湖北省の青年腎臓が四つ 世界でも百例ほど――中国湖北省黄石市

2012年11月12日、人民網の報道によると湖北省黄石市大冶霊郷鎮の30歳の青年・陳（チェン）さんが大冶中医院に尿路結石の治療に訪れた際、初めて自分に腎臓が四つもあると知ったという。これは正常な人よりも腎臓が二つ多い。

今年9月、武漢市で建築業に携わる陳さんは、職場（工事現場）の集団健康診断で武漢体検センターで健康診断を受けた。「あなたの右の尿管の長さは1.8cmも長く、0.5cmの結石がある！」、検査担当の医師によると、この結石はエンドウ豆ほどの大きさがあるという。

陳さんはとても驚いた。彼の多くの仕事仲間が結石が出来た時、よく痛みで喚き散らしたり、時には痛みでベッドの上から転げ落ちたりしていたからだ。しかし、彼の体にはこんなに大きな結石があるのに、どうして痛みがないのだろうか？



陳さんは2005年に結婚し、2006年には妻との間に健康な子どもを授かった。
現在、子どもがもうすぐ小学生になるため、自分の責任がますます重くなっているように感じているという。結石の結果がでた後、彼は工事現場に帰り、同僚たちに残っている仕事が終わったら、大冶中医院の泌尿結石科で尿管結石の治療を受けると話をした。

さらなる検査でレントゲン写真を撮ったところ、陳さんは左右の二つの腎臓の近くにそれぞれ、もう一つずつ腎臓があり、合計四つの腎臓があることが分かった。

これには陳さんも非常に驚き、「私は30年も生きてきて、今初めて自分に四つも腎臓があると知った」と語った。陳さんの四つの腎臓は、先天性のもので、現在の検査の結果から見て、四つの腎臓の全体機能は、正常な人の二つの腎臓と大きな差はないという。医療スタッフによると、現在、彼の病気を積極的に治療しているとのことだ。



公共資料によると、「重複腎」（ちょうふくじん）は現在まで発生率の統計を取ることができていない。1956年に初めて発見されて以来、わずか百例あまりが報道され、国外の専門がそれぞれ1970年と2002年に両側に余計に腎臓がある患者を計4例紹介している。この病気は出生時からすでに存在しているが、幼児期に発見されることは希で、大多数は成人になるまで明らかな症状がなく、臨床で明確に診断される病人の多くは中青年の女性がメインとなっている。
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