★~KIDのあれこれ雑記帳~★

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郭晋安特集!新番組『阿旺新伝』♪

2005年10月27日 20時52分41秒 | 眼から鱗!

『阿旺新伝』より
今日は香港の翡翠電視台にて10月24日より始まった『阿旺新伝』について。この『阿旺新伝』の主役・阿旺(アウォン)こと、丁常旺と言えば、香港・中国ではすっかりお馴染みの顔となった郭晋安(グオ・ジンアン)だ。
映画に出演する機会が少ない為か日本では余り知られていない香港スターズの一人と言える。彼のデビューは今を遡る事20年前の85年、以来、十数年の長きに渡って主役と言うものを演じた事がなかった。所謂、当り役に巡り会う事が無かったのだ。“とある”当り役が巡り会うまでは。
ここで気付く事は、彼が大器晩成型の役者だと言う事。勿論、劉徳華(アンディー・ラウ)、黎明(レオン・ライ)、郭富城(アーロン・クウォック)の様にアイドル出身では無いが、デビュー時期は彼等と変らない。デビューから2001年まではずっと脇役ばかりを務めていた。上の画像では、こんな幼い顔をしているが実はこの10月9日めでたく41歳の誕生日を迎えている。その当り役と言うのが、『知恵遅れ』、『弱痴』の役だ。

10月24日より始まった『阿旺新伝』は、もうすぐ30歳になる心優しい知恵遅れの青年・阿旺と彼を取り巻く仲間達を描いたコメディードラマだ。このドラマの元ネタは『戆夫成龍』(01年)と言う時代劇ドラマだが、このドラマで演じた知恵遅れ青年(中国語:*傻)阿旺の役柄が大ヒットし、その演技の馬鹿っぷりと純真さでお茶の間の人気者となった。その人気はあの台湾のアイドルグループ・F4の『流星花園Ⅱ』を抜く視聴率をマークし、まさにF4も真っ青な人気の鰻登りとなったのだ。


『戆夫成龍』より
以前は脇役でもシリアスでどこか影を持った役柄が多かった彼だが、この『戆夫成龍』の成功を切っ掛けに一挙に人気者となった。そんな郭晋安を待っていたのは、のちに続く“弱痴青年の役”のオンパレード。しかも、その演技は鬼気たるモノが感じられる。恐らく、この“弱痴”の役が郭晋安の芸人魂と人気に火を点けてしまったのだろう。この“弱痴”役の当りで思い切ってイメージ・チェンジを果たした郭晋安だが、『阿旺』の役を演じる為に15ポンド(約7キロ)も肥ったそうだ。しかも、髪の毛もドンブリを被せた様な坊ちゃん刈りにし、全力疾走で自動車を追いかけたりと、しっかり体も張っている。
いつも亀のデザインのリュックサックを背負い、補助輪付きの自転車に乗り、近所の子供たちからも馬鹿にされている青年・阿旺。でも、その純真さは人々を変えて行く…。今夜もこのドラマが見逃せない!

41歳なのにもうすぐ30歳の20代後半の役柄を演じるとは、年齢不詳王国・香港芸能界のなせる技なのか?!

