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佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2010.11.13

2010年11月13日 21時57分16秒 | オンタイム
先日導入したImageJで遊んでみました。
コメントでいただいたサイトを参考に、画像のフーリエ変換&フィルタ処理、逆フーリエ変換に挑戦。



デスクトップに並べたものをキャプチャしてリサイズしています。
画質はだいぶ劣化していますが、とりあえず。

一番左は、元々の画像です。白丸はその部分のみを逆フーリエ変換しており、黒丸はその部分をマスクして残った部分を逆フーリエ変換しています。
確かに、k空間のどのあたりが画像のどういった成分に相当するのかがわかります。
「試してみては?」とのお言葉通り、k空間への親しみが増しました。

技師さんに「すごいっすよ!」と見せていたときに、左の鼻がスーっとしたので「鼻血でたかも…」と言うと皆にドン引きされました。「冗談ですよ」などと言ってその場はすんだのですが、その後、しばらく鼻がスースーするので「風邪引いたかな…?」と思って鼻をかむと…

その瞬間、ティッシュが真っ赤になりました。何年ぶりかの大出血!(ちょっと大袈裟)

まさか…自分にビックリしました。ちょっとヤバい傾向か!?

2010.10.08 MPG

2010年10月08日 23時25分13秒 | オンタイム
昨日書いていて、今日解決しました!というのもなんなのですが…

G社のU先生にお聞きしたところ、やはりMPGは180°パルスの前後に印加する1対の等しい大きさで同じ極性の傾斜磁場のようです。

サラッとお返事をいただけたので、逆に自分の不勉強が恥ずかしくなってしまいました…

MRI PRINCIPLES 2nd edition Donald G. Mitchell, Mark K. Cohen Saunders342-346 2004

”These diffusion-sensitizing dephasing gradients are a analogous to the flow-sensitizing dephasing gradients used for phase contrast magnetic resonance angiography techniques but are usually applied at higher amplitudes and for longer durations.”
とあったので、もう一度PC-MRIの原理も確認しなおさないといけないです。


2010.10.07 拡散強調画像の疑問 MPGとは…?

2010年10月07日 22時17分07秒 | オンタイム
すっかり秋めいてきたこの頃。
RSNAの準備でおおわらわです。

しかし、ここで拡散強調画像の原理について壁にぶつかってしまいました…

もともとは1965年にStejskalとTannerによりSE法で180°パルスの前後に等しい大きさの傾斜磁場をかけることで、拡散係数の測定法として報告されたようです。メジカルビュー社MRIの原理と撮像法や、Eur Radiol.2008:18;1937-1952にも解説の図が載っています。
しかし、秀潤社の拡散MRIブラウン運動,拡散テンソルからq空間へ、や画像診断2000:20:1198-1205の図や解説を読むと、MPGは1対の反転傾斜磁場として書かれています(あとの総説のタイミングチャートを見ると、同じ方向の傾斜磁場をかけているようにも見えますが…)。

どちらも読んでいると、最終的には静止したプロトンの位相シフトが揃うのですが、特に後者では移動するプロトンが180°パルスを受けたあとのMPGで、どのように位相が変わるのかが分からないのです(そもそも、解説の中に180°パルスによる位相シフト自体出てこないのですが…)。

MPGは、1対の等しい大きさの傾斜磁場なのか、1対の反転傾斜磁場なのか…

ご存じの方、いらっしゃいまいしたらご教授いただけると非常に嬉しいです。

2010.09.26 祝

2010年09月26日 21時42分04秒 | オンタイム
先日行われた秋季の学会は、仕事のため(および院長が座長を務められていたので)出席していませんでした。一体どんな風だったのかな~、と思っていたのですが
、本日たまたま大学へ行ったときに、症例の整理に来ていた先輩から聞くことができました。
なんと、フィルムリーディングで佐賀から2名も受賞者がいたそうで!どちらも胸部画像を専門とされるDr.で、ジェネラルな診断まで手が回るんでしょうか?というほどいつも専門的なことを教えてくれるような先輩です。
最近は、だいぶ基礎的なことに興味が向きだしていたのですが、やっぱり放射線科医である以上、常に幅広い診断力の向上を心掛けていないといけないんだな、と思いました。
おめでとうございます!
学会HPで見ると、以前佐賀にいらっしゃた内野先生の頭部MRAの破格に関する演題が最多アクセスだったそうで(確か、今年のECRでも…?)、サスガ!といった感じです。いつか佐賀に来られる時には、スライドを頂きたいものです。

ちなみに、図書のPDF化についての演題があったようですが、どんな内容だったのか個人的に興味がありまして…ご存じの方いらっしゃいますでしょうか?

