う龐青雲の履いている靴(ブーツ)を見た姜午陽が靴欲しさに龐青雲に襲い掛かります。そして、龐青雲に返り討ちされ、彼の武術の腕を見込んで土匪(山賊/盗賊)の仲間に引き入れます。
最初はブーツを見て清軍の逃走兵やスパイだと思って殺そうとしたのかと思いましたが、実は姜午陽は将軍の高級ブーツが欲しが為に殺そうとしたのです。さすが山賊…!人の命はブーツ以下だと思っている様です。後に姜午陽は龐青雲の履いていた脱ぎたての将軍の高級ブーツをプレゼントされ、目をキラキラさせて喜び、速攻でブーツに履き替えます。
恐らく数日、数週間、数ヶ月…と履きっぱなしだったとも考えられるブーツ…何となくヤバイ臭いがしそうです。私だったら、他人がさっきまで履いてた温もりがある靴を履きたいとは思えません歯医者のスリッパでも嫌なのに。
ブーツってサイズ関係ないのでしょうか?それとも大きめに作って有るのか、龐青雲の足が大きいのか、姜午陽の足が小さめなのか。
あれだけ身長さがあるのに、よく龐青雲のブーツが履けたなぁ…と。

歓迎ムードゼロ
太平軍との戦いに大敗し、部下達を全滅させてしまった龐青雲。彼は死体の中に隠れて死んだふりをして難を逃れます。その後、二ヶ月もの間、行方不明になり、上司である大臣達の前にどこの馬の骨とも知れない山賊達を仲間に引きつれて、ひょっこり現れますが、この時の大臣達はポカンとした様子で今さら、何しに戻って来たの?って感じで、彼の生還を喜ぶ様子も、彼が連れて来た入隊希望者八百人を歓迎する様子も全く無し…。しかも、何をあせったのか龐青雲は報酬も無しに太平軍五千人が待ち構える「舒城」を俸給もなしに十日で攻め落とすと約束し、新たに千五百人の兵士を授かります。
こんな事を言っては、もともこも無いのですが…八百人のど素人が鉄砲を持っている五千人の太平軍に勝つなど、常識的に考えれば有りえないと思います。
多分、大臣の考えでは端から勝算なんてなく、ただの太平軍の勢力を少しでも削げれば良いかなぁ位の捨て駒だったに違いありません。なので、端から俸給無しで、武器も最低の物(略ガラクタ)しか渡さず、新たに授けた千五百人の兵士達も、先に龐青雲率いる八百人の様子を見て、勝機が無ければ引き上げるつもりでいたとも考えられますが…、予想外に八百人の兵士達が太平軍を撹乱したので、残りの千五百人もすぐに加戦し、龐青雲率いる「山字営」は勝利を収めます。

龐青雲の超回復力?!
「舒城」攻略で、超人的な武術の腕を発揮した龐青雲ですが敵に槍で肩を突き抜かれる重傷を負いながらも、龐、趙、姜の三兄弟は力を合わせ戦います。
ここでギャグ版のシーンを紹介します。

解説:槍で肩を貫かれた龐(李連杰)。
   姜(金城武)が「大哥~!(兄貴!)」と叫びながら駆け寄り、槍を抜こうとします。
そこで、趙が「抜くな!」と一言。趙が槍の柄を刀で短く斬り落とす…と言うシーンですが、何故か姜は肩の前方の短い部分を持って抜こうとしています。後ろがメチャクチャ長いのに!
そして、便乗して冗談を言う趙(アンディ)、こんな事を言ってます。
「(前から)先に半分抜いた所で、兄貴が「後ろだ!」と言う。そして、抜いた所をまた押し戻して、後ろから抜く!」
陳監督:「馬鹿だねぇ、ははは」

こんな楽しそうな撮影の一コマもあったそうですが、本編の中では大怪我をした龐を庇いながらの感動的なシーンとなっています。ピンチを乗り越え、太平軍に勝った三人は上司の大臣に会いに行きます。
あの大怪我からどれ位日にちが経っているのか分かりませんが、龐が怪我をした様子が無い…と言うか、怪我が治ってる様な印象を受けるのですが、あれだけの大怪我なハズなのに凄い治癒力!

