この時期になると日本では各所でチョコレートやギフトコーナーが設けられ、売り場を彩りますが、中国でもこの時期はチョコレートやバラの花束、ギフトコーナーが設けられます。
日本では女性が男性にチョコレートを贈るのが一般的ですが、本来は男女共(恋人同士が)にお互いに贈り物をする日で、チョコレートでなくとも花やケーキ、アクセサリー等を贈るそうです。
皆さんはチョコレートを贈ったり、贈られたりしたでしょうか?
私は夫から、可愛らしいチョコレートをプレゼントされました。上の写真が、そのチョコレートですが、今年の干支に因んでネズミの形をしたチョコが入っています。
あんまり綺麗なので、食べるのが勿体無い~っ!!
チョコレートは大好きだけど、ついつい食べ過ぎてしまうのが心配です。私は結構脂性な肌なので、脂肪分が高い物を食べると顔がピカピカでアンパンマンの様になってしまいます(笑)
それでも、チョコレートは一度食べ始めると止まらない上に、板チョコは半分位食べないと食べた気がしません。
私が好きなのは、明治製菓のビターチョコレート。最近は中国のコンビニやスーパーマーケットで明治製菓のお菓子が売っていますが、日本と同じ位の値段か、日本で買う以上に高いのですが、日本円に換算してら板チョコ一枚約110円程度。日本で見たら決して高いとは思わない値段でも、人民元にして8元前後。この値段は広州市内の物価で言うと、肉まん16個(1個0,5元)、ラーメン1杯分、チャーハン1皿…位の値段。約一食分という事。
広州の物価と照らし合わせて考えると、たった8元のチョコも凄く高価な物に思えて買う事を躊躇してしまいます。
私の考え方も中国人化して来たって事でしょうか。
今年は2月4日に夫の実家が在る広東省恵東県へ里帰りしまし、一家揃っての楽しい数日間となりました。
夫の実家では旧正月の一ヶ月ほど前にお父さんとお母さんが市場で活きたニワトリやアヒル、ガチョウを購入し、台所の勝手口の外で飼料や野菜くず、余ったご飯を与えて大事に、大事に肥らせ、自分で絞めて料理したニワトリ等は旧正月の食卓に登ります。
自宅でニワトリを飼っています
残酷な行為に思えるかも知れませんが、自分で手間をかけて育てた生き物を絞めて、食べる事は食べ物に感謝する事を知る良い機会だと言えます。
それに、食べ残した残飯や骨等はお父さんが肥料として農園に撒き、野菜や果物を育てています。
①アヒルの頚動脈を切り、血を抜く
②熱湯につけて、羽を毟りやすくする
③お湯に暫く浸けておく
④熱いうちに一気に羽を毟る
⑤羽を全部毟ると、こんな感じ→⑥内臓を取り出す
やはり、自分の家で養ったニワトリ等はブロイラーと違い肉や脂にも甘味があって、とっても美味しいです。自分でニワトリを養うのは大変ですが、これはとっても贅沢な事だと思いますし、ニワトリやアヒルを絞めて、羽を毟ったり、内臓を取り出したりする作業は、普段の生活では中々学ぶ機会がない事だと思います。日本人の一般家庭では自分でニワトリを絞める事って、まず無いでしょうし、活きているニワトリを触る機会もめったにない事で、一般的家庭ではニワトリは食べますが、アヒルやガチョウを食べる機会も少ないでしょう。
夫の実家では旧正月にはニワトリ、アヒル、ガチョウ等の鳥肉のほか、自分の家で作った自家製の腊肉(ラーロウ:乾し肉)と言う塩漬けにした豚肉を風にあてて乾燥させた物、エビや魚、貝等の美味しい物がズラリ…。食いしん坊な私は、普段は食べられないお母さんの作ったご馳走を食べて、旧正月の前後の数日間で肥ってしまいました
よその家でご馳走になる機会もありますが、やっぱりお母さんの作ったご飯が私の口に一番合います。
今回の旧正月には、夫の兄嫁(大嫂:義姉)の姪っ子が二人遊びに来ましたが、二人ともお母さんのご飯が「美味しい」と言って、毎食ご飯を2、3善も食べていました。義姉さん(叔母さん)に「食べ過ぎ」だと起こられていましたが、普段工場の寮に下宿して働いている二人は工場の食堂でご飯を食べているので、こういう家庭的なご飯を食べるのは久々。
本当に美味しそうにご飯を食べていました。
旧正月のご馳走
まぁ、二人の様に16歳、15歳の育ち盛りの子はご飯を2、3善食べても肥りはしないでしょうが、私の様に25、6歳にもなって遺伝的に肥り易い人は毎食、ご飯1膳にしていても肥るので、美味しそうにモリモリご飯を食べる姿は見ていて羨ましい限りです。
春節(旧正月)の準備で鶏をしめたりするのは大変な作業ですが、家族皆で食卓を囲めるのは本当に楽しい事です。
中国はこの数日、長雨と50年ぶりの大寒波に襲われ、南方の広州市でも連日5~7度と言う寒い日が続いています。
何か辛いって、広州市の一般的な家庭には暖房設備が無いので、室内温度も室外温度も大差がないのです。私は福島県会津若松市出身で雪国生まれの雪国育ちではあるのですが、逆に寒い地方と言うのは暖房設備も完備し、室内はコタツやストーブで暖かく過ごす事が出来るので、室温5度以下で暖房すらない暮らしと言うのは結構堪えます。
この冬は大寒波の寒さに耐えかねて、近所のスーパーマーケットに駆け込み電気アンカ(充電式懐炉)を購入しちゃいました。しかも、大して良い品物でもないのに30元(約450円)もするんですよ。
30元の電気アンカ
本当は電気アンカよりも、充電無しで何度も使えるオイル(ベンジン)充填式のプラチナ触媒カイロが欲しかったのですが、この寒波のせいで売り切れていたのか、大型ショッピングセンターでも見かけませんでした。
★オイル充填式カイロ POCKET WARMER i-HOT
☆プラチナ触媒カイロの詳細☆
これは直火式ではなく、プラチナの触媒作用で酸化発熱するので安全でゴミが出ず環境に優しいカイロなのですが、これならコンパクトで外出する時にも携帯できて便利ですよね。これって昔からあるもので、私の亡くなった祖父が仕事に行く時に腹巻に入れていましたし、一昔前、使い捨てのカイロより先に普及していたのがこのタイプだったそうです。
やっぱり、良い物は長く親しまれるんですね。
この数日の大寒波の影響で、中国は50年ぶりの大雪の災害に見舞われ鉄道、高速道路、航空等の交通機関に影響を及ばした為、多くの人達は帰省できない事態になりました。動画は1月30日の香港TVBのニュースです。広東語のニュースなのですが、興味がある方はどうぞ見て下さいね。