みちくさ便り

日常の出来事や特別な事、思いついたり感じた事などをジャンルを問わずに書き込んでいきます。

根子岳山スキー

2007年02月06日 | 山遊び
昨日(2/5)、山スキーの入門ルートである根子岳へ行ってきた。

 先週のような、大雪が期待できそうもないので、ゲレンデから離れて、山へ入ろうと色々と検討した結果、以前から一度は行って見たいと思っていた根子岳へ向かうことにする。根子岳は上信越国境稜線に位置し、菅平スキー場から一望できる穏やかな山である。急な登もなく、指導標も完備し、コースの中間には避難小屋もある。ツアーの入門コースとしてこれ以上の環境はないコースであろう。Webでしらべて見ても、積雪や雪質は期待できそうも無いが、天気だけは確実である。
 
 高速を使って、菅平・奥ダボススキー場に9時に到着する。天気は快晴無風の、ポカポカ陽気で、スキー場も平日のためか閑散としている。ダボスの第一トリプルチェアリフトに乗り、ゲレンデトップで、山仕度をする。

 これから向かう根子岳や、背後の北アルプスが真っ青な空に浮かんでいる。雪質が気になるところであるが、天気が良いので、まあシール登行を楽しめれば良いだろう。あまりにも暑いのでメットと上着を脱いで出発する。

 ダラダラと左手の尾根に向けてゆっくりと高度を上げるが、気分的には山登りというより、散策をしているような、のどかな気分になってくる。足元はヘリスキーのコースとなっているので、ピステンで固めたのかガチガチで少し山スキーの趣と異なるかもしれない。途中ヘリが爆音を響かせて上空を通過し、暫くするとパトロールがコースの点検で滑り降りてきた。多分、結構管理されたルートなのだろう。

 避難小屋が近づく頃に、地元、須坂市の単独の方が追いついてきて、二人で色々と話しながら登った。同年代の人で、毎年根子岳に来ていて、いつも2往復はすると言っていた。おいしいとこだけ滑って登り返しかと思ったが、コース全体だという。また、避難小屋の少し下に鉄塔が立っているが、これは風力発電の調査塔だという。何年か後には、風車が回っているかもしれない。

 避難小屋を過ぎて少し急な登りとなるが、北アルプス、妙高、火打の大パノラマが疲れを忘れさしてくれる。暫くすると山頂直下の樹林帯が近づき、そこがヘリポートであった。普通ここから右方向から頂上に回り込が、直登気味に樹林帯の中を進んで程なく山頂に到着である。既に、ヘリスキーの何人かと、ツアーの1パーティが居て、お互いに写真を撮ったりしてのんびりとしている。風も無く360度のパノラマは最高である。

 降りのコースは、ヘリスキーの滑降コースを外し西方向に取る。下の方は藪が濃いので、途中から避難小屋方向にトラバース気味に滑ることとする。ここ最近、降雪が無かったらしく、柔らかな雪は殆ど無く、また、昨日の強風のためウィンドクラストしていて、硬い斜面である。所々に笹や藪が出ていて、スキーの操作に気を使いながら下った。
 快適な滑りこそ出来なかったが、久しぶりに、山に登れて、大汗かいて、景色を見ることが出来ただけでも幸せな気分である。

コースタイム
2月5日(月)
・奥ダボススキー場駐車場(9:00)~第一トリプルチェアリフト終点(9:40)~避難小屋(10:20)~根子岳山頂(11:40)~滑降開始(12:20)~避難小屋(12:40)~駐車場(12:50)