ティファニーで朝食を

朝早くニューヨークの一流宝石店「ティファニー」を訪ね、
ショーウインドウを眺めながらクロワッサンを頬張るのが、
ホリーの楽しみです。
アパートで一匹の猫と暮らしているホリー。
彼女は華やかな生活に憧れ、
「ティファニーで朝食を食べる身分」を夢見ていました。
ホリーの目標はお金持ちの男と結婚すること。
お金のためならネズミのような男とでも遊びます。
そんなホリーと同じアパートに、売れない青年作家が越してきます。
最初は友情から始まった二人の関係は、
少しづつ変化してゆきますが・・・

とんでもなく我儘ではあるのですが、
無邪気で自由奔放なホリー、ほんとに魅力的です。
なんて可愛くてエレガントなんでしょ。
ポールが惹かれるのは当然かな(^.^)

ホセとの結婚が破談になり自暴自棄になったホリーが、
「私はこの猫と一緒！」と泣きながら、
雨が降るなか、猫をタクシーから降ろしてしまうシーン。
もう自由にどこにでも行きなさい！と、
そぼ降る雨のなか追い出された、
いまだ名前をつけてもらってなかったねこちゃんの、
しょぼくれた顔が（いや、勝手にそう思ったのですが）
役者だわ・・・・

私はねこちゃんに感情移入までしてしまう始末でした。
呼び出しが鳴ってるよ、とホリーを前足でつんつんして起こしたり、
はねのけられてブラインドに張り付いたり、
ラストシーンで恋人同士が抱き合うなかサンドイッチにされたり、
撮るほうも演じるほうも（ねこちゃんのことです）
大変だったろうなあ、お疲れさまでした。

監督　ブレイク・エドワーズ
ホリー・ゴライトリー　オードリー・ヘプバーン　愛人契約を生業？
ポール・バージャック　ジョージ・ペパード　作家志望の男性
２Ｅ　バトリシア・ニール　ポールのパトロン
ドク・ゴライトリー　ホリーの夫
ホセ　ホセ・ルイス・デ・ヴィラロンガ　ブラジルの大富豪
ティファニーの店員　ジョン・マッギーヴァー　理想的な店員(*^^*)
１９６１年１１月公開



主題歌　♪ムーンリバー は、アカデミー歌曲賞を受賞しました。