近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「カワコザラガイ」 見えん!

2010年10月27日 09時02分34秒 | 滋賀県の貝類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する生物の紹介、今日の1匹はカワコザラガイ。先日、ヨコエビファームの様子を観察していると、ガラス面に微小な貝類が付着しているようです。またモノアラガイ系かな?と思えば以外と平たい。どうやらカワコザラガイのようですね。餌用に入れた枯れ草類に付いていたようです。
この貝で淡水貝40種類!まだまだ色々捕りたいです。
<データ>
名前:カワコザラガイ
分布:滋賀県南部で確認
全長:5mm程度までを確認
棲息:河川の溜りなど
        
特徴:
 漢字で『川(河)小皿貝』と書くのでしょうか?微小巻貝系の仲間ですね。形状はお皿を裏返した様な笠型の殻でして、海水生のマツバガイ等に似ていますね。体色は黄褐色~緑褐色系ですが、幼貝期は色が淡くて体が透けています。希少な貝だとも聞きますが・・・、ただ小さ過ぎて人の目に触れないだけかも?
参考・引用文献
私見:
 フィールドで採取している事に、気が付かなかった・・・。 
捕獲:
 水中の枯葉、枯れ草を裏返してみる。
飼育:
 飼育経験なし。勝手にケースに入っていた(笑)
動画:

画像:       
           
           
           
 幼貝は指に乗せるとこれくらいの大きさですね~。小さい・・・



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『カドヒラマキガイ』 琵琶湖固有種だが?

2010年06月25日 11時04分24秒 | 滋賀県の貝類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はカドヒラマキガイ。久し振りに採取できたので忘れずに撮影を。琵琶湖の巻貝は面白!
<データ>
名前:カドヒラマキガイ
分布:琵琶湖でしか確認していません 
体長:殻径10mm以下の採取経験あり 
生息:主に石の裏で見つけています
     
特徴:
 漢字で「角平巻貝」と書く微小巻貝です。形状は薄い殻が円盤型で、裏から見れば殻口が広いです。また殻の中心は窪んでいますね。殻色は半透明の褐色で体が透けて見えます。先日紹介したヒロクチヒラマキガイとは同じ種の形状違いでだろうと、つっちぃさん・西村さんに教えて頂きました。カドヒラマキガイの角が無いタイプが、ヒロクチヒラマキガイになるようですね。私の感覚では逆に、ヒロクチヒラマキガイの角のあるタイプがカドヒラマキガイと思えます(どちらでもいい話か?)。
滋賀県のレッドリストでは分布上重要種に指定されています。
参考・引用文献
私見:
 琵琶湖固有種らしいが、皆さん的には「だから何?」って感じでしょうね(笑)
私も分類やら難しいは分かりませんので、見たままの事しか書きませ~ん。 
採取:
 石をひっくり返して、石の裏から剥がす。
飼育:
 飼育経験無し。
動画:
 撮り忘れてるよ・・・
画像:
        
    縁が角張っているのが分かりますか?あ、興味ないね・・・ 
        
    カドとヒロクチの中間くらいのタイプだが、興味無いよね・・・

        

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『オバエボシガイ』 希少らしい

2010年06月18日 08時35分42秒 | 滋賀県の貝類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はオバエボシガイ。フィールド紹介292で掲載した二枚貝で御座います。『日本淡水”魚貝類?”愛護会』の西村さんから可能性を指摘頂きました。
<データ>
名前:オバエボシガイ
分布:滋賀県の一部に点在 
体長:30mm程度の未成貝の採取経験あり 
生息:河川や水路の砂泥底
     
特徴:
 漢字で如何書くのですかね?イシガイなどの仲間の二枚貝です。形状はやや箱型系の卵型で、殻頂周辺で皺状の凹凸が見られますね。殻色は黄褐色~茶褐色系の色合いですね。。
滋賀県のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されています。
参考・引用文献
私見:
 希少な貝のようですね。それにしても”オバ”ってどんな漢字だろう? 
採取:
 砂底、泥底を網で掬う(私は陸で拾った)。
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:


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「ヒロクチヒラマキガイ」 分類再検討中?

2010年05月24日 08時50分00秒 | 滋賀県の貝類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はヒロクチヒラマキガイ。以前ビワコミズシタダミと紹介していた貝類で御座います。つっちぃさんの御指摘でヒロクチヒラマキガイである事が判明しました。実物どころか画像でも見た事無い種だ・・・。
<データ>
名前:ヒロクチヒラマキガイ
分布:琵琶湖では確認 
体長:殻径で5mm前後の採取経験あり 
生息:湖岸の岩礁部など
     
特徴:
 漢字で「広口平巻貝」とでも書くのでしょうかね?微小巻貝です。形状はカドヒラマキガイの角を取ったような殻をしているようです。その割には画像のように、殻高がかなり高い個体もいるようですね。この個体は円盤型と言うよりもタニシ型のようです。書籍には分類的に再検討が必要と書かれていますので、っもっと似ているのかと勘違いしてしまいました(笑)
滋賀県のレッドリストでは要注目種にあげられていますね。
類似種との違い
ビワコミズシタダミ:蓋がある
カドヒラマキガイ :角がある

参考・引用文献
私見:
 ヒロクチヒラマキガイって、図鑑でも画像を見た事無い巻貝でした。 
採取:
 石を除けて拾いました
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
          
          
      螺塔(貝の巻き巻き部分)が少しありますよね~。
          
      裏返すと、殻の中心が凹んでいますよね~。
          
 ヒラマキガイモドキ(左)とヒロクチヒラマキガイ(右)となるようです。


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『カネツケシジミ』 タイワンシジミ黄色型

2010年03月12日 07時21分37秒 | 滋賀県の貝類紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生生物の紹介、今日の1匹はカネツケシジミ。採取したこの2枚貝、多分外来のシジミかな?この大きさで黄色ぽいままなので、タイワンシジミ種群の中のカネツケシジミでしょうかね?
<データ>
名前:カネツケシジミ
分布:滋賀県全域
体長:よく見掛けるのは20mm未満ですかね? 
生息:河川や水路の砂底
     
特徴:
 漢字で如何書くのですかね?外来の二枚貝です。形状は円形に近く小型で、殻色は外部が淡い鮮やかな黄色、内部が白色系ですね。情報が少なく、タイワンシジミ種群の一種でまとめられるのかもしれません。
類似種との違い(の一例)
カネツケシジミ:殻外が黄色で内が白色
タイワンシジミ種群の一種:殻外が黒っぽい褐色系で内部が濃い紫のタイプが多い
マシジミ:殻外が黒っぽい褐色系で内部が白っぽい紫のタイプであることが多い
交雑していたり地域差・個体差により、見た目では中々判断できないです。
参考・引用文献
私見:
 シジミの子供か?と思っていたらこれも外来種か・・・
この種も滋賀県漁業調整規則第36条の対象なのでしょうね~(シジミだから) 
採取:
 砂底、泥底を網で掬う。
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
           
  カネツケシジミ(左)とタイワンシジミ種群の一種ですかね?
 同じくらいの大きさでも、これだけ殻の色が黄色いです。


おまけ
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あれは良いですね~、無料で如何にかならんのか?
 アクセス解析で一番検索の多かったキーワードを見ると
ミズムシ、ケンミジンコ、ヒラマキミズマイマイ、ホソホウオウゴケ
が何時も上位に入っているのに、魚の話が入っていないのが泣けます(笑)

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