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今日も映画でまったり

スター・ウォーズ ローグ・ワン

2017-01-06 12:02:52 | 映画 2016
スター・ウォーズシリーズ本編の外伝です。
スター・ウォーズ エピソード4「新たなる希望」の直前にあたり、
「新たなる希望」の冒頭で触れていた、
帝国軍の宇宙要塞初代デス・スターの設計図の強奪任務を遂行した、
反乱同盟軍兵士達の活躍が描かれています。

帝国がジェダイを無力化し、支配を強めた暗黒の時代、
惑星をまるごと破壊する帝国の究極兵器デス・スターが完成。
しかし、開発者であるゲイレンはひそかに、
動力炉を破壊すれば無機能になる弱点を意図的に設計していました。
生き別れの娘ジンは、そんな父の平和への意志を受け、
設計図のデータが保管してある惑星スカリフに乗り込み、
厳重な帝国軍のシールドをかいくぐり設計図の奪取に挑みます。
クライマックスは設計図奪取のための地上戦と、宇宙艦隊戦がクロスする、
最期の30分以上続く戦闘シーンです。
迫力満点で臨場感たっぷり。
映画技術もここまできましたか~。

届いた設計図の記録装置を手渡された反乱軍のレイア姫は、
多くの命を賭して手に入れたこのディスクこそが希望です、
と呟くのでした。


無断で出撃するジンやキャシアンらに対して、
管制塔はコードネームを問いかけ、ボーディーは咄嗟に、
「はぐれ者」や「反逆者」という意味を持つ「ローグ・ワン」と応えました。
このならず者はぐれ者集団の、誰もがかっこいいのです。
なんといってもヒロインのジンが敵と戦う姿は、華麗で凛々しい。
キャシアンが感嘆の表情で見惚れていましたが、
私も見惚れてしまったわ~。
座頭市も紛れ込んでおります。
風を読み、音を捉え、僅かな振動も感じ取って敵をやっつけてます。
相棒のベイズとの友情も見どころ。
アジア系のこのふたりの絡み、もうちょっとあってもよかったのでは。
時間的に難しいのかな。
そしてこのドロイドのKくん。



緊迫したシーンで始まり、緊迫したシーンが続き、
緊迫したシーンで終わった物語のなかで、
( 戦う彼らに、ちょっとはティータイム時間を与えてあげてもよかったのでは)
いつもと変わらぬ(たぶん)冷静沈着さを保ち、
どんな状況でもユーモアを忘れず、しかも頭が良くて分析力も抜群、
と、ひそかにハートマークを飛ばしていたら、最期は・・・
・・・え?ええ~?・・・・
いや、もう・・・なんだか泣けてしまって・・・・。


監督  ギャレス・エドワーズ
ジン・アーソ  フェリシティ・ジョーンズ ゲイレンの娘
キャシアン・アンドー  ディエゴ・ルナ 反乱軍戦士
K-2SO   アラン・テュディック 元帝国軍新型ドロイド
チアルート・イムウェ  ドニー・イェン 盲目の剣士、元ジェダの寺院の守護者
ベイズ・マルバス  チアン・ウェン 豪快な戦士、元ジェダの寺院の守護者
オーソン・クレニック  ベン・メンデルソーン 帝国軍デス・スターの開発責任者
ソウ・ゲレラ  フォレスト・ウィテカー レジスタンス戦士、ゲイレンと旧知の仲
ボーディー・ルック  リズ・アーメッド 帝国軍から亡命した元パイロット
ゲイレン・アーソ  マッツ・ミケルセン デス・スター開発の主要人物 ジンの父
ダース・ベイダー  ダニエル・ナプラス(演)&スペンサー・ワイルディング(演)
ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)
レイア姫  イングヴィルド・デイラ  
2016年12月公開



ボーディーが帝国から持ってきたゲイレンのメッセージは、
デス・スター開発に協力するふりをして構造に致命的な弱点を仕込んでいたこと、
その弱点を記した図面データは帝国軍の建築物データが収集されている、
惑星スカリフに存在することを伝えていたということですが、
弱点を仕込んだよ~という情報よりも、
設計図そのものをボーディーに持たせたら?とか、
外部から侵入して設計図を奪取するのは至難の技ですが、
内部にいる作成した本人がなんらかのアクションを起こしたほうが、
まだ成功する確立が高いのでは?と思ってしまったんだけど、
そうするとこの物語は成立しないのか~・・・
でもジンとキャシアンの、ほんの一瞬の抱き合う姿が美しかっただけに、
( ほんとは自己犠牲に感動するのは好きじゃない)
お父さん、他のやり方を考えてよ、と言いたいわ。