みちくさ便り

日常の出来事や特別な事、思いついたり感じた事などをジャンルを問わずに書き込んでいきます。

爺ガ岳

2007年08月14日 | 山遊び
 このところ茹だるような暑さが続いて、こんな時は「涼しいだろう?山」へ行くことにした。
 いつも扇沢バスターミナルへ行く途中に、数台の車が駐車していて、ここが柏原新道の登山口とは知っていたが一度も踏み入れた事が無かった。
 
 お盆の時期で、山は混雑しているのだろう・・・と、朝4時に家を出た。扇沢までは車でゆっくり走って1時間程度なので、5時には登り始められるだろうと、余裕で走っていたが、なんと!山は混雑どころか、渋滞していた!!登山口の駐車場はもとより付近の路肩さえ車でいっぱいである。運良く観光客の車が移動したので、やっと空いた一台分のスペースへ駐車した。

 予定通り、5時に歩き始める。まだ夜明け寸前で幾らか涼しいが、猛暑の夏、取り付きの広葉樹の急斜面を少し登っただけで、汗がにじんでくる。ひたすら展望の利かない樹林帯を登るが、登山道は綺麗に整備されていて、とても歩き易い。登山道は尾根の西側に付けられているので、朝方は日光が遮られて、少しは涼しいのかも知れないが、それでも汗が噴き出てくる。炎天下にこんな所歩いたら、いい加減嫌になるだろう。急登は最初だけで後は緩い登りが稜線まで続く。しばらくすると、針ノ木岳から種池への稜線が見えてくる。視界が開けて来ると、俄然やる気が出てきた!!それにしても暑い・・・今日は2.5リッターのハイドレーションで水分補給しながら歩き続ける。途中石畳と呼ばれる石がゴロゴロした所を通り、沢をトラバースし暫くすると、お花畑の斜面の先に赤い屋根の種池山荘が見えてくる。後ろには蓮華岳~針ノ木岳~ズバリ岳~赤沢岳の稜線が快晴の下、綺麗に眺められる。山荘までノンストップで歩いたので、エネルギー補給にコンビニおにぎりとドリンクゼリーを食べる。種池山荘で暫く休憩した後、ハイマツの稜線を爺ガ岳南峰に向かう。前方には、どっしりした山容の爺ガ岳が眺められ、その左側には双耳峰の鹿島槍ヶ岳が顔を出す。山頂は鹿島槍方面からの登山者で賑わっていた。山頂からは針ノ木岳や鹿島槍はもとより、富士山、南アルプス、穂高・槍ガ岳、立山連峰、剣岳などの大パノラマが広がっている。

 下山は、炎天下の中ヘロヘロになりながら一気に登山口まで下った。大汗かいて、水分補給をこまめにして、体中の水分が入れ替わったような気もしたが、2.5リッターが半分ほど残っていたので、大したこと無いか?
 駐車場には車がいっぱいだったが、すれ違った登山者は、それほ度でもない気がした。

(写真は爺ガ岳稜線から、剣、立山連峰、種池山荘を望む)

「コースタイム
8月13日(月)・快晴
・駐車場(5:00)~種池山荘(7:45)~爺ガ岳南峰(8:35)~種池山荘(9:25)~駐車場(11:10)