ほかにも、郭晋安が馬鹿になってしまうドラマ&映画は沢山ある。

傻王闖天下




かの、王晶(ウォン・ジン)監督の時代劇テレビドラマ
天下第一キリッ



そして同じく王晶監督の作品で
雀聖』(カンフー・マージャン)2004年度

功夫』(カンフーハッスル)“包租公”(大家のオヤジ)役の元華と“包租婆(大家のババア)”役の元秋が再びタックを組んだ。愛と爆笑、そして感動のカンフー麻雀、この香港ならではのアクションコメディー…。しかし、日本では残念ながら、まだ公開されていない。…残念!
『雀聖』の中では、周星馳の映画でもお馴染みメンバーが出ていたりと、笑える部分が沢山ある。皆、リアクション芸人なので、表情や動きだけでも十分に笑いを取れる。香港映画の配給状態があまり良くないのか、地元で話題の香港映画も日本では余り公開されないのが、本当に残念だ。
しかし、私はこの業界(どの業界?)で仕事しているので、香港や中国で受けが良かった作品が、日本では必ずヒットするとは限らないのを知っている。特に香港の映画館等で映画を観ると、中には香港のスターと面識がある人が混ざっている事があり、ちょっとした学習発表会の様な雰囲気が有ったりもする。
日本人なら絶対笑わない様な場面で笑ったり、何故笑ってるのか不思議に思っていると、何かの映画やドラマをデフォルメしていたり、お馴染み金庸小説の一部を元ネタとしていたり…。元ネタを知らない日本人に突如『蝦蟇功』だとか『楊過小龍女』、『葵花宝典』とか『東方不敗』云々と言うようなギャグを使っても、効果無しなのだ。小説や元ネタの内容を知らないとついて行けない。特に香港のアクション物やコメディーには、マメ知識がないと楽しめない部分が有り、日本人にも理解出来るように訳するのは大変だと思われる。

さて、弱智の青年を演じている彼だが、素顔は結構な男前
馬景涛(マー・ジンタオ)や古天楽にだって負けちゃいない…と私は思っている。

どうか、皆さんが『阿旺』を好きになってくれますように。南無南無…。


さて、今日は早く帰って9時から『阿旺新伝』を見るとしますかな…。
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脚本家・張志成氏からの朗報・『七剣2』の脚本製作中

2005年10月27日 14時45分59秒 | お仕事日記
今日は、あの『七剣/セブンソード』の脚本家・張志成チョン・チーセン)氏からE-mailを頂きました。
先日、10月1日より日本で公開された『七剣』の劇場パンフレット上にて、6月21日に電影工作室を訪問した際の記事を書かせて頂いた事を張志成氏にお知らせした所、早速、お返事を頂きました。
内容はと言うと…
若林小姐:
你好!謝謝你的來信,你和漫畫家們為「七劍」做出那麼好的漫畫設定集,其實應該是我們向你道謝呢!你喜歡香港電影,我很高興,以後希望你能繼續支持,並給我們拍出來的電影提意見,也希望我們以後會再見面和合作。由於我要籌備自己拍攝的電影劇本,所以最近我已很少回電影工作室,不過,我以後還回協助徐克導演編寫劇本,事實上,我也正在幫他開動「七劍2」的劇本,希望能儘快完成和開拍。這封信是以繁體中文寫的,希望你不會有閱讀問題。不過,你的中文那麼好,我一直沒想到你是日本人呢!
祝好!
張志成
…と、この様なお返事を下さった。中国語を勉強中の方は練習がてら読んでみるのも良いかもしれないが、読めない方もいるので、簡単に訳してみると…
『こんんちは!お手紙どうも有難う。あなたと漫画家の皆さんが『七剣』の為に、あんなに良い漫画設定集を作って下さり、お礼を述べなければならいなのは私共の方ですよ!あなたが香港映画が大好きで、私もとても嬉しく思います。今後もあなたの応援と私達の制作した映画への意見などを聞かせて頂きたいと思います。また、今後ともお会いして一緒にお仕事出来る事を希望しています。
現在、私は自分で映画を取る為の映画脚本の準備がある為、電影工作室に戻る事が少ないのですが、また、電影工作室へ戻りツイ・ハーク監督と協力して脚本を書きます。事実上、ちょうど『七剣2』の脚本を書き始めた所で、出来るだけ早く早く書き終えて、撮影が始められればと思っています。このE-mailは繁体字で書いたので、問題なく読めれば良いのですが。それにしても、あなたの中国語はあの様に上手だったので、まさか日本人だとは思いませんでした!
グッドラック
張志成』
…日本語に訳せば、こんな感じですが。
それにしても、『七剣2』の脚本を書き始めたと言う事で、来年からは『七剣2』の撮影が出来るのかな??『七剣2』も早く観た~い!!張志成氏、頑張って下さい。応援してますよ!!

