近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

『タコウビル』ヒルの同定~

2014年08月14日 18時09分22秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はタコウビル。先日購入しました『絵解きで調べる 田んぼの生き物』を使って、ヒルの同定をしてみました。背中に模様無し→円筒形→体色が茶~赤茶色ということで、タコウビルかな?早速、書籍が役に立ちましたね~
<データ>
名前:タコウビル
分布:滋賀県南部
全長:体長で30mm程度の個体を確認 
生息:山間部の湿地
 
特徴:
 漢字で如何書くのでしょうね?いわゆるヒルと呼ばれるものの仲間です。形状はよく見るヒルの仲間が平たく
幅広なのに対して、円筒に近いスリムな姿です。体色は茶褐色系で、模様などが見られないシンプルな色です。ヒルと言うと血を吸うイメージですが、このヒルは血を吸わないようなのでご安心を。
類似種との比較

参考・引用文献
私見:
 これと言って無し(笑い)、何かに活用できると分かるまで、興味がわかないかな?
採取:
 手でひとつまみ・・・
育成:
 なし、おそらく将来的にもなし
動画:

画像:
  

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『タマガムシ』 豆より小さい玉

2014年08月01日 09時04分01秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 滋賀県に生息する水生昆虫の紹介、今日の1匹はタマガムシ。あれ?マメガムシだっけ?マルガムシだっけ?と分からなくなるネーミング&生体サイズですよね。マルガムシよりも小さく、側面からの見た目が丸いのでタマガムシでは無いでしょうか?
<データ>
名前:タマガムシ
分布:滋賀県東部
全長:5mm程度の成体を確認してます 
生息:山間部の溜池など
 
特徴:
 漢字で『玉牙虫』と書く小型の水生昆虫ですね。形状は何と申しましょうか、植物の種のような粒状です。ぱっと見た感じは、ゴミか生物なのか分からないくらい・・・。側面からよ~く見れば、なんとなく昆虫に見えて来ますね。他の微小ガムシ・ゲンゴロウ系と比較しますと、体長に対して体高が高いです。そのため名前にタマの文字が付いたのでしょうね。
類似種との比較
マルガムシ:若干大きめで、体高が低い
マメガムシ:若干大きめで、体が丸く無い
参考・引用文献
私見:
 タモに入ったゴミの中から、これを仕分けた自分を褒めたい(笑)
採取:
 目の細かい網(白っぽい方がいい)で水草まわりを掬う
育成:
 育成経験無し
動画:

画像:

  

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『ビロウドイシビル』 高そうな名前~

2012年04月16日 08時33分57秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草などの紹介、今日の1匹はビロウドイシビル。昨年採取したヒルでして、以前も書きましたがヒルも名前が色々有るんですよね。それが詳しく分かるサイトやら一般書籍って、需要が無いから存在しない(笑)、そしてこの種名が正しいのかも分からない~。
<データ>
名前:ビロウドイシビル
分布:滋賀県南部で確認 
体長:50mm程度の採取歴あり 
生息:水路の石の下 
特徴:
 漢字で『天鵞絨石蛭』とでも書けばいいのでしょうか?ヒルの仲間ですね。形状は紐状でして、軟らかくよく伸びる体をしています。口とお尻の方に吸盤を持っていまして、これで石などに固着しています。体色は茶褐色系でして、模様の様なものも見られますが良く分かりません。繁殖期は分かりません。食用にされている話も聞きませんし、多分食べない方がいいでしょうね(笑)。
類似種との比較
ビロウドイシビル:?
シマイシビル:?
ナミイシビル:?

参考・引用文献
私見:
 何か、名前だけ見るとカッコ良さそうですが・・・ヒルです。
このヒルは人の血を吸わないのですが、気持ち悪い姿で嫌われる~
採取:
石を裏返し、固着中の個体を剥がす
育成:
育成経験無し、これからも無し
動画:

画像:


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『ヤマトヒモミミズ』  硬い方のミミズ

2012年02月14日 07時54分36秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草などの紹介、今日の1匹はヤマトヒモミミズ。昨年採取したこのミミズ、もちろん名前は分かりません!イトミミズ系に比べると大きく、普段採取する水生ミミズ類よりも、硬い感じですね。何時ものように、ご存じの方がおられましたら、ご教授を!それにしても、タツノオトシゴからミミズまで紹介しているのが、このブログの売りなのか?
※水生ミミズの一種をヤマトヒモミミズに変更致しました。
<データ>
名前:ヤマトヒモミミズ
分布:滋賀県北部の河川で1度だけ確認 
体長:100mm程度の採取歴あり 
生息:水の綺麗な水路の石の下 
特徴:
 漢字で『大和(倭)紐蚯蚓』とでも書くのでしょうか?名前が分からない水生ミミズの仲間です。形状は紐状でして、少し太めのハリガネムシと言ったところでしょうか?動きも硬く、体を中に起こすような動作も見られます。体色は鮮やかなピンク系でして、内部が若干透けています。生息河川では石のしたの砂利等に混じっていました。陸生のミミズと似た姿をしているようです。
参考・引用文献
私見:
 本当に、ヒルもミミズも分からんな・・・
採取:
石や枯葉の裏に付いた個体を剥がす
育成:
育成経験無し
動画:

画像:
    
 こちらが普段見る方の水生ミミズの一種。極めて軟らかく、触ると千切れ易い。

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近江工舎

『ヤマトヒドラ』 淡水イソギンチャク? 

2011年06月23日 06時56分52秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する生物の紹介、今日の1匹はヤマトヒドラ。餌を持ち帰る時に汲んだ、用水路の水に入っていたようです。細長いポリプ状生物、多分いわゆるヒドラの一種なのでしょうね?勘でヤマトヒドラとしました。
<データ>
名前:ヤマトヒドラ
分布:滋賀県南部には生息していました
全長:体長5mm程の個体採取歴あり
生息:水草や石などに付着
    
特徴:
 漢字の当て字なら「大和九頭海蛇」となるのかな?クラゲの仲間に入るそうです。形状は細長いイソギンチャク状でして、伸び縮みする紐系の基部に更に細長い触手が付いています。体色はくすんだ桃色~淡い褐色あたりです。繁殖期は水温が有る程度高ければ、季節を問わないのでは?本体の体から、小さな突起の様に分裂して増えて行きました。普段は触手の毒針で、ミジンコ類等を捕食しているようです。
類似種との比較
ヤマトヒドラ:?
ヒメヒドラ :?
チクビヒドラ:?(ネーミングセンスに脱帽!)

参考・引用文献
私見:
 エビ飼育者の天敵~。ミジンコだけじゃなくて、稚エビも襲うそうです!
プラナリアと同じく、無意味に刻まれる実験生物・・・
採取:
 川の水に入っている事が多いので、川の水ごと汲む
飼育:
 現在飼育中っと言ってもミジンコを入れているだけですが
動画:


画像:

top画像の個体の縮んだ状態

 生体の大きさはこれくらい、固着しているのはフサモの破片

 繁殖の様子。親株?の両脇から子株が・・・

近江工舎