2010.09.21

2010年09月21日 22時31分04秒 | オンタイム
季節の変わり目で、風邪を引いてしまいました。
今日のように残暑が厳しい日は自分でも「いったい何をやっているんだろう…」という気分になってしまします。
せめて細菌感染症の合併を来しませんように…

というわけで、多少の体調不良を抱えての研修日。
午前中に連休の間たまった読影を片付けて大学へ行ってきました。

先週、アプリケーションに教えてもらったシーケンスを早速走らせましたが、なかなか良さそうな雰囲気です。今までVENCを三方向バラバラに掛けていた手間がウソのようです。解析が楽しみです。

そして、油の実験。
なんとボトルに入れたサラダ油さえも上手く脂肪抑制が効いてくれませんでした。油温はほぼ室温と同じ24度程度。使用した脂肪抑制はとりあえず、CHESS法。きちんとシミングをしてもダメでした。サラダ油と、固めた油をシングルボクセルのMRSで撮像しましたが、日常ほとんど使わないシーケンスのせいか、失敗してしまいました。波形の読み方もよく分からなかったのですが、おそらく4.7ppmのところに大きなピークが出ていたので、水の抑制不良か???と考えています。
また以前に教えていただいた参考文献を読み直して、出直しです…ひとまず、温度調節とMRSを撮れるようになることが次の課題です。

2010.08.25

2010年08月25日 21時57分51秒 | オンタイム
手前のことなので、ちょっと書きづらいのですが…
今年度の認定医、専門医の受験者、無事に合格いたしました(本ホームページにもアップされています)。

ご心配くださった方々、ご声援いただいた皆様、ありがとうございます。

まだまだ先は長いですが、ひとつの区切りということで気持ちを新たに頑張っていきたいです。


2010.08.10

2010年08月10日 22時23分11秒 | オンタイム
台風接近中。
すっかり皿が乾ききっているので、朝からそわそわと落ち着かず…

長崎まで行かないと波が上がっていなさそうだったのと、心臓MRIの連絡をもらったので諦めて勉強に行ってきました。

今年はホントに波乗りに行っていないです…パドル力が落ちると、致命的なのでT病院のプールでパドルのトレーニングをさせてもらってはいますが、やっぱり海に行きたい。

ところで、循環器の先生に聞いたのですが、先週末に開催されたSCMRのJapan chapter主催のワークショップ、とても良かったみたいですね!ミッドサマーセミナーに参加した振替の出勤で残念ながら行けませんでしたが、来年こそは…

心臓の撮像が終わったあとは、技師さんにお願いしてプロトコールの調節。ちょっと癖のあるコイルを手探りで使いこなすのは難しいですね。

2010.07.27

2010年07月27日 22時09分00秒 | オンタイム
午後から研修日。心臓MRIはありませんでしたが、ちょっと大学に行ってきました。どこの領域にしても、MRIって面白いですね。いよいよ、いくつかのスタディが動き出すようです。

先日のミッドサマーセミナー(案内のホテルのヒトが”ミッドナイトセミナーはこちらです!”と言ってましたね)でJ-MACのブースへお邪魔したのですが、ますますiPadが欲しくなってしまいました。あの動き、あの絵!
Appleユーザーの院長に相談したところ、すぐにいろんな店舗を当たってくれたのですが、やはり1週間程度は待つとのこと。

あぁ、物欲が…専門医試験の勉強道具!と言い訳して買っちゃおうかな…

2010.07.14 関連病院勉強会

2010年07月14日 23時31分32秒 | オンタイム
の前に、昨夜の話。

コドモが中耳炎なので、毎晩点耳をするのですが、昨夜は都合で眠ったあとにこそっと落としてみました(ヨメも鹿児島に帰省中そうしてたよ…といっていたので)。
そうすると…これぞ、寝耳に水!といった感じで眠ったままパタパタしてました。ごめんね。

それはそうと、この2日ほどヒドイ雨です。今朝はもう少し出るのが遅かったら高速道路が通行止めになるところでした。寝耳に水、の水は点耳薬じゃなくて洪水のようですが、一部の地域ではそんな冗談をいうことが出来ないくらい大変だったようです。

関連病院勉強会の話でした。
この大雨でどうなるかな、と思ったのですが夕方には雨も小降りになり無事に19時から行われました。

症例提示はK&Kのコンビ。
疾患名だけ羅列すると、segmental arterial mediolysis(SAM)、Congenital Cystic Adnomatoid Malformation、Scimitar症候群。疾患は認定医試験にも出るくらい有名なのですが、典型的な画像に触れることはあまりないので、良い勉強になりました。しかし、新人のHさん、まだ3~4ヶ月とは思えないくらい所見を述べます。そしてO医師くんの成長にもびっくり。

2010.06.25

2010年06月25日 22時00分08秒 | オンタイム
なが~い一日でした。
16時頃には、恐ろしい眠気が…

本日はT病院で、病理のミニレクチャーとCPCがありました。
レクチャーは分子標的療法に関するものでした。僕が研修医になった頃はようやくイレッサが広まってきた時でしたが、今や多数の薬剤が出てきて、すっかり取り残されています。お恥ずかしい。

画像診断では、まずは分子イメージングが連想されますが、まだ臨床応用するには時間がかかりそうです。ちょっと気になったのは、一部の薬剤がADCC(Antibody-dependent cellular cytotoxicity)活性を持っているということ。ひょっとしたら、ADCC活性で腫瘍に集まった単球系の細胞などは、SPIOでイメージング可能かな?などというコトも考えました。薬剤投与後に、良好にADCC活性が起こっているかどうか判断できるか?治療効果予測は出来るか?など。面白そうじゃないです?ハーセプチンやリツキサンは、比較的身近なところでADCC活性のある薬剤とされているので、興味はあります。

たまに最先端の話を聞くと、妄想の翼が広がりますね。