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中国での就職は難しいのか?

2009年04月07日 16時32分29秒 | エッセイ
今、「100年に1度の不況」等と言われ、就職難や人員削減、残業代カット、契約社員の場合、契約更新がされない…等、悪い話を良く耳にします。




現在、私が働いている中国はどうなのかと言うと…、

やはり、日系企業を中心に経営が芳しくないとの話を聞きます。

私の知り合いの日本人の中にも日本の本社の業績悪化に伴い、日本への帰国命令がだされ、日本へ帰国し、短期の出張ベースで中国へ来て仕事をしなくてはならなくなった人。

やはり、中国で仕事がしたいと、会社を辞めて現地で転職先を探す人、現地採用の日本人の中には給料をカットされたり、中国での事務所撤退により職を失った人、会社を辞めたが半年以上職が見つからない等、状況は決して良くありません。




しかし、そんな状況の中でも中国で働きたい日本人は増えつつあると思います。日本が不況だからこそ、余計に海外での就職に期待しているのではないかと感じます。

ここ最近、日本で職にあぶれてしまった人から、「中国での就職は簡単か」と尋ねられましたが…、今の不況の中「日本より就職は簡単」だとは言えません。

数年前までは、中国で働く日本人の人材が不足していた為、売り手市場でした。なので、多少中国語が話せて、仕事の経験があれば、日本系、中国系の企業からたくさん面接のオファーが来て、給料も待遇もほぼ自分の言い値で雇ってもらう事も可能でしたし、業種によっては業界未経験者で中国語が話せなくても、1万元以上/月と言う好条件で働けるところもあった程です。




不況の今、人材仲介会社の話を聞くと、求人がないわけではないが、全体的に日本人の給料は下がっていて、売り手市場から買い手市場に以降しつつある、というのです。

また、知り合いの会社経営者や企業の人事課で働く日本人は、企業も即戦力となりうる語学力や業界での経験豊富な人材を募集する傾向が前よりも強くなったと話しています。

広東省の企業を経営する方からも、応募者の技術や経験、人間性を更に重視する様になったという話も聞きました。

また、中国(海外)で働こうとする以上、現地の言葉を使って会社の同僚である現地人のスタッフと上手にコミュニケーションが取れるか、営業職の場合は、外回りの仕事もあるので、現地の交通や地理に詳しいか…等も重要視されます。



ただし、語学が出来なくても、専門の知識や技術を持っていれば、雇ってくれる会社はあるのでトライしてみれば、自分の可能性を伸ばせると思います。

しかし、海外で就職する難しさよりも、現地の人とコミュニケーションが取れない事はストレスになると思います。私の経験からですが、海外で就職を希望される方は、少しでも現地の言葉を覚える努力をした方が良いでしょう。





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