蘇州城攻略…なぞの「ルルルルゥ」?
難攻不落の蘇州城。長引く戦いに「山字営」の仲間達にも飢えや怪我で多くの犠牲者を出します。蘇州城の周りに塹壕を掘り、兵士達は身を潜めていますが、塹壕の周りには戦死者の遺体や負傷者が置き去りにされています。その中の負傷した兵士が泣きながら呻き声を上げ、「ルルルルゥ」と謎の声を発します。それを聞いた仲間も塹壕の中から「ルルルルゥ」と返事をするのですが、観ている中国人の観客達も二人がこんなやり取りをしているのか不思議そうに観ていましたが、私の想像では、あの「ルルルルゥ」は仲間同士の合図なんだろうなぁ、と思います。
あくまで、私の想像ですが。

見られちゃった

姜午陽に蓮生との密会(浮気)現場を見られてしまった龐青雲。何だか「しまった」と言う様な顔を一瞬だけしますが、窓を閉めずに複雑な表情で姜を見つめていましたが、この部分で何故か笑う中国人観客達。笑うところなのでしょうか?
中国人と私の笑いのツボはずれている様です。
夫もクスクス笑ってたので、何が面白かったのか尋ねると、「お互いを見つめる表情が変」だとか。…言われてみれば、確かに。

細かく観て行けば、もっと感じた事も有るのですが、これはまたの機会に書く事にしましょう!

今回の『投名状』では、悲しい運命に翻弄される役柄ですが、李連杰と金城武の記念すべき初共演は『冒険王』でした。私の一番のお気に入りのシーンは…

二人の悩殺、女装のシーンです。
『投名状』もそうですが、やっぱり、李連杰は時代劇での僧侶役や清装(清朝の服装)、辮髪姿は文句なしで似合いますね。

次回作はジャッキー・チェンとの共演で『功夫之王』(原題:双J計画)と言う西遊記をモデルにした作品に出演し、美猴王と和尚の一人二役を演じるとの事。


こちらも、楽しみですね!




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『投名状』鑑賞後レビュー(ネタばれ注意)

2007年12月24日 22時30分04秒 | お仕事日記
《投名状》7分間予告編

12月13日、とうとう念願の『投名状』全編を鑑賞しました!
鑑賞後のレビューを書くのが遅くなってしまいましたが…
前回、10月20日に香港にある陳可辛監督の事務所へお邪魔して、『投名状』のさわりと言うか、30分程度のあらすじを鑑賞して来ましたが、やはりテレビの画面で観るのと、大きなスクリーンで観るのでは作品の残酷さ、生々しさ…どこを取っても迫力が違いました。

これより先、ネタばれ注意です

『投名状』は陳可辛監督初の時代劇映画ですが、今までに製作されて来た現代を舞台にしたロマンチックなラブストーリーとは時代背景も違えば、はっきり言ってロマンチックさとはかけ離れた血腥く、生々しい作品で、戦争のシーンでは斬られた腕や脚が飛び散っていたり、大砲の弾に当たった兵士が粉々になったり…本当に血みどろの肉弾戦でした。

龐青雲ベッドシーン大幅カット
気になったのは様々なシーンがカットされていた点でした。
山村で主役の三人が兄弟の誓いを立てるシーンでは、洞窟内で人を殺し生贄を捧げるシーンもカットされていましたし、李連杰初の濡場が全部カットされていた事でした。
李連杰の濡場(ベッドシーン)は、前々からメディアでも取り上げられ、インタビューなどでも質問されていたので、期待していた人も多かったと思います。台湾プレミアでは、このベッドシーンのカットについて金城武さんが「涙が出そう」と冗談ながらに語っていました。