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香港の漫画家・廖光祖先生からの誕生日プレゼント

2005年10月26日 16時23分05秒 | 
今頃記事を書くのも何ですが、さる10月21日は私の誕生日。…また、一つ年を取ってしまった。
一週間程遅れて記事を書く事になってしまったのだが、この日、香港の漫画家・廖光祖先生が誕生日プレゼントとして私の似顔絵を描いて下さったのだ。…と言うのも、縁と言うのは不思議な物で、今年6月に『七剣・序章』(セブンソード公式漫画設定資料集)の制作の為に、日本の漫画家・三谷裕希さん初めて香港の電影工作室へお邪魔させて頂いた時、一緒に電影工作室へ向かったメンバーの中に、この廖先生がいたのだ。そして、この『七剣』関連の漫画や日本への売り込みの事で、一緒に仕事させて頂いているのだ。
彼は『七剣・序章』の漫画の中では、楊采妮チャーリー・ヤン)が演じる七剣の一人、武元英の部分を書き下ろした漫画家で、この10月末に第一巻が出版される、『七剣下天山』の公式漫画を執筆している方だ。絵も上手で綺麗、日本の漫画家と比べても遜色は無い。
何故、彼が私の絵を描いてくれたかと言うと、以前、日本で廖先生の作品を紹介する為にプロフィールを書いてもらったのだが、実は私と廖先生の誕生日は10月21日で同じ誕生日だったのだ。そして、私と同じ戌年生まれ。そう言う訳で、私の誕生日を覚えていて下さり、その上、マメに誕生日プレゼントまで用意して下さると言った心使いを見せて下さったのだ。やっ、優しい~!

私のミン様にも見習って欲しい所だが、うちのミン様は絵心全く無し。私が廖先生から直筆の似顔絵を頂いたと報告した所、『僕も今度似顔絵をかいてあげるよ!』と訳の分からんやる気を出していた。…ミン様、いくら苗字が同じ“廖”(リャオ)でも、ミン様とプロの漫画家じゃ、幼稚園児の絵とミケランジェロの絵を比べるよ様なもんだって!

うちのミン様は芸術の心得全く無し、字も下手なら絵も下手、その上唄も下手…、楽器もダメ、本当に芸術面はいただけない。上手いのはサッカーと料理とパソコンゲームぐらいかな。それはさて置き。

同じ誕生日と言っても、光祖先生は私より12歳も年上なのだが、1970年10月21日生まれの香港人と言えば、香港映画ファンは忘れてはいけない人物がいる。ここでパッと出て来るアナタは香港スターオタクの称号が与えられても可笑しくないでしょう(笑)
答えられますか??
…それは!!!!!
古天楽
彼も1970年10月21日生まれの戌年。今年で35歳…、若い。35歳にしてはピチピチだ。どうなってるの香港の芸能人、古天楽と言い、郭富城アーロン・クウォックと言い、若作りだし。本当に年齢不詳だ
しかし、問題は廖先生が書いて下さった私の似顔絵だ。美化し過ぎて、誰だか分からない(泣)
すみません、モデルが悪くて、美化120%して頂き恐縮です。
多謝~!廖老師!
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【今週のお題】ついついやってしまう事…

