ベトナム戦争が激化していた1971年のニクソン政権下のアメリカ。
アメリカ国民には戦争に対する疑問や反戦の気運が高まっていました。
そんななか、ニューヨーク・タイムズ紙が、
ベトナム戦争を分析、報告した国防総省機密文書、
「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をスクープします。
勝つ見込みがまったくないにもかかわらず、
国民を欺き、ベトナム戦争をずるずると続けているという内容でした。
研究員のダニエル・エルズバーグが政府に依頼され、
ベトナム現地に出向いて取材、作成したレポが流出したのですが、
それはエルズバーグ自身がその悲惨な状況に疑問を抱き、
告発しようと研究所から持ち出したのです。
政府は報道の自由を統制し「戦争中における政府の機密漏洩」
という事態を問題視してタイムズ紙の記事を差し止めます。
一方、ワシントン・ポスト紙はレポ全文を入手。
ポスト紙は拘置されることも覚悟で、記事を世に出すことを決めました。
訴えられ裁判となった、ワシントン・ポスト紙とニューヨーク・タイムズ紙。
他の新聞社は後押しするように、
最高機密文書に関する記事を一面に載せるのでした。
キャサリン・グラハムは、アメリカ初の女性新聞社主です。
キャサリンの父親から会社を引き継いだ夫が自殺し、
彼女がワシントン・ポスト紙の社主となったのです。
いいところのお嬢さんから普通の主婦に、
そんなキャサリンは経営の素人で、戸惑ってばかり。
社でも能力がないと軽んじられていました。
「ペンタゴン・ペーパーズ」を社が入手したことで、
キャサリンは大きな決断を迫られます。
世に出すのか?
さまざまな思惑、助言、忠告を彼女は受けます。
でも最終的に彼女は自分で決断します。
「父のカンパニーじゃない、夫のカンパニーじゃない
私のカンパニーです!」
そう言い切るキャサリンはかっこいい。
女性の成長物語でもあるんだと感じました。
ニクソン大統領がポスト紙を罵っているシーンで終わるのかと思っていたら、
その後、暗闇に紛れて民主党選挙対策本部に忍び込み、
なにやらゴソゴソやっている怪しい人たちを映して、
え?と思っていたらここでエンディング。
なるほど、ここからウォーターゲート事件に繋がっていくんだね。
監督 スティーヴン・スピルバーグ
キャサリン・グラハム メリル・ストリープ ワシントンポスト社主
ベン・ブラッドリー トム・ハンクス ワシントンポスト編集主幹
トニー・ブラッドリー サラ・ポールソン ベン・ブラッドリーの妻
ベン・バグディキアン ボブ・オデンカーク ワシントンポスト編集局次長
フリッツ・ビーブ トレイシー・レッツ ワシントンポスト取締役会長。
アーサー・パーソンズ ブラッドリー・ウィットフォード ワシントンポスト取締役
ロバート・マクナマラ ブルース・グリーンウッド 第8代アメリカ合衆国国防長官。
ダニエル・エルズバーグ マシュー・リス 元アメリカ合衆国軍事アナリスト。
2018年3月公開
スピルバーグ監督は、
「 脚本の初稿を読んだとき、映画化まで2年も3年も待てるような作品ではない、
つまり、すぐにこれを映画化しなければならないと感じました」
と言って、本当に短期間で撮りあげたんだって。
「 権力は見張らなくてはいけない」
「 報道の自由を守るのは報道しかない」
そんな言葉が物語で語られています。
それを熱く体現しているのがトム・ハンクス演じるベン・ブラッドリー。
記事のためなら何でもするという過激な男で、海賊と呼ばれている、
というキャラ設定ですが( 実際、そんな人物だったようです)
トム・ハンクスが演じると過激でも説得力があるわ~。
アメリカ国民には戦争に対する疑問や反戦の気運が高まっていました。
そんななか、ニューヨーク・タイムズ紙が、
ベトナム戦争を分析、報告した国防総省機密文書、
「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をスクープします。
勝つ見込みがまったくないにもかかわらず、
国民を欺き、ベトナム戦争をずるずると続けているという内容でした。
研究員のダニエル・エルズバーグが政府に依頼され、
ベトナム現地に出向いて取材、作成したレポが流出したのですが、
それはエルズバーグ自身がその悲惨な状況に疑問を抱き、
告発しようと研究所から持ち出したのです。
政府は報道の自由を統制し「戦争中における政府の機密漏洩」
という事態を問題視してタイムズ紙の記事を差し止めます。
一方、ワシントン・ポスト紙はレポ全文を入手。
ポスト紙は拘置されることも覚悟で、記事を世に出すことを決めました。
訴えられ裁判となった、ワシントン・ポスト紙とニューヨーク・タイムズ紙。
他の新聞社は後押しするように、
最高機密文書に関する記事を一面に載せるのでした。
キャサリン・グラハムは、アメリカ初の女性新聞社主です。
キャサリンの父親から会社を引き継いだ夫が自殺し、
彼女がワシントン・ポスト紙の社主となったのです。
いいところのお嬢さんから普通の主婦に、
そんなキャサリンは経営の素人で、戸惑ってばかり。
社でも能力がないと軽んじられていました。
「ペンタゴン・ペーパーズ」を社が入手したことで、
キャサリンは大きな決断を迫られます。
世に出すのか?
さまざまな思惑、助言、忠告を彼女は受けます。
でも最終的に彼女は自分で決断します。
「父のカンパニーじゃない、夫のカンパニーじゃない
私のカンパニーです!」
そう言い切るキャサリンはかっこいい。
女性の成長物語でもあるんだと感じました。
ニクソン大統領がポスト紙を罵っているシーンで終わるのかと思っていたら、
その後、暗闇に紛れて民主党選挙対策本部に忍び込み、
なにやらゴソゴソやっている怪しい人たちを映して、
え?と思っていたらここでエンディング。
なるほど、ここからウォーターゲート事件に繋がっていくんだね。
監督 スティーヴン・スピルバーグ
キャサリン・グラハム メリル・ストリープ ワシントンポスト社主
ベン・ブラッドリー トム・ハンクス ワシントンポスト編集主幹
トニー・ブラッドリー サラ・ポールソン ベン・ブラッドリーの妻
ベン・バグディキアン ボブ・オデンカーク ワシントンポスト編集局次長
フリッツ・ビーブ トレイシー・レッツ ワシントンポスト取締役会長。
アーサー・パーソンズ ブラッドリー・ウィットフォード ワシントンポスト取締役
ロバート・マクナマラ ブルース・グリーンウッド 第8代アメリカ合衆国国防長官。
ダニエル・エルズバーグ マシュー・リス 元アメリカ合衆国軍事アナリスト。
2018年3月公開
スピルバーグ監督は、
「 脚本の初稿を読んだとき、映画化まで2年も3年も待てるような作品ではない、
つまり、すぐにこれを映画化しなければならないと感じました」
と言って、本当に短期間で撮りあげたんだって。
「 権力は見張らなくてはいけない」
「 報道の自由を守るのは報道しかない」
そんな言葉が物語で語られています。
それを熱く体現しているのがトム・ハンクス演じるベン・ブラッドリー。
記事のためなら何でもするという過激な男で、海賊と呼ばれている、
というキャラ設定ですが( 実際、そんな人物だったようです)
トム・ハンクスが演じると過激でも説得力があるわ~。