過激なベッドシーンが大幅にカットされた事で李連杰演じる龐青雲が、蓮生(徐静蕾)に対する痴情と、理想の方向性の違いから趙二虎(劉徳華)と決裂し、作品の終盤で龐が趙を暗殺するストーリーがトーンダウンしてしまった気がします。…と言うのも、この作品の中で金城武演じる姜午陽はとても単純、純朴な性格なので龐と趙の不和の原因がすべて蓮生だと思い、泣き泣き蓮生を殺すと言う件(くだり)があるのです。(詳しくは後ほど)

龐が趙と決別した背景には、蓮生に対する感情もありますが、皆から慕われている趙のカリスマ性に嫉妬と恐れを抱いたからだとも思います。
趙二虎のカリスマ性とは



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趙二虎は貧しい山村を根城にする土匪(山賊・盗賊)の頭です。人情に厚く義理堅い彼は、理想を叶える為には手段を選ばない非情とも言える龐青雲と対極にある人物だと言えます。しかし、人情や義理が彼の魅力であると同時に弱みであり、龐と理想の方向性を巡り決別し、最期、清の役人達の命令で、龐に裏切られて暗殺されてしまいます。律儀な彼は兄弟の誓いを立てた龐に裏切られるとは思っていなかったのでしょう。

揚州痩馬・蓮生
蓬生を語る上で押さえておかなくてはならないのが、揚州痩馬と言う言葉と、彼女の生い立ちです。
「揚州痩馬」と書いても「馬」とは関係なく、ここで言う「痩馬」とは揚州に売られ、養われている金持ちの妾や遊女(娼妓)候補の娘達の事です。貧しい家の娘達は7、8歳で人買いを経て揚州にある妾や遊女の仲介をする商人に売られます。そこで、琴、碁、書画、踊り等の厳しい教育を受け、運が良ければ裕福な商人や役人、貴族等の妾として売られ、裕福な暮らしができますが、売れ残りは娼妓として売られる事になります。

蓮生は少しでも道が開ける様、幼い頃から厳しい教育に耐えて来たので、裕福な暮らしに人一倍憧れ、文化的教育を施された彼女の望む理想の相手とは山賊等とは程遠い文武両道タイプの文化人や裕福な男性と言えます。

彼女は売られる前に趙に助け出され、その後は趙と生活を共にしていますが、裕福な暮らしの為に努力して来たのに、趙との生活は貧しい山村での生活で、彼女の望むものとは大きくかけ離れたものでした。趙に対して恩を感じているものの粗野で文盲の彼を心から愛する事が出来ず、何度も山村を逃げ出しては、山村に戻ると言う生活を送っています。

その何度目かの逃走中に、戦場から逃れて来た龐と出会い、お互いの身の上を語るうちに恋に落ち一夜を過ごします。お互いの名前も知らぬまま分かれた二人は皮肉にも山村で再開し、蓮生は趙への恩と龐へと恋心の狭間で苦しむ事になります。
龐が現れてからの趙に対する表情も引きつっていたり、何時も龐の事を見つめていたりと、戸惑いや苦痛の表情が多くなり、女性の心の移り変わりを良く表現していると思いました。
しかし、趙と龐の決裂から、二人の不和の元凶だと思っている姜に殺されてしまうと言う悲しい最期を迎えます。

この時代、多くの女性が自分の思うように生きる事が出来ず、時代と他人に翻弄されて死んでしまった彼女の身の上が不憫に思えて仕方ありません。
もし、彼女が本当に恩知らずな女だったならば、早くに趙を裏切って龐を選んでいたのではないでしょうか。ただ、それが出来なかったのは趙の人柄を理解し、良い人だと認めていたからだと思います。

姜午陽の純真さ



「投名状」フィギュア 姜午陽スペシャル版(08年3月発売)

三人の義兄弟の中で誓いの言葉「兄弟殺我兄弟者、必殺之」(兄弟で兄弟を殺した者、必ず殺すべし)を一番徹底していました。映画の中のナレーションも姜午陽(金城武)だったので、作品全体が彼を中心とした見方になっているのだと思いました。

