とりあえずこの映画、
なにも予備知識なしで観たほうがいいかな~。
私は、男女入れ替わりの話で、えらくヒットしている、
という情報だけで観にいきました。
男女の入れ替わりってよくある話だけど、
ヒットしているのはなんでだろ?と思ったから。
後半から予想とは違う展開、また違う展開へと続き、
結果、最期には泣かされてしまいました。
アニメを見て泣いたのは「蛍の墓」以来です。
でも「蛍の墓」は見終ったあと、二度と観ない!と思っちゃったの。
「君の名は」はまた観たい映画です。
ハッピーエンドで泣くのは気持ちいいよね~。
山深い田舎町に暮らす女子高校生三つ葉は、宮水神社の娘です。
実家の神社の巫女を継ぐべく、妹とともに祖母に鍛えられる日々を送っていて、
そんな生活にうんざりしています。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださ~い」
都会に憧れる三つ葉はそう叫ぶのでした。
そんなある日、自分が男の子になる夢を見ます。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がる東京の街並み。
一方、東京で暮らす男子高校生瀧も、奇妙な夢を見たのです。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっている夢。
いくどかそんな体験をしていくうちに二人は気付きます、
「入れ替わってる?」と。
しかし、お互いに気持ちが通じはじめた矢先、
唐突に入れ替わりは途切れてしまうのでした。
瀧は三葉に会いに行こうと決心します。
そしてやっと辿り着いた糸守町で瀧が見た光景は・・・・
ここで3・11を思い出してしまった人は多いんじゃないかなあ。
見ているだけしかできなかった光景が、どうしても過ってしまいます。
これは3・11以後だからこそ、湧いてくる感情かも。
こういう物語だったのか、と自分のなかで終了させたのですが、
でも瀧君は諦めないのです。
ここから私、やけに感情移入してしまいました。
もしかしたらなんとかなる?
やっぱりだめ?とハラハラもしました。
3・11への鎮魂の物語にもなっているのでしょうか。
物語のなかでやり直して、救えなかった人を救って・・・
映像が綺麗です。
壮大に広がる雲海が、彗星落下のシーンが、
ドラマチックです。
精緻に写実的に描かれた風景にも目を奪われます。
樹木、小川を流れる水、岩の質感、建物。
画面いっぱいに紅葉が広がっているのを見たときには、
おお!と感動さえしちゃいました。
それだけに人物が・・・・
髪だって線描きにベタ塗りです。
畳が、携帯が、本物と見まごうばかりに緻密なだけに、
そんななかで線描きの人間が動いているのは、
三次元の世界で二次元が動いているようで、
これにはちょっと違和感がありました。
背景か人物、どちらかが歩み寄ったほうがいいんじゃないかなあ。
監督:新海 誠
立花 瀧 声・神木隆之介 東京の都心に住む男子高校生
宮水 三葉 声・上白石萌音 岐阜県糸守町に住む女子高生
奥寺 ミキ 声・ 長澤まさみ 瀧のアルバイト先の先輩
宮水 一葉 声・市原悦子 三葉の祖母、宮水神社の神主
勅使河原 克彦 声・成田凌 三葉の同級生
名取 早耶香 声・悠木碧 三葉の同級生
藤井 司 声・島﨑信長 瀧の同級生
高木 真太 声・ 石川界人 瀧の同級生
宮水 四葉 声・谷花音 三葉の妹
宮水 俊樹 声・てらそままさき 三葉の父
宮水 二葉 声・大原さやか 三葉の母
2016年8月公開
なにも予備知識なしで観たほうがいいかな~。
私は、男女入れ替わりの話で、えらくヒットしている、
という情報だけで観にいきました。
男女の入れ替わりってよくある話だけど、
ヒットしているのはなんでだろ?と思ったから。
後半から予想とは違う展開、また違う展開へと続き、
結果、最期には泣かされてしまいました。
アニメを見て泣いたのは「蛍の墓」以来です。
でも「蛍の墓」は見終ったあと、二度と観ない!と思っちゃったの。
「君の名は」はまた観たい映画です。
ハッピーエンドで泣くのは気持ちいいよね~。
山深い田舎町に暮らす女子高校生三つ葉は、宮水神社の娘です。
実家の神社の巫女を継ぐべく、妹とともに祖母に鍛えられる日々を送っていて、
そんな生活にうんざりしています。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださ~い」
都会に憧れる三つ葉はそう叫ぶのでした。
そんなある日、自分が男の子になる夢を見ます。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がる東京の街並み。
一方、東京で暮らす男子高校生瀧も、奇妙な夢を見たのです。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっている夢。
いくどかそんな体験をしていくうちに二人は気付きます、
「入れ替わってる?」と。
しかし、お互いに気持ちが通じはじめた矢先、
唐突に入れ替わりは途切れてしまうのでした。
瀧は三葉に会いに行こうと決心します。
そしてやっと辿り着いた糸守町で瀧が見た光景は・・・・
ここで3・11を思い出してしまった人は多いんじゃないかなあ。
見ているだけしかできなかった光景が、どうしても過ってしまいます。
これは3・11以後だからこそ、湧いてくる感情かも。
こういう物語だったのか、と自分のなかで終了させたのですが、
でも瀧君は諦めないのです。
ここから私、やけに感情移入してしまいました。
もしかしたらなんとかなる?
やっぱりだめ?とハラハラもしました。
3・11への鎮魂の物語にもなっているのでしょうか。
物語のなかでやり直して、救えなかった人を救って・・・
映像が綺麗です。
壮大に広がる雲海が、彗星落下のシーンが、
ドラマチックです。
精緻に写実的に描かれた風景にも目を奪われます。
樹木、小川を流れる水、岩の質感、建物。
画面いっぱいに紅葉が広がっているのを見たときには、
おお!と感動さえしちゃいました。
それだけに人物が・・・・
髪だって線描きにベタ塗りです。
畳が、携帯が、本物と見まごうばかりに緻密なだけに、
そんななかで線描きの人間が動いているのは、
三次元の世界で二次元が動いているようで、
これにはちょっと違和感がありました。
背景か人物、どちらかが歩み寄ったほうがいいんじゃないかなあ。
監督:新海 誠
立花 瀧 声・神木隆之介 東京の都心に住む男子高校生
宮水 三葉 声・上白石萌音 岐阜県糸守町に住む女子高生
奥寺 ミキ 声・ 長澤まさみ 瀧のアルバイト先の先輩
宮水 一葉 声・市原悦子 三葉の祖母、宮水神社の神主
勅使河原 克彦 声・成田凌 三葉の同級生
名取 早耶香 声・悠木碧 三葉の同級生
藤井 司 声・島﨑信長 瀧の同級生
高木 真太 声・ 石川界人 瀧の同級生
宮水 四葉 声・谷花音 三葉の妹
宮水 俊樹 声・てらそままさき 三葉の父
宮水 二葉 声・大原さやか 三葉の母
2016年8月公開