近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.98『オニオコゼ』 顔は鬼ほど怖くない

2014年08月29日 08時11分40秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海水浴場で採取した生き物シリーズ、今日の1匹はオニオコゼ。海水浴場でじっとしている魚を発見~、タモで掬うと海底のゴミの如くすんなりと捕れました(笑)明らかに背鰭辺りに毒の有りそうな姿ですが、カサゴ?オコゼ?とりあえずはオニオコゼと言うことにしておきます~
<データ>
名前:オニオコゼ
分布:日本海で確認
全長:全長150mm程度の個体を確認
生息:
 日本海の海水浴場の岩場で確認
特徴:
 漢字で『鬼虎魚(鬼鰧)』と書くようですね、そのまんまオコゼの仲間らしいです。形状はやはりドンコやアンコウのようなどっしりとした体形です。背鰭は切込みが深く、棘状になっていまして…猛毒があります。胸鰭も一部が大きく切れ込んでいまして、これをと前足のようにして歩くように移動していました。また体の表面は、皮膚が海藻のようになっていて擬態しています。体色は背面から側面にかけて茶褐色から灰色辺り構成されていまして(個体差や環境差はあると思われます)、腹部は淡い黄褐色系です。刺身などの食材にされる様でして、見た目によらず美味しいとのことです。
類似種との比較

参考・引用文献
私見:
 バレバレでも自信満々の擬態、歩くような鈍い動き、淡水魚でいうところのドンコのポジションですね。飼育欲がそそられる…
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:

 画面左に見える胸鰭の2本の棘、これを使って岩場を歩いています。

     
 間違ってもこのように、背鰭に掌を近づけないようにしましょう、危険です! 


近江工舎

海水NO.96『ゴンズイ』 海毒鯰

2014年08月26日 07時58分57秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海水浴場で採取した生き物シリーズ、今日の1匹はゴンズイ。ゴンズイは毎年捕っているはずなのに、今まで撮影した記録が無いことに気づく(笑)。
<データ>
名前:ゴンズイ
分布:日本海で確認
全長:全長20mm~40mm程度の個体を確認
生息:
 日本海の海水浴場の岩場で確認
特徴:
 漢字で『権瑞』と書くようですね、海の魚では珍しいナマズの仲間らしいです。形状はやはりナマズに近いですね。若干、ナマズに比べて頭が小さくスリムな感じがします。口の周りには髭が4対生えていますね。体色は背面から側面にかけて茶褐色系をベースに、黄白色系のラインが左右で2対入ります。腹部は白色。この魚の最大の特徴は・・・があること!背鰭と胸鰭に計3本の毒のトゲを持っています。稚魚は群泳していまして、ボールのような丸い塊になって行動しています(ゴンズイ玉等と呼ばれる)。食材にされる事は稀ですが、毒のある頭を切り落として鍋等にすると美味しいらしいです。
類似種との比較
ナベカ:髭が無い、頭が平たい、泳がず歩いていることが多い

参考・引用文献
私見:
 ゴンズイ玉を見るとついつい、掬いたくなる衝動に駆られます。玉で飼うと後が大変でしょうね~
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
     

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海水NO.93『イソギンポ』 頭に生えてる系

2014年08月04日 15時48分31秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はイソギンポ。日本海の海水浴場で採取したこの魚、また”頭から何か生えてる系”の魚ですね。名前を調べてみると、ギンポの仲間では一般的なイソギンポのようです。
<データ>
名前:イソギンポ
分布:日本海側にいました
全長:体長50mm程の個体は採取歴あり
生息:磯の石場など
特徴:
 漢字で『磯銀宝』と書く、そのまんまギンポの仲間ですね。形状は、平たい体にハゼっぽい頭部が付いています。頭部には、小さな枝状のアクセサリーを装着していますね。体色は黒めの赤をベースに白と黒の斑点が点在しています。また背鰭の前方には、楕円形の黒い斑紋を付けています。繁殖はよくわかりません。食べられるのかも分かりませんが、食べられる部分は少ないでしょうね。
参考・引用文献
私見:
 頭の枝は何のため?ナベカに近い雰囲気の魚でして、可愛い見た目に反して、餌を捕る時は獰猛~
飼育:
 現在飼育中。普段は貝がらの中で潜んでいるが、肉食系なため、エビを入れると猛ダッシュで奪い去ります。
動画:
 隠れていて撮影出来ん(涙)
画像:





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海水NO.92『コケギンポ属の一種』 頭に苔?

2012年05月30日 08時01分38秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はコケギンポ属の一種。先月のGWガサで採取したこの赤い魚、カエルウオ・ギンポ系のようですが・・・。恐らくコケギンポ属と呼ばれる種類の一種なのでしょうが、種名まで特定できませんでした~
<データ>
名前:コケギンポ属の一種
分布:日本海側にいました
全長:体長40mm程の個体は採取歴あり
生息:磯の石の下など
特徴:
 漢字では『苔銀宝属の一種』とでも書くのでしょうか、ギンポなどの仲間ですね。形状は、平たいニョロニョロした体にハゼっぽい頭部がドッキングしています。頭部には、小さな枝状のアクセサリーを装着していますね。体色は黒めの赤をベースに白と黒の斑点が点在しています。また背鰭の前方には、楕円形の黒い斑紋を付けています。繁殖はよくわかりません。食べられるのかも分かりませんが、食べられる部分は少ないでしょうね。
参考・引用文献
私見:
 頭の枝は何のため?ナベカに近い感じでして、可愛い見た目に反して、餌を捕る時は獰猛~
飼育:
 現在飼育中。普段は貝がらの中で潜んでいるが、肉食系なため、エビを入れると猛ダッシュで奪い去ります。
動画:
 見えないし撮影出来ん(涙)
画像:





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海水NO.86『ドロメ』 

2012年02月29日 08時10分00秒 | 海水魚
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はドロメ。2年程前に、何かハゼが捕れたと書いた所、ドロメではないかと西村さんに教えて頂いた個体です。多分、人生で初採取ではなかろうか?
<データ>
名前:ドロメ
分布:日本海側では確認
全長:70mm程の個体を採取
生息:磯の大きな岩に潜んでいた
特徴:
 漢字で『泥目』と書く、ハゼの仲間ですね。形状は淡水魚のウキゴリに近いタイプでして、平たい頭に少し飛び出た目玉を持っています。体色は灰褐色系の暗色でして、顔には黄色い模様、体には白い小斑点が入ります。泥目と言う名前の割には、岩場の潮だまりに生息していました。岩に潜んでいた時は、体色が黒に近い色をしていました。岩を除けると素早い動きで他の岩へ隠れます。食べようと思えば食べられるのでしょうが、食用にされている話は聞かないですね。
参考・引用文献
私見:
 何か黒いハゼだなぁと思った、良く見れば綺麗な模様が入っているんですね。
ヌマチチブ2:ウキゴリ1 でブレンドした感じと言えば、余計に分かり難いか・・・?
採取:
 波の影響を受けない場所で、石を除けてタモに追い込む
飼育:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
          
   

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