姜は趙の弟分であり、趙を実の兄の様に慕っていましたが、龐の出現が二人の仲を引き裂きます。純粋な彼は、龐の胸の内にある思惑を見抜けぬまま、すっかり龐を崇拝(盲信)しきってしまい、趙と決別する事になっても後悔はしないとまで言いました。
しかし、姜はその純粋さが仇となり龐に丸め込まれ、気が付いた時には兄と慕った趙とは決裂してしまいます。そして、蓮生を二人の不和の原因だと思い、蓮生を殺します。
龐と趙の決裂は蓮生を巡っての事だけでなく、二人の性格と理想の方向性によるものも大きいので、蓮生を殺せば丸く収まると言う事ではなかったのです。
ただ、龐と蓮生のベッドシーンがカットされた事があるせいか、二人の男女関係がボンヤリした感じになってしまい、蓮生が殺される場面も何となくチグハグな感じを受けました。
ここはもっと痴情に溺れる感じあれば良かったのかなぁ…とも思いました。そうしないと、姜が龐と趙の決別は蓮生が原因だと思い込む(考える)のに、理由が不十分な感じがしてしまいます。

話は飛んで…
クライマックスの龐との格闘は凄まじいものでした
骨はボキボキ 鼻血ブー…の満身創痍でも立ち向かう姿が痛々しいです。

ここで、姜が龐に襲いかかっても誰も止めなかったのは、二人を殺し合わせる為に官僚たちが仕組んだ罠だったのでしょう。ご丁寧に鉄砲まで用意して、龐を暗殺させる計画は完璧だったと言えます。また、姜を表向きの暗殺者として自分の手を汚さずに、殺害する計画はとても周到です。

全体的な流れを観ると、龐青雲は官僚たちの思い通りに動く、将棋のコマでしかなかったのではないかと思います。龐は野心家で武術の腕も立ち、策略家な点で軍師としては才能があったとも言えますが、官僚には向いていない人物だと言えます。

所々飛ばして書きましたが、見応えがある作品である事は確かです!
また、この作品はただ単に英雄が活躍して悪者を倒すだけの勧善懲悪的な作品ではありません。
そこの所も、もっと詳しく書きたいのですが、そこは映画を観てのお楽しみと言う事で…、早く日本公開されると良いなぁと思います。

「投名状」グッズがぞくぞく日本でも売られ始めておりますが、「投名状」のストーリー版の漫画が大阪のチャイナセンター様のHPで紹介されています。もし、中国語版でも欲しいと言う方はご参照下さい。

チャイナセンターHP(こちらをご参照下さい)

チャイナセンター様には、私が前回「七剣」のイラスト集を担当した時にもお世話になり、イラスト集を輸入、販売して頂き感謝していおります。
フィギュア等も予約できる様ですが、こちらは作りが成功で衣装等も細かく再現されているのが特徴です。

ちなみに…私が以前ブログで紹介した「投名状」のスター着用の衣装ですが、劇中でアンディや金城武が着用している、乞食の様な服は一着800~1000元(約1万5千円)もかかっているとの事。着古した感じにする為にわざと汚したり、ツギハギにしてボロボロにしているのですが、あんなボロ服が1000元とは…、ビックリです。


日本で購入可能な「投名状」関連グッズ



『投名状』台湾版写真集輸入書籍




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ホットトイズ ムービー・マスターピース 1/6 投名状 姜午陽 スペシャル版【3月予約】




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『投名状』映画&漫画合同プレミア

2007年12月14日 04時46分05秒 | お仕事日記
12月13日、今日は映画『投名状』の一般公開日でした。
私が働いている、動週数碼科技発展有限公司では映画配給元のMediaAsiaとスポンサーの広州サンミゲールビール社と一緒に、『投名状』映画&漫画プレミアを行いました。