2005年10月25日 14時11分07秒 | エッセイ
私のついやってしまう事、それは『働き過ぎ』と『夜更かし』、『蜜柑食べ過ぎ』、『筋トレ』…etc。
『働き過ぎ』と言えば、働き過ぎと言えるが仕事が肉体労働では無いので、一旦パソコンの前に座って仕事をし始めると、平気で四時間位経っていたりする。忙しい時になると、ついつい眼を休める事を忘れて働き続けてしまう事も。
『夜更かし』は何時もドラマを見過ぎてしまい、平気で夜更かししてしまう…。最近は、香港の翡翠台と言うテレビ局で日本のドラマ『大奥』を放映していたので、夜10:00~11:00までは、『大奥』タイムだった。しかも、広州の南方衛視6台(子供番組専門チャンネル)では、私の大好きな『還珠格格Ⅱ』(徳間書店出版の『還珠姫』)のドラマが連日連夜放送されているので、如何しても夜更かししてしまう。しかも、しかも!昨日、10月24日より、私の好きな俳優・郭晋安(グオ・ジンアン)の新作ドラマ『阿旺新伝』が、香港翡翠台で始まってしまったのだ!!何と!それだけに留まらず、翡翠台では、元彪ユン・ピョウ)、元華ユン・ワー)主演のカンフー・アクションドラマ『佛山贊師父』が放映されている。『大奥』が終わったばっかりなのに、二本も面白いドラマが始まってしまった。これじゃ、早く寝るわけには行かない!日本と違ってビデオ録画が出来ないので、やっぱり生で観るより仕方ない…。元来、カンフー物の作品が大好きな私。この、記事の画像を見て、彼等が誰だか分かったアナタは武侠ドラマ好きと言えるでしょう。因みに作品の名前と年代、この作品の主題曲もパッと出てくれば、かなりの武侠オタク、昔、昔、東京の香港人と自称するかのみうらじゅん氏(イラスト・レーター)が『香港映画は一度観たら、病になる』と語った事がある。(詳しくはビデオ版『霊幻道士3キョンシーの七光』参考)本当に香港のアクション物は一度観たら病になるので、その気のある方は要注意。
この記事の画像は、中国を代表する小説家・金庸小説の代表とも言える『射英雄傳』(83年)の画像。この作品では、香港版『天龍八部』で喬峰チャオ・フォン)の役を好演した、香港の俳優・黄日華ウォン・ヤッワー)が郭靖を演じている。83年の作品だが、これが中々良い作りで面白い。私はこれにもハマってしまい、三度も観ている。そして最近は、このドラマを観ながら筋トレをするのが日課だ。仕事で座ってばっかりなので、足腰を鍛えねば…と思い、ドラマを観るついでにスクワットや腕立て、腹筋、背筋、もも上げをしている(ちょっと恥ずかしいが)、まあ、ゴロゴロしながらテレビを観るよりは、良いかも知れない。運動不足も解消できるし…。
そして、『甘い物』…、特に柚子や蜜柑の類の柑橘類が堪らなく好きなので、ちょうど今の季節、市場には蜜柑や柚子(柚子と言っても、巨大なボンタン)が並んでいるので、仕事帰りには大量に買って帰り、冷蔵庫に入れれ冷やしてから食べるのがマイ・ブームとなっている。しかも、中国の果物は安いので、日本では考えられないような贅沢な南国のフルーツ三昧をついついやってしまう。特に一時期、ハマったのがドラゴン・フルーツ(火龍果)と言う、サボテンの実を冷蔵庫に入れておいて、お風呂上りにテレビを見ながら丸齧りするのだ。これが最高に爽快、ついつい何か出来る時間が有るって幸せな事だと思う、今日この頃だ。あー、モヤモヤ病で死ななくて本当に良かった。でも、蜜柑の食べ過ぎには注意しなくては、最近、肌が黄色くなってきたし…。

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小泉首相の靖国神社参拝問題に物申す!

