★~KIDのあれこれ雑記帳~★

ツイッターのつぶやきと連動中!

【PR】

ウンチク日本人

2005年07月21日 16時11分51秒 | 突っ込み
『映画があって漫画じゃない、漫画があって映画なんだ』これは日本の某大手出版者の人に言われた言葉だ。…なんでこんな事言われたかって?
それは、この7月29日に公開される香港映画『七剣』(監督・ツイ・ハーク)のプロモーション用の漫画を日本でも出版する為に日本の出版社を回って居る時の事だった(7/7~12にかけて、東京の国際ブックフェア取材の為、帰国中の事)
初対面の某出版社の方は、漫画一筋に生きてきた様な方で、『漫画命!』と言うような方だった。私も漫画家の知り合いからは、、『あそこの出版社は威張ってる人が多くて、嫌だ』とは聞いていたが、まさかここまで酷いとは…、どうりで漫画家の間では評判が悪い訳だ。
しかも、渡した名刺をろくっすっぽ見ずに尻のポケットへしまい、私を『あんた』呼ばわりす。年ばっかり取ってる割には、礼儀、しつけがなってない。しかも、最初に漫画の見本を見せただけで、まだ内容がどうとかの話もしていないのに、突然…、『香港映画なんて、どうぜ韓国ドラマと一緒で下らないんだろ。ツイ・ハークなんて監督、知らないよ。どうせ有名じゃないんでしょ?』と興味有りませんと言うような態度。『むむぅ!何と怪しからん発言!』…と内心カチンと来たが、漫画しか分からない無知な方だと思い、丁寧にツイ・ハーク監督について説明してみたが、全然話を聞いていない。…って言うか、相手にする気ゼロである。正直言ってそんな人に何を言っても無駄だが、この漫画のオリジナルは小説で、小説を映画化し、漫画化したものだ。この漫画は映画のプロモーション用だと説明した所、
『映画があって漫画じゃない、漫画があって映画なんだ』『これが日本の常識だ!』と突然逆切れされた。『日本の常識?何だその訳の分からない理屈は』
・・・日本の常識って一体どこのお偉い方がお決めになったのか、日本の漫画においても、最近の『冬のソナタ』にしろ、野口英世などの偉人の伝記にしろ、もとから漫画が原作じゃない物が沢山あるし、一概に漫画が原作で映画やドラマになるものが総てでは無いはずだ!伝記物の漫画だって、歴史物の漫画だって事実が先にあって、漫画になった物だし、『冬のソナタ』や『始皇帝暗殺』の漫画版だって、オリジナルは小説やドラマ、映画だった物が漫画化した物じゃないか。
そりゃ、比率からしたら漫画や小説が原作で映画になるものが多いのは事実だが、比率の問題で実際に映画やドラマから漫画化された物が全く無いとか、前例がないわけじゃない。
なのに『日本の常識』なんて、誰が決めたか分からない常識に縛られているなんて、とても可哀相だ。日本の常識なんてのは、全くあてにならないし、特に海外の企業とやり取りをする中で『日本の常識』なんて物は、役に立たない事さえある。時には取引の条件や、ややもすると自分に有利な条件までも逆に駄目にしてしまうような面倒な代物だ。しかも、日本と言うのは変な国でアジア圏の企業を下に見る悪い癖がある。逆に欧米の企業に対してだと、大した企業でも無い所にヘコヘコ媚を売ってみたり。そう言う態度って、他の国からみたら、“変な日本人度”や日本企業に対する不信感や日本人への反感に繋がるので、あまり良い事では無いと思う。
しかも、自分が知らないからツイ・ハーク監督が有名じゃないとか、香港映画が下らないなんて言う理屈は間違っていると思うのだが…
自分が興味の無いものを総て下らない物だなんて、凄い思い上がりだと思うのは、私だけじゃないと思うけど、香港映画ってそんなにマイナーなのかな…
でも、正直言って、あんな悪態をつかれると気の長い私でも腹が立ちます。某出版社の方の態度が、最悪だったので、今後、何か特別な事でもない限りは某出版社に対する不信感は拭い切れないでしょう。
でも《七剣》の漫画は日本でも出版できるように頑張りますよ!応援して下さいね!



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【PR】

広告