今日は陳可辛監督の都合が悪く来場できませんでしたが、広州市内のテレビ局関係者や出版社、新聞社、漫画関連会社の人たちなど招待客を集めてのイベントとなりました。

今回は広州で働いている、日本人のお友達を数人を招待し、香港人漫画家の廖光祖先生と一緒に食事をして、映画の鑑賞をしました。私は自分が仕事でイベントに参加する事は有っても、お友達を招待したりする機会がないので、この様なイベントに一緒に出席できた事は良い機会だなぁ、と思います。

会場となった広州市中山五路の五月花商業広場(ショッピングセンター)には特設ステージが設けられたほか、電影城(シネマシティー)では漫画家・廖光祖先生の手による水墨画や撮影時に着用された衣装の展示、スポンサーの広州・サンミゲールビール社によるビールのサービスも行われました。

廖光祖先生直筆の『投名状』水墨画

『投名状』の衣装

廖光祖先生の舞台挨拶

私は廖光祖先生と一緒に仕事をする様になり、二年以上経ちます。2005年に『七剣下天山』の公式漫画を製作に携わった時から仲良くさせて貰っていますが、廖先生には香港人特有のフレンドリーな雰囲気があり、とても気さくで温和な人です。今日は私の日本人の友人を紹介した所、片言の日本語で挨拶したり、一緒に記念撮影をしてくれました。
廖老師、多謝!!
『投名状』漫画の出版おめでとうございます!

記念写真の中に日本人は何人いるでしょうか?
皆、スリムな人ばっかりなので、ただでも太目な私は顔がまん丸です
ちょっと痩せないと…。

映画の感想は、次回書きます。







サンミゲールビール(画像をクリック)
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『投名状』映画&漫画 広州プレミア開催

2007年12月07日 23時32分07秒 | お知らせ
12月6日の夜、『投名状』北京プレミアが開催されたのを皮切りに、上海、広州、香港と6~9日かけて各地でプレミアが行われます。

広州プレミアは12月8日、広州中華広場の中華電影城で行われますが、こちらはサンミゲールビール社の主催で行われます。
私が勤める会社が主催する『投名状』映画&漫画合同プレミアは12月13日の夜に広州市中山五路に在る五月花電影城で行われます。

当日はピーター・チャン監督のスケジュールに余裕があれば、来場して下さるとの事でしたが…年末で何かと忙しいこの時期、映画関係のスケジュールで忙しいので、当日監督が来場してくださる事を祈るのみです。

さて、そんな折り…我社の司令塔であるトニー社長が私に下した命令とは…、
日本人の知り合いを呼んでくれ…という事でしたが、当日は木曜日で平日の夜だったので、急に呼ばれても困る人も多かったのです。
山の天気と香港人、またもやトニー社長に振り回されている私ですが、恐らくトニー社長は好意(気まぐれ)で言っているので、タダで映画を観られる機会を見す見す無駄にする訳にはいかないので、広州に住む日本人の友人に連絡して、相談した所、彼女の知り合いにも声をかけてくれと言う事で、せっかくの機会を無駄にせずに済みそうです。本当に良かった…持つべき者は友達ですね。







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『投名状』 北京プレミア開催

2007年12月06日 21時27分20秒 | お仕事日記
12月6日、今日は北京時間18:30より北京オリンピック体育中心体育館にて、『投名状』北京プレミアが行われています。

中国の新浪ネット(sina)の情報では、午後にはピーター・チャン監督と出演した李連杰、アンディ・ラウ、金城武、徐静蕾が勢ぞろいした模様が報道され、今晩CCTV6(中央電視台 映画チャンネル)でも北京プレミアの様子が流れる様です。こちらは特集ではなくて、映画速報だと思いますが、期待大です。

SPに守られ レッドカーペットを歩く JET LI







レッドカーペットでの式典が行われ、夜八時前に100mの巨大スクリーンが現れ、7分間の映画の予告が放映されました。ピーター・チャン監督は韓国であつらえた特注の『投名状』戦車に乗って登場し、撮影の苦労話や楽しかった思い出を語りました。

この後、北京プレミアは夜10時頃に閉式となります。

今日の北京プレミアを皮切りに、上海、広州、香港でのプレミアが催され、タイトなスケジュールとなっています。

12月8日の夜は広州市の中華広場に在る中華電影城で広州プレミアが催されますが、こちらは、李連杰がCMに出演している『香港サンミゲルビール社』主催なので、私が勤める会社とは別口での催しです。

まだ、中国メディアには出ていないので、詳細は後程改めて書く事にしますが、
12月13日に広州で『投名状』映画&公式漫画の合同プレミアがあります。私達、漫画関係者はこちらに出席するので、私も会場のレポートをブログにUPしますので、こちらの情報もお楽しみに!