2005年10月20日 20時31分14秒 | エッセイ
-:-:- 歌舞伎町案内人身辺日記-:-:-
実を言うと、今まで中国と日本の関係を語る上でコメントを控えてきた事がある。それは、靖国神社参拝問題の話だ。
私が2001年に中国にやって来て以来、ずっと心に引っかかって来た問題だ。先の10月17日にも、またまた小泉首相が靖国神社への参拝を行い、中国のメディアでも小泉首相及び日本への不信感、反感を露わにしていた。
くしくも10月17日は、中国の『神舟六号』の打ち上げ成功、地球への帰還の為、中国はまさにお祭り騒ぎだった。そんな、何とも嬉しい日にも関わらず、小泉首相は、またまた靖国神社への参拝を敢行した。今回は秋の祭事にあわせての参拝である事、私的参拝である事、礼服、記帳も無しと言う点を隠れ蓑や迷彩服にし、中国がお祭り騒ぎの隙に乗じて、コソコソとゲリラ参拝を行ったのだ。そんな、姑息な手を使った参拝は、一応事前に報告はされていたようだが、公的だろうが、私的だろうが、参拝は参拝であり、しかも中国が宇宙船打ち上げで楽しい雰囲気でいる時に限って靖国神社を参拝して水を注すような行動を良く出来たものだと、中国にいながらにして開いた口が塞がらなかった。
中国や近隣諸国の方々からすれば、公的だの、私的だのと言うのは単なる建前の話で、問題は参拝をするかしないかだ。しかも、これは日本国憲法の前文に反した行為だと思う。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
小泉首相は、この日本国憲法前文の意味するところを真摯に受け止めなくてはいけないと思う。
私は毎回、小泉首相が靖国に参拝を行う度に中国人達から、質問攻めに遭い、大変不愉快な思いをしている。まあ、私一人が不愉快な思いをする位ならまだ良い、他国民の感情を無視して靖国神社へ参拝し続ける小泉首相のお陰で、中国、韓国などの人達は私なんかより、ずっと不愉快な思いをし、憤慨しているのだ。私だって日本人と言う立場上、小泉首相が参拝をする度にトバッチリを受けなくてはならない辛い立場にいるのだ。しかも、職場の日本人は私のみ、たよりのダーリンだって結局は中国人だ。常に小泉嫌いを口にしている
そりゃ、中国人も皆さんの怒りの声も御尤もだと思っているので、私も中国人の神経を逆撫でする様な事は出来ないし、私の意見は中国人と同様である。『もう、靖国神社には参拝しないで欲しい!』…の一言に限る。
日本人の中には、戦死者を祀る事が何故いけないのか、中国や諸外国が日本の政治や風習に口出しするな等と言う方がいるが、それは間違いだ。日本の平和と言うのは、諸外国との協和によって保たれているのだ。参拝は個人の自由だと言うけれど、小泉首相の場合は個人は優先されないだろう。私的に参拝した所で、彼には日本人代表と言う言葉が付きまとっているのだ。実際上、私的に参拝しても小泉純一郎が参拝した事実は変らないと言う事だ。
また、私は会津人なので靖国神社への見方は複雑だ。
何故なら、戊辰戦争以来、天皇に逆らった『賊軍』との汚名を着せられた会津藩士、その子孫である会津人は、靖国神社から徹底的に排除された。さらに、明治維新の功労者である西郷隆盛や江藤新平らの様に、政府に反逆した人物も祀られていない。もちろん、空襲や原爆で亡くなられた民間人や、アジアの戦争犠牲者は全て対象外である。
靖国神社は明治二年に長州の大村益次郎の発案で創設され、戊辰戦争で天皇に忠義を尽くし戦死した官軍の兵士を祀るのが目的だった。それ故、靖国神社では、官軍に刃向かった会津藩士や幕府側の戦死者は『賊軍』として排除された。
中国でこの歴史を知っている中国人は殆どいない。これは日本国内の事情だが、日本人でも会津人は『賊軍』の子孫と言う屈辱的な立場に置かれて来た。私の祖父の弟も戦死しているが、彼もこうした差別の下、靖国神社へは祀られていないが、なにも靖国神社に祀られなければ成仏出来ないと言う事はない。大事なのは戦争の犠牲になった方々の冥福を祈り、今後、あの様な悲惨な事件が起きない様に平和を祈る心だ。しかし、靖国神社は創建からの目的が違っている、それは犠牲者の冥福は祈ると言う肩書きの裏に隠された政治的な意味と『差別性』が有るからだ。
私は靖国神社は聖地でも何でもないと思っている。何故なら靖国神社自体が差別的政治、敵を人間とも思わない、人間の魂の重さと言うものを理解しない政治が生んだ代物であり、日本人が戦争で犯した過ちを悔いている場所では無いからだ。そんな場所で供養される英霊達が可哀相で仕方が無い、しかも、間違った政治の元、死ななくてはならなかった兵士達と彼等に喜んで死ねと言った国の指導者(A級戦犯)が一緒に祀られる事も可笑しな話しだ。
私が戦死者だったら、『何でお前と一緒に祀られなきゃならないんだ。』と文句の一つも言いたくなる所だ。
フランスの女性哲学者シモ-ヌ・ヴエイユは、『真実は苦しむ者の側にある』と言っている。我々日本人は、この言葉のもつ重さを真摯に受け止めて行くべきだと思う。
今日は私が最近気になっている、日本在住の中国人作家にして、歌舞伎町案内人の
李小牧(リー・シャオムー)さんの日記を紹介します。
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『還珠格格』日本語版小説が出版される

2005年10月17日 14時33分12秒 | エッセイ
徳間書店
すごいぞ!徳間書店!…10月1日に日本でも公開された香港映画『セブンソード』の原作小説『七剣下天山』の和訳本に続き、今度は10月20日に中国で大ヒットした『還珠格格』の日本語版、『還珠姫』まで出版するんと言うんだから、私としては応援しない訳には行かない。

