近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.76『ヨツハモガニ』 デコレーション~

2011年09月09日 07時09分23秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はヨツハモガニ。日本海側の海水浴場付近で採取したこのカニ、何かクモガニ系の臭いがしますね~。こう言うモガニ系は似てわかりません・・・。取敢えずはヨツハモガニと言う事にしておきます(笑)
※モガニぞわぞわさんのご指摘により、トップ画像を差し替えました。ありがとうございます。
<データ>
名前:
ヨツハモガニ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 甲羅幅15mm程の採取歴あり
生息:
 水深1mくらいの藻場にいました
特徴:
 漢字で「四歯藻蟹」とでも書くのでしょうか?小型のカニです。形状は前方に長い菱形で、体中に鋭い突起が多数見られます。歩脚に対して鋏脚はそれほど大きく無いですね。体色は緑褐色から茶褐色辺りでして、腹部は白っぽいです。体の棘に海藻を付けて身を隠すのが有名らしいです。このカニもカニ歩き以外に、前方で進んでいました(海藻をよじ登っていた)。
参考・引用文献
私見:
 ヒラツノガニやらこの辺りのクモガニ系は区別が・・・。でも小型で擬態すると言う所に惹かれますね。派手に海藻をデコレーションした個体が面白い!
飼育:
容器:1200×450×450 ガラス水槽
底砂:サンゴ砂
餌 :冷凍エビ、フレークタイプの市販飼料
藻類:何種類か入ってました。
混泳:エビ類、ヤドカリ類、海水魚
置物:サンゴ、石などで隠れ家ができる程度
 これと言った事もしないで、1年少々飼育できています。
動画:

画像:

甲羅に比べるとおなかの方はあっさりしていますね。でも歩脚を見ると海藻を付ける為のトゲがいっぱい。


 これぐらいの子ガニでも、藻類を身に付けて擬態。
     

近江工舎

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しかちん)
2011-09-09 22:22:52
かに!?
海草シリーズだと思いましたw
前回も書きましたが近海にそれだけ豊富な
種類がいるって思えないんですよ!w
確かに海だから多いってのは理解出来るんだ
けど近海には・・・・・・・・・
見つけれないだけ?w
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Unknown (シンちゃん)
2011-09-10 01:17:43
見かたによったら、身包み剥いで危ない人かと

其れだけの藻を付けるのに
どれだけの時間が要るんですかね
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Unknown (四国六郎)
2011-09-10 01:19:23
う~ん。さすがの僕も、こちらは食材には
見えませんでした~。
一枚目の画像、ほんと素晴らしいです。
こんなカニ、絶対目に入らない~。
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磯ガサ (ryu-oumi)
2011-09-10 07:53:10
>しかちんさん
 わたしの捕っている海水生物は
殆ど海水浴場か潮干狩り場でして
水深2m以内です~
来年はしかちんさんも海水水槽を立ち上げ
一緒に海へ行きましょうよ~
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コメント (ryu-oumi)
2011-09-10 07:55:50
>シンちゃんさん
 ブログお休み中に、
度々のコメントを有難うございます~
なんか、全部を自分で付けたんじゃ無くて
付けた海藻が成長している雰囲気も・・・
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食材 (ryu-oumi)
2011-09-10 07:58:08
>四国六郎さん
 ある意味ね
海藻とセットで良い出汁がとれるかも~
食べる所は殆どありませんので
サワガニの唐揚げと同じように
バリバリと齧るだけでしょうかね?
 >こんなカニ、絶対目に入らない~
目に入るように指導しますので
海水水槽を立ち上げましょう~(こればっか)
返信する
Unknown (モガニぞわぞわ)
2014-02-24 20:16:53
モガニ類の分類と生態の研究をしているものです。ブログ楽しく拝見いたしました。
一番上の種はおそらくワタクズダマシ。
2番目と3番目の画像の種は、ヨツハモドキです。
4番目の画像の種は、小型でしかもデコしているのでちょっとわかりませんね。小型個体もしっかり同定できるように鋭意研究中です。
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同定 (ryu-oumi)
2014-07-28 11:33:41
>モガニぞわぞわさん
 専門家の方による同定ありがとうございます。
早速、参考にさせて頂きまして訂正致します。
勉強になりました、ありがとうございます!
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