『投名状』北京プレミアの速報&詳細はこちらをご参照下さい。
http://ent.sina.com.cn/f/m/cima/index.shtml





サンミゲールとは?

  


【安い/確実/簡単】に中国語がマスターできる方法とは?


中国茶器のQing Xiang


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『投名状』公式漫画 中国、香港、台湾地区で10万冊発行♪

2007年12月05日 05時17分12秒 | お仕事日記
《投名状》7分間宣伝映像

やっぱり、Jet Liの辮髪姿は最高です

さて、12月13日の一般公開まで十日を切り、12月6日からは北京でのプレミアムが始まりますね。

今回、映画『投名状』のプロモーションの一環として製作された公式漫画、発行が早まりまして、12月7日より香港、中国国内で発売開始となります。台湾は12月28日頃の出版になる予定です。

書店によっては店頭に並ぶ時期が前後するかと思いますが、何と、当初の予定では中国、香港、台湾地区で初版3万冊だったのが、11月より先行開始されたモバイルコミックスが非常に好評であった為に増印する事になりました。

これは映画への注目度が高い事の現われだと思いますが、漫画も良い出来栄えなので、多くの人に注目し、関心を寄せてもらえる事はとても幸せな事だと思います。
12月の現段階でのモバイルコミックスのダウンロードが可能な地域は、日本と韓国を除くアジア圏となっており、中国国内、香港、マカオ、台湾、シンガポール、マレーシアの六地域です。今後は日本やヨーロッパ等にも進出を考えています。

気になる漫画のお値段は…
香港:38香港ドル
大陸:23元
台湾:200台湾元

一巻読みきりで、ページ数は192ページです。

日本でも早く漫画が出せる様に頑張ります!



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『投名笑状』四コマ~暗器~

2007年12月02日 22時02分19秒 | お勧め
※この作品の著作権は広州動週数碼科技発展有限公司に帰属します。
無断で転載、利用をかたく禁じます。 


題名:『暗器』(隠し武器)

大哥(ジェット・リー) :「昨晩、私は“暗器”に傷つけられた」

三弟(金城武):「どんな凄い暗器なんだ。兄貴に傷を負わせるなんて?」

二弟(アンディ):「そうだ!一体どんな暗器なんだ?兄貴の為に仕返ししてやる!」

大哥(ジェット・リー) :「昨晩の“暗器”は銀行から送られて来たクレジットカードの明細書だよ……」

クレジットカードのご利用は計画的に!

暗器とは中国の武侠小説などに良く出てくる飛び道具や隠し武器等、相手の意表をついて攻撃する武器の事を指します。小刀や短剣の他にも、鉄扇や笛なども含まれ、武侠小説には様々な暗器が登場します。

日本でも、寸鉄や仕込み杖、手裏剣、撒き菱、銭形平次の投げに銭、吹き矢等様々な暗器があります。
銭形平次の投げ銭術は、中国の暗器『羅漢銭』に似ています。
羅漢銭は又の名を『金銭鏢』とも言い、真ん中に穴が開いたお金のふちを研いで鋭くエッジを付けた物を相手に投げつけるのですが、簡単に作れて携帯にも便利だったので、中国の清代に広く流行した暗器だと言います。時々、街の骨董品店や露天商が、昔使われていた羅漢銭を売っているのですが、中にはふちを研いで鋭くした暗器として利用された物も見かけます。

実際には練習が難しいので、狙った所に正確に当てるのは至難の業です。







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