大手の徳間書店より、中国、香港、台湾で書かれた人気小説が翻訳、出版されると言う事は、今まで中国語圏の作品を読む機会が無かった日本の読者にも、中国語圏の作品を知ってもらう良い機会になるのではと思う。
これを機に韓国のドラマだけでは無く、中国のドラマも日本テレビ局でバンバン放映して欲しい。特にNHKなどで、『大長今チャングムの誓い』の様に中国のドラマも紹介されれば、良いのになぁ…と、私は日頃から思っている。有料のデジタル、衛星放送では、中国のドラマを放送している所もあるが、有料なだけに皆が観られるような放送局でないのが難点だ。
私が子供の頃は、台湾で撮影された『来来キョンシーズ』が日本で放映されていたが、『還珠格格』のドラマはそれに近い“大人も子供も一緒に楽しめる要素”がタップリだ。今でも、広東省の南方電視台では、再々…放送がされている。もとは99年に制作されたドラマだが、中国での小燕子趙薇ヴィッキー・チャオ)の勢いは留まる所を知らない。

大きな目に、おちょぼ口、ちょっと舌足らずな中国語、そんな趙薇は『還珠格格』の主役にはまり役だったと言える。そんな可愛らしい、『還珠格格』が日本で観られるのは何時になる事やら…。
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画家・譚小勇先生からのE-mail

2005年10月15日 11時48分10秒 | お仕事日記
世界名作劇場アートギャラリー

この数ヶ月、本当に毎日『七剣下天山』漫画版の事が頭を離れない。連日、様々な出版社に連絡しては、断られ、連絡しては断られしている。

ぜひ、この『七剣下天山』は日本で出版できる様にしたいが、そんな中、先日、出版社やアニメ関連のホームページを見ている時だった。現在でも中国のテレビ局で放映されているアニメ『神侠侶』(コンドル・ヒーロー)の水墨画や日本アニメーション系列の水彩画や漫画、絵本等等、多くの分野で活躍されている画家・譚小勇先生とE-mailのやり取りをさせて頂いた。
譚小勇先生の作品は素晴らしく、私は日本アニメショーンシリーズのアート作品が大好きだ。あの、透明感や温かみの有る色使い、水墨画の微妙な暈し具合等等、私も彼の作品を観た途端、ホウっとため息が出てしまった。
2004年のセブンイレブンの『赤毛のアン』の絵皿なども、譚先生の作品だそうで、もしかしたら、知らず知らずの内に譚先生がデザインされたお皿を使っている方もいるのでは?
私もE-mail(勿論、がんばって中国語で書きました)で、譚先生へお返事をさせて頂き、今後も連絡を取らせて頂ける様、お願いした所、すぐにお返事を頂き、譚先生も現在、漫画の出版先を探していらっしゃる所だったらしく、機会が有れば中国出版社からも本の出版をしたいとお話下さった。
しかし、中国国内のとある出版社は海賊版の問題もあり、譚先生もあまり信用していないそうだ。以前、譚先生が中国国内で出版をされた際、先生が中国国内にいない事をいい事に再印刷したにも関わらず、報告をしなかったり、原稿料をちゃんと払ってくれなかったり、挙句の果てに原画や原稿を無くされたりと酷い目に遭った事もあるそうだ。さすが、海賊版天国中国…。

機会が有れば私も譚先生の作品を中国で紹介出来る様に協力させて頂きたいです!
(ちなみに譚先生は四川省出身で、現在、東京在住です。)
譚先生の笑顔、素敵ですね!

