近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「イチョウ」 銀杏が出来ていました

2006年10月21日 08時39分07秒 | 滋賀県の陸上生物紹介
 今日の1本は銀杏(イチョウ)。草津の道路沿いの街路樹のイチョウに、果実ができていました。オレンジ色の果実には皺ができていて、もうすぐ落ちそうでした。落ちていたら、拾って帰ろうと思い道路を探しましたが、1つも見つからず。まだ熟しきっていないようなので写真だけ撮影しました。


<データ>
名前:
イチョウ(イチョウ科・イチョウ属)
分布:
 日本のほぼ全土
体長:
 種子は30cmくらい
棲息:
 神社、お寺、公園、道路沿い
特徴:
 中国原産の落葉高木で、扇形の葉は、秋になると黄色く色付いて落葉する。雌雄異株(枝が上に伸びるのが雄?枝が垂れているのが雌?)で、9月初め頃に精子を出して受精を行い果実を付ける。種子(これが銀杏)は、焼いて食される。果肉は悪臭がするため、拾って持ち歩くと危険!さらに、果肉の油脂は手が荒れ、食べるまでの作業も面倒です。銀杏は食べすぎや幼児が食べると体調を崩す恐れが有るようなので注意して下さい。
捕獲:
 果実を拾い、果肉を腐らせて、種子を取り出し、天日干しして乾燥させたものをフライパンで炒る。
飼育:
 害虫が付き難く、強い為育て易いようです。雌雄異株なので育てているのが雄株の場合結実しないので注意して下さい。また雌株の場合、近隣住宅の迷惑になるかもしれないので注意して下さい。

        
        果実に皺ができて、もうすぐ落ちそうです。 

 
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「ヤマノイモ」 高級食材 自然薯

2006年10月16日 08時17分19秒 | 滋賀県の陸上生物紹介
 今日の1本?はヤマノイモ。永源寺山中の道路沿いで、ヤマノイモの蔓を発見しました。ヤマノイモの蔓には、小さな「むかご」がついていましたので写真撮影。この蔓の根を掘り起こすと、高級食材の「自然薯」(ジネンジョ)が取れるそうです。


<データ>

名前:
ヤマノイモ(ヤマノイモ科・ヤマノイモ属)

分布:
 本州の西側、四国、九州

体長:
 蔓が数mで葉っぱが5~10cmくらい

棲息:
 山の中の日が入る開けたところ

特徴:
 多年草の雌雄異株の蔓植物で、地中に向かって縦に伸びる根が「自然薯」と呼ばれている。(冬には葉が枯れるが、この根に養分が蓄えられる。)葉は、ハート形で、葉腋には「むかご」と呼ばれる繁殖できる珠芽をつける。若芽は天麩羅、「むかご」は塩茹でやむかご御飯にして食べられ、「自然薯」は、とろろ汁、とろろ飯、天麩羅などにして食べられる。(自然薯のとろろ飯の味は、長芋とは比べようがないほど美味しい!)

捕獲:
 夏から秋に出来るむかごは、摘んで収穫する。(触るとポロと取れる)自然薯は、秋に葉が落ちてから蔓を辿り、根本の周りを真直ぐ掘り起こす。(余裕幅を持ち途中で折れないように気を付ける。)

飼育:
 収穫したむかごを庭先の花壇に撒くと、春先に芽を出します。蔓が絡まることが出来る様なものを立てて上げるとぐんぐん蔓が延びる。

        
     見難いですが、蔓の先にむかごが付いています。
 
        
     11/28更新。別の場所で掘起した自然薯3本  


 
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「胡桃」の実、知ってますか?

2006年10月09日 08時21分18秒 | 滋賀県の陸上生物紹介
 今日の1本はