あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

デッドプール

2016-07-07 17:57:33 | 映画 2016
トラブルシューターで日銭を稼いでいたウェイドは、
酒場で高級娼婦のヴァネッサと出会います。
パズルのピースがピタリと嵌るようなふたり。
愛し合い、結婚の約束もしたのですが、
その直後、病院で末期癌だと診断されます。
彼女のためにも生きたい!と願うウェイド。
酒場にやってきたリクルーターの男の誘いに乗り、
癌の治療と引き換えに、極秘の人体改造の被験者に。
(海の向こうにもショッカーみたいな組織があるのね~)
結果、傷を治癒する能力を手に入れますが、
再生能力を引き出す代償として、
全身の皮膚が焼けただれたように変異してしまうのです。
ヴァネッサが醜い自分の姿を受け入れるとは思えないウェイド。
元の姿に戻るため、
フランシスと組織につながりのある人物を襲撃するのでした。

こんなふうにあらすじを書いていくと、
デッドプール本人が映画のなかで、
「これはラブストーリーです」と言っているのが納得できるわ。
しかもいま流行りの「難病純愛映画」じゃん?
お涙頂戴はないけど。

で、この映画、ヒーロー物なのにR15です。
だもので構えた気持ちで鑑賞しましたが、
そんなにエロでもグロでもなかったな~。
首が飛んだり脳天に弾丸を食らわしたりもしますが、
あっけらかんとコメディ風味だったし。
セックスシーンも多々ありますが、
しかもアブノーマルなものもありますが、
一瞬だし本人たちの合意のもとでの行為だからね(笑)
ただ、自分の手首を切断する場面は・・・・
ぎーこぎーこと切るんじゃなくて、スパン!と切ってよ、
見てて痛いじゃん、と思ってしまったわ。

言いたいことを言いまくりのデッドプール。
おしゃべりで口は悪いし、そして下ネタも満載。
でもね、どんな下ネタでも英語で言われると、
(意味がわからないから)ソフトに聞こえるの。
だから女性には字幕がちょうどいいのかも。
日本語吹き替え版で聞いたら、違う感想を持ったかな?
いやいや、それでもデッドプールはキュートです。

オンナは殴らない主義の紳士なコロッサスは、
(で、オンナに殴り飛ばされておりました)
「いつか君をXメンに入れる!」と言ってましたが~
XメンがR15指定になってもいいんだろうか・・・・


○○○は(誰だか忘れたけど名指し)
演技は下手なのに顔がいいからモテルとか、
ベッカムはヘリウム声なのに顔でモテルとか、
醜くなった自分を卑下するデッドプール。
誘拐された恋人ヴァネッサを助けにいく前に、
セクシーな俳優特集をしている雑誌から、
ヒュー・ジャックマンの顔を切り抜いて、
マスクの下、自分の顔に貼りつけちゃいます。
(ちなみにヒュー・ジャックマンは映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」で、
ウルヴァリンを演じ、敵役で登場したデッドプールをやっつけてるらしい)

戦いが終わり、対面するウェイドとヴァネッサ。
ヴァネッサはデッドプールのマスクを外します。
緊張の瞬間・・・
が、出てきたのは貼られたヒュー・ジャックマンの顔。
観客は笑うんですが、映画の中のふたりは真剣(笑)
そしてついにウェイドの素顔があらわに。
ヴァネッサは「ワオ!」と小さく叫びますが、
姿が変わってしまったウェイドを受け入れ、
ふたりは再び結ばれるのでした。
よかったね~!!
やっぱり王道のラブストーリーだったわ。

監督 ティム・ミラー
ウェイド・ウィルソン(デッドプール)  ライアン・レイノルズ 
ヴァネッサ(ウェイドの恋人)  モリーナ・バッカリン 
フランシス・フリーマン(エイジャックス)  エド・スクライン
ウィーゼル(ウェイドが行きつけの酒場の店主)   T・J・ミラー 
エンジェル・ダスト(フランシスの側近女性ミュータント) ジーナ・カラーノ
ブラインド・アル(盲目の老婆)  レスリー・アガムズ
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(X-MENのメンバー) ブリアナ・ヒルデブランド
コロッサス(X-MENのメンバー) 声 ステファン・カピチッチ
ドーピンダー(タクシーの運転手) カラン・ソーニ

2016年6月公開

タクシー運転手のその後が気にかかります・・・・

キティちゃんが登場するのは、
デッドプールがキティちゃん好きだから?


          揺らぐ愛

(これは私の勝手なねつ造シーンですからね~)