近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.97『オオヘビガイ』 中身は普通

2014年08月27日 08時13分14秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海水浴場で採取した生き物シリーズ、今日の1匹はオオヘビガイ。岩場でよく見かける、クネクネした形状の石灰質な塊。ヘビガイの仲間だろうなーとは思うのですが、そこから先が分かりません。塊が大きいのでオオヘビガイと言うことにしておきます。
<データ>
名前:オオヘビガイ
分布:日本海で確認
全長:全長40mm程度の殻を確認
生息:
 日本海の海水浴場の岩場で確認
特徴:
 漢字で『大蛇貝』と書くようですね、一応は巻貝の仲間らしいです。形状は筒状の変則巻きな殻の中に巻貝本体がいます。硬質な殻に対して硬質な蓋は持っていないようでして、吸盤をひっくり返した様な柔らかい蓋状のものを持っています。殻の色は濁った白色系(クリーム色から灰色など)でして、中身はダークグレイくらいの色をしています。こちらの貝も食材になるようでして(まあ海の貝は、食べようと思えば殆ど食べられるのだが)、意外と美味とのことですが…①採取が手間②サイズが小さい というのが難点ですね~。
類似種との比較
 ケヤリ類:殻からフサフサしたものが飛び出る。

参考・引用文献
私見:
 空になった殻には、ナベカなんかが入っていたりしますね~。今回の本命はケヤリムシ系だったのですが、ヘビガイで妥協…
飼育:
 現在飼育中(笑)。冬場の海藻確保が厳しいかな?
動画:

画像:

 カキ殻や岩などの硬いところに付いていますね。


 
①口からクモの巣の様な粘液を出す ②これに海藻屑などを付着させる ③口で粘液ごと餌を巻き取り食べる

近江工舎

海水NO.94『シラヒメウミウシ』 似たような?

2014年08月21日 08時28分07秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海水浴場で採取した生き物シリーズ、今日の1匹はシラヒメウミウシ。シロウミウシの子供?でも配色が違うようなので調べて見ると、シラヒメウミウシのようですね(おそろく)。似たようなのが多くて難しい・・・
<データ>
名前:シラヒメウミウシ
分布:日本海で確認
全長:全長15mm程度の個体を確認
生息:
 日本海の海水浴場の岩場で確認
特徴:
 漢字で『白姫海牛』と書くのでしょうかね?いわゆウミウシの仲間です。形状は以前に紹介したシロウミウシに近く、平たく潰したナメクジ型ですね。頭にある2本の触角とお尻のフリフリ(外鰓)も同じような形です。体色は体全体が白一色に黄色の縁取りがされていて、角と鰓は紫色です。
類似種との比較
シロウミウシ:体色は白色に黒いブチ模様、角と鰓は黄色

参考・引用文献
私見:
 ウミウシもそれぞれの餌が分れば帰るのですがね・・・
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
ブログお休み中だったので、画像が無い!     

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海水NO.89『イボキサゴ』 砂から巻貝

2012年03月26日 08時10分27秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はイボキサゴ。太平洋側の潮干狩り場で、盛り上がる砂の中から出て来た巻貝です。潮干狩りで貝を採取する時って、二枚貝にしか目が行きませんが、この貝も食べられるらしいです。本日も潮干狩りシリーズでした。(『日淡こぼれ話』の西村さんにイボキサゴだと教えて頂きました。)
<データ>
名前:イボキサゴ
分布:太平洋側にいました
全長:殻長20mm程の個体は採取歴あり
生息:干潟の砂の中に潜んでいました
特徴:
 漢字では『疣喜佐古』と書く巻貝の仲間ですね。形状は円形に近く、殻頂の盛り上がりが低いので、巻貝の中では平たい方ではないでしょうか。螺肋が明確なので、殻の表面はややボコボコしていますね。ひっくり返して見ると、裏側は平滑です。小さな巻貝ですが食用にされているようでして、茹でたり煮たりして食べられるようです。
類似種との比較
イボキサゴ:螺層にイボがあって、臍盤も大きい(西村さんより)
キサゴ:殻の外側に溝の凹凸が見られる
ダンベイキサゴ:殻の外側が平滑である
参考・引用文献
私見:
 砂の上をうろうろしていたあの巻貝、食べられるのか・・・惜しい事をしたな(笑)
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:



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海水NO.88『ハマグリ』 ぐれる!

2012年03月23日 08時25分43秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はハマグリ。太平洋側の潮干狩り場で、職人さんが採取した個体で御座います。巨大バカガイか?と思っていたのですが、『日淡こぼれ話』の西村さんに同定して頂き、ハマグリだと分かりました。西村さんの話では、純海水域は本来の生息域ではないので、潮干狩り用に撒かれた貝に混じっていたのではないだろうか?とのことです。本日も”もうすぐ潮干狩りシリーズ”でした~
<データ>
名前:ハマグリ
分布:太平洋側にはいました
全長:殻長50mm程の個体は採取歴あり
生息:汽水系干潟の砂の中に潜んでいます
特徴:
 漢字では『蛤』と書く二枚貝の仲間ですね。形状は丸みのある扇形の貝殻でして、貝頂がやや膨らんでいますね。アサリなどと比較して、厚みのある殻をしています。殻の色は外側のバリエーションが多く存在している反面、内側はどれも白色ですね。殻には光沢があります。食用としては有名過ぎるほどの貝ですが、貝殻の丈夫さから、古来の遊び”貝合わせ”・”貝覆い”にも用いられていました。他にも”ぐれる”の語源もこのハマグリのようですね。
参考・引用文献
私見:
 はまぐりのお吸い物は美味しいですよね~。貝がらの中に偶に入っている”寄生蟹”にも興味があったりします(笑)
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:

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海水NO.87『シオフキガイ』 バカガイの子分

2012年03月21日 08時17分16秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はシオフキガイ。太平洋側の潮干狩り場で採取した個体で御座います。潮干狩りシーズンを前にして、それっぽいネタを放り込んでみました。
<データ>
名前:
シオフキガイ
分布:
 太平洋側にはいました
全長:
 殻長30mm程の個体は採取歴あり
生息:
 干潟の砂の中に潜んでいます
特徴:
 漢字では『潮吹貝』と書く二枚貝の仲間ですね。形状は丸みのある扇形の貝殻でして、貝頂がやや大きく膨らんでいますね。バカガイやハマグリ等に比べると、成貝は小型で殻長も短いです。殻の色はアサリ程のバリエーションも無く、白地に紫や褐色の成長脈が入る程度のものが多いです。殻の内側は白色です。名前の由来は、海水を頻繁に勢いよく吹き出際す所から来ている様です。食べる事も可能ですが、バカガイ共々、砂抜きが難しいので好んでは食べられませんね。(バカガイは剥き身で青柳として食べられていますが)
参考・引用文献
私見:
 砂を気にしなければ、意外と食べられる貝ですね~
まあ自分で食べなくても、飼育生物の餌にも利用できますよ
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:



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