興味のある方は此処からアクセスして下さいね。
世界名作劇場アートギャラリー

また、最近ではNTTの取材の取材も受けられたそうです。
NTTのインタビュー記事

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年齢不詳の人々

2005年10月14日 16時34分08秒 | エッセイ
- 劉向明奇跡を生む21CN.COM ・ 七剣序章

暫くお仕事関連の思い話題だったので、ちょっと違う話をしてみようと思う。『年齢』の話だ。昨日、私の同僚と一緒に食事をしている時、不意に年齢の話になった。そして、私たちの事務所では誰彼が結婚していて、子供がいると言う話になったのだが、その中で私は、とある事実を知ってしまった。私の上司、劉向明(人呼んで、明少)、写真の右側にいる彼の実年齢である。本人は別に隠している訳では無いのだが、普段着ている服や見た目、雰囲気が若いので、私はてっきり32、3歳かと思っていた。ほぼ毎日会社で顔を合わせているが、取り立てて年齢を聞こうとは思わなかった。自分の上司なのに、年齢や彼のプライベートな所までは聞いた事が無かったが、同僚が『明少は10歳位の子供がいる』と言ったのが総ての発端だった。何気に『阿明って何歳なの?』と聞いて見ると、『今年で38か39歳だよ。』と言われた。
えーっ!何と言う若作り、年齢不詳だ~!
7月15日にドニー・イェンさんとも会ったが、彼も年齢不詳だ。アジア人って若く見えるのか、私のダーリンも年齢不詳だ。私のダーリンの場合は童顔で目がクリクリしているが、普段サッカーのし過ぎで、地黒の上に、一年中日焼けしているので、国籍も不詳だ(笑)広東人だがタイ人にそっくりだ。
何故、若く見えるのか。私が知る年齢不詳の人たちの特徴、それは比較的小柄で髪の毛がフサフサしている(髪の薄い人は実年齢より老けて見える)、スマート、あと、表情が生き生きしている。…そんな所でしょうか?
そんな私自身、結構年齢不詳だったりもする。最近は東京に出張に行った際に、夜中にコンビニに言ったら、補導されそうになった。23歳にもなるのに、しょちゅう高校生に間違われるのは何故…。髪の毛を染めていると、不良少女扱い扱いされるのは何故??20歳を越しているし、不良でも何でも無いのに。
しかし、日本の実家には私よりも年齢不詳な家族が住んでいる。私の母は、本当に年齢不詳だ。肌が綺麗で、私のニキビが出来易い父譲りの脂性の肌とは全然違う。
ドモ○ホルン・リンクルを使っているからか?とは思うが、肌はピチピチしている。以前、中国に来た時、私の同級生は私の姉だと勘違いした程だ。まだ、妹が中学三年生なので、まだまだ若くいて欲しい。
これは、実はだが母が21歳で結婚した頃、私の父と一緒に正月の元旦参りに出掛け、神社でお参りをしたそうだ。私の父は母より八つ程年上なのだが、神社の神主さんが『お父さん、娘さんの高校合格祈願ですか?こちらでお神酒でも如何ですか?』と、私の父を母の親と勘違いしたそうだ。
恐るべき、若作りがなせるワザだ。


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『七剣/セブンソード』劇場版パンフレット執筆後談

2005年10月10日 17時27分08秒 | お仕事日記
10月1~5日まで国慶節の為、我社も5日間の連休となった。…しかし、休みの間も10月1日より、日本で公開された『セブンソード』の事が気になって、何だか休んだ気がしなかった。
6日に休み明けで会社に出勤すると、机の上に松竹株式会社から送られて来た『セブンソード』の劇場版パンフレットが有った。急いで包みを開けてみると、これが何とも結構な作りでオールカラー…、感激
8月に日本で『セブンソード』の公開が急遽決定され、私のブログを読んで下さった、松竹のパンフレット制作担当者の方が、劇場版パンフレットの為に執筆のオファーを下さり、電影工作室訪問記及びドニー・イェンさんのインタビューの取材記事を執筆した。

