みちくさ便り

日常の出来事や特別な事、思いついたり感じた事などをジャンルを問わずに書き込んでいきます。

乗鞍岳山スキー

2007年04月24日 | 山遊び
 前々から、乗鞍岳に入ろうと思っていた。厳冬期は自分の体力と技術では無謀であり、少し雪が落ち着いた頃を狙っていた。三本滝まで車で入れるようになったと聞いたので、急遽準備を進め、昨日(4/23(月))乗鞍岳へ山スキーに行ってきた。
 土・日曜日は、全国的に大荒れの天気で、南寄りの強風も吹いていたが、昨日は、春の変わり易い天候の合間で、朝方には雨も止み、少しガスが掛かっていたが、天気は確実に回復に向かって、薄曇りの、まずまずの天候の中、剣ケ峰は叶わなかったが、最低鞍部の肩の小屋まで往復した。

 スキー場の3リフト乗り場でスキーを履く。このカモシカゲレンデは、途中道路が二カ所横断するので、一度スキーを脱ぎ、道路を2~300m程歩く。再度スキーを履きゲレンデトップに向かう。ツアーコースは、連日多くの人が入っているので、シュプールが残っていて、少々荒れ気味である。一昨日来の雨で、雪面は堅くなっているが、時間がたてば緩んでくるだろう。位ヶ原台地に出て風も強くなってきたが、視界も利いていて、高天ヶ原~剣ヶ峰~朝日岳~摩利支天が真っ白に望まれる。一面の雪原は、滑降意欲を刺激してくる。クラストした斜面を、クトーを付けて、肩の小屋を目指して真っ直ぐ登る。肩の小屋口を過ぎると斜面はアイスバーン混じりとなり、クトーをがっちり利かせないと、スリップしそうだ。古い雪はガチガチに凍っているので、新しい雪を探りながら、ひたすら登る。時々後ろを振り返るが誰もいない。たぶん雪の状態が悪いので、諦めたのかも知れない。今日は月曜日なので入山者は、それぞれ単独のスキーヤーとボーダーの三人だけである。自分は、アイゼンもピッケルも用意したので、今日は山頂を目指すつもりだった・・・。

 鞍部は風の通り道となっていて、小屋の陰で一休みする。天気は薄曇りで崩れそうにないが、気温は上がらず雪面はカリカリである。一度はスキーをデポして、朝日岳に向かおうと考えたが、結構疲れていたので、無理をせず(日和見?)、ここから滑り降りる事にする。

 鞍部から位ヶ原台地にかけては、無木立の斜面が広がっていて状況がよければ最高の滑降斜面だろう。しかし、今日の斜面はアイスバーンで、肩ノ小屋口までの斜面は、十分コントロールを利かせて、ゆっくりと慎重に滑り降りた。その後、位ヶ原の台地は緩斜面が続くので、クラスとした雪面ではあるが、快適(?)に飛ばす。林間に入ってからは、上部はスキーが、引っかかって滑りにくかったが、下部に来るに従い、雪も緩んでいて、快適(?)に滑る事ができた。

コースタイム
4月23日(月)
・三本滝場駐車場(7:20)~第3リフト終点(7:40)~位ケ原(10:00)~肩ノ小屋口(10:46)~肩ノ小屋(11:26)~滑降開始(12:00)~駐車場(12:50)


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