みちくさ便り

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鑓温泉山スキー

2007年05月08日 | 山遊び
 今日も一日中好天が期待出来るので、ふらりと(?)鑓温泉まで山スキーに出かけた。こちらへ越してきてからは、山が近いので、以前のように気合いを入れて計画を組まなくても、天候など様子を見て山行できるので、気分はハイキングである。連休が終わったばかりで、さすがに山は静かで、今日小日向を越えたのは自分一人だった。

 猿倉の駐車場は、閑散としていて、先週の混雑がウソのようである。雪は駐車場から繋がっている感じはしたのだが、途中で完全に地肌が出て、板を担ぐようになる。先の山行から幾日も経っていないが、取り付きは付近は、雪を拾って歩くようになっていた。もう2~3日で猿倉台地の下部は、夏道が露出すると思われる。

 先日とほぼ同じルートで小日向のコルへ向かうが、雨で斜面に縦溝ができていたり、気温が高くなって雪も緩んでいたりして、シール登高に苦労する。それでも良い感じでノンストップで登りきった。

 コルから一滑りで、湯ノ入沢の源頭と言うか、鑓沢と杓子沢の出合いに着いた。付近は、鑓沢と杓子沢からのデブリが堆積しているが、表面が溶けかかっていて、問題なく通過できる。鑓沢に入ってからは、デブリの中を温泉目指して一直線に進む。

 割と早い時間に鑓温泉に着いたが今日はここまで。早速、熱い温泉に浸かり青空を仰ぐと、雲一つ無い快晴である。大自然を一人占めした気分は最高である。時折強い風が吹き下りてくるが寒く無い。湯に浸かった後の気怠い感じと疲労感で、じっとしていると眠気が襲ってくる。

 暫く休んだ後、気休めの固形ワックスを塗り滑降準備にかかる。温泉上部には大出原の大斜面が有るのだが、そこまで登る気力も無いので、当初予定である温泉から下山する。鑓沢はデブリが一面に堆積していて、楽しめそうにないので、右岸の山肌をトラバース気味に湯ノ入源頭まで滑る事にする。

 滑り出しは雪が引っかかる感じがしたが、右岸の山肌は快適なザラメで、板も思った以上に走り、斜面も開けていて気分が良い。アッという間にコルへの登り返し地点に着いて、今滑った斜面を眺めると、綺麗な一本のシュプールが続いている。今日は誰もいないので、山の斜面を一人占めであった。

 その後、小日向のコルを目指して登り返して、一気に猿倉台地に滑り込む。先週、長走沢下部が雪が切れかかっていたので、今日は夏道ルートで猿倉に下る。下部へ行くと雪も少なくなって藪がうるさくなったので、板をザックに括り付けて夏道を忠実に辿り下った。

コースタイム
5月8日(火)・快晴
・猿倉場駐車場(7:10)~猿倉1502m台地(8:05)~小日向コル(9:20)~湯ノ入沢源頭(9:30)~鑓温泉(10:30)~滑降開始(11:30)~源頭(11:45)~小日向コル(12:30)~猿倉駐車場(13:10)

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