みちくさ便り

日常の出来事や特別な事、思いついたり感じた事などをジャンルを問わずに書き込んでいきます。

八甲田スキー・ツアー

2005年03月30日 | 山遊び

3月23日(水)
午前中にカモシカ・ルート、午後は銅像コースを滑った。天候は高曇りでまずまずといったところ。カモシカルートはロープウェイ山頂駅からスキーを履き、田茂やち岳へ向かい寒水沢源頭を毛無岱林間の緩斜面を寒水沢左岸沿いに八甲田ロープウェイの近くに降りる。自分はこのコースは初めてであるが、天気の良い日にのんびりと滑るには良いのかも知れない。ただ、毛無岱の緩斜面は滑りには、ちょっと向かない。
午後の銅像コースは、ニセ田茂までスキーを担いで登り、そこから前岳方面に滑り降り、トラバース気味に前岳鞍部に向かう。鞍部からはシールをつけて前岳山頂に登る。曇り空だが気温も高く暑いので上着を脱ぎ中間着で汗をかかないようにする。山頂からは1枚バーンの斜面を一気に滑り降りる。林間入るまではとてもいい感じ、下は午前より滑るようになったけどチョッと苦しい。

3月24日(木)
午前中に田代温泉ルートを滑り、午後は銅像ルートを滑った。天候・雪質とも昨日と略同じであるが、午後の銅像は、いつもより出発時間が遅く、冷たい風が吹きモナカ雪になりつつあった。もぐったスキーは自分の技量では操作出来ないので非常に緊張した。下部林間では、さらにモナカは最悪の状態である。ほとんどボーゲン操作で滑る。ゲレスキーの上級者は上部斜面ではガンガン飛ばしていたが、緩斜面では全くスキー操作できず転び撒くっていた。

3月25日(金)
昨日の夜から酸ケ湯で新雪が40cm積もった。ロープウェイで山頂駅に着いたが、外は強烈な吹雪で視界も2~3メートルである。ロープウェイ前で板を装着するが、強烈な風のため、一気に顔がこわばってくる。凍傷寸前でないだろうか?何にも見えない中モッコ沢に向かう。兎に角見えない。聞こえない。まるで目隠し状態でモッコ沢上部をルートを見失わないように、ガイド、前の人に続く。暫く下る風もガスも若干弱くなり、少し視界が開けた。パウダーの斜面が続いている。
この日はロープウェイが11時半頃に運休になり、午前中2本で終了・・この吹雪じゃ一般ルートでも遭難するよ。

3月26日(土)
真冬に舞い戻りました。山頂駅降雪量40cm、北西の風18m/s沢筋はかなり深そう。お決まりの『モッコ沢』に向かう。強烈な向かい風だけど厳冬期と違うのは気温が高いこと、比較的顔が冷たくならない。視界不良のなかモッコ沢へ。シッカリ雪が入っていて十分深雪楽しめる。Y沢まで膝下の深さでやや重い感じだけど久しぶりの深さに感激。午後はタモヤチ山頂から銅像正標尾根からタモヤチ沢~そのまま沢くだりでY沢フォレスト~山麓駅、まだまだ降り続いている。
この季節に深雪が楽しめるとは、やはり「八甲田」は最高!!

3月27日(日)
朝から良く晴れていた。山頂駅降雪量15cm北西の風、赤倉・大岳方面は最初見渡せたけど、すぐに雲の中へと消えていった。今日は午前中銅像ルート、午後は吹雪の中を変形モッコ沢を滑った。
先日と違って、新雪の滑降である。いつものコースで前岳鞍部に向かうのであるが、ニセ田茂からの急斜面では、表層のデブリも見られた。前岳山頂からの斜面はフカフカのノートラック斜面で、好きなコースを自由に滑り降りる。下部の林間も木と衝突しない様に銅像茶屋を目指して滑る。
午後は、一変吹雪模様・・・こうなったら、定番変形モッコ?上部視界不良で厳しいけれど、雪は最高。気持ちよく滑ることが出来た。


八甲田スキーツアー(3月22日~27日)

2005年03月30日 | 山遊び

今年も八甲田にやって来た。3月を半ばを過ぎ天候も安定し、山越えのツアーも可能な時期である。
3月22日昼頃に八甲田ロープウェイ駅に到着し、ダイレクトとフォレスト・コースを1回づつ軽く滑り、明日以降の山スキーの足慣らしとした。思っていた以上に雪はウィンドクラストし、ガリガリである。その後、定宿の酸ケ湯に向かう。勿論ツアーガイドは酸ケ湯ガイドである。顔なじみは居るかな?