カメラ目線のドニーさん。顔が…

私の会社のアニメ新聞を持ってポーズをとる気前の良いドニーさん。

今回、松竹株式会社の好意で、パンフレット上に我社で制作した『七剣・序章』(公式漫画設定資料集)の記事を少し載せる事が出来た。問い合わせ先には、私のメールアドレスを載せておいたが、映画が公開されてから数日…、既に20人ほどの方が連絡を下さり、日本で『七剣・序章』を購入出来ないかとの問い合わせや、グッズ購入についての問い合わせ、中にはファンレターを下さった人も
やっぱり、香港映画好きには気になる商品らしいが、日本では大阪に在る“中華中心”(チャイナ・センター)で、取り扱っているので、ここの記事を読んだ方で、『七剣・序章』が欲しい方はチャイナ・センターさんへ連絡してみると良いだろう。今の所、購入の便利さからYESASIA.comで購入された方も多い様だ。一体、どの位の日本人が『七剣・序章』を認知して下ったのか。制作にも関わった私からすれば、今後の香港・中国漫画を日本で紹介すると言うプロジェクトの鍵となっているので、とても気になっている。
現在、只今制作進行の漫画版『七剣下天山』(漫画:廖光祖)も、中国でのドラマ版『七剣下天山』の放映にあわせ、10月末の第一巻出版を目指して制作進行中である。実は、今、日本の出版社と漫画版『七剣下天山』の出版に関して連絡を取っているが、日本国内での外国漫画への門戸は硬く閉ざされ、鎖国状態である。また、漫画大国を自負する日本の漫画業界の壁は厚くて高い、ただ厚い壁とは言っても、どこかに潜り込めるような、穴が開いているとも限らないので、血眼になって、その穴を探している。

ただ、言っておくが、これらの漫画はそんじょ、そこらの中国漫画ではない。何と言っても、香港の電影工作室と正式に契約を結んで制作されたと言う“売り”(宣伝文句)もあり、列記とした作品だと言う所もアピールしている。しかも、香港の漫画家、廖光祖氏は88年にデビューして依頼、多くの漫画作品を手掛ける香港の人気漫画の一人だ。
彼の作風は、他の香港の漫画の作品とは一線を画している。多くの香港漫画はアメリカンコミック風の硬さの有る絵が特徴だが、彼の作品は、彼の優しい人間性や細やかな性格を表したかの様な繊細さがあり、日本人受けする絵と言えよう。確かに中国の漫画の技術は、日本の漫画に比べて稚拙な部分も有るかも知れない。しかし、それは日本でも言える事で、中国でも日本でも、他の国に置いても絵が下手糞な漫画家なんて者は、掃いて捨てるほどいる。どんな分野でもそうだが、上や下を見ていたら埒が空かない。そう言うもんだ。
ここからは、毒吐き気味で語ります
日本のとある出版社の人はこう語った。『所詮、中国の漫画なんて日本人の感覚には合わない。』…と、以前、記事を書いた事がある、例の“ウンチク日本人”(私の天敵)だ。『中国の漫画なんて』と言うけれど、この方は一体どれだけの中国漫画を読んだ事があるのだろう。何しろ、ツイ・ハーク監督の名前すら知らず、初対面の時に『香港映画なんて韓国映画と同じで下らない』等と、私の命とも言える香港映画を侮辱する悪態をつく程の“殿様”である。下手したら、本当は中国の漫画なんて、ちゃんと読んだ事が無いような方だろう。
私だって、漫画と香港映画、執筆なんかで飯を食ってる身なので、『はい、そうですか』と簡単には引き下がる訳には行かなかったが、話す相手が間違っていた。相手は、自分=日本人読者代表のつもりで話をしているのだから、頭の中は『自分が知らない物=日本人は全員知らない』、『自分に興味が無いもの=日本人は全員興味無し』と言う前提で話をしている。
…そうじゃないだろう!
日本に入って来る海外漫画なんて、合っても輸入書籍程度もので、日本人の殆どが海外の漫画を読む機会を与えられていないのが現実でしょう!絵が下手とか上手いとか、それ以前の問題で、日本人の一般読者には海外の漫画作品を選ぶという選択権すらないじゃないか。例え欲しくても、日本では通信販売などで輸入品を買う事しか出来ない。そんな状態なのに、日本の漫画と同じレベル、同じ土俵では勝負出来ないのは当たり前だ。
私だって、日本人が皆、武侠漫画や中国漫画に興味が有るとは思わない。だけど、私にメールを下さった方々がいるように、興味をもっておられる方も沢山いるはず。

現在、日本の出版関連会社と連絡と取り合っている状況だが、それでも状況は思わしくない。なぜなら、日本で国外漫画を出版して成功した例も無く、武侠漫画を出版した会社もほぼ無い状態だからだ。
本当に頭が痛くなる仕事だが、この企画を成功させる鍵は、中国漫画=日本人には合わないと言う、先入観を如何に払拭して行くかだと思う。
頑張るぞ~!

ちなみにこれらの写真は、私が自分で撮影して来たものです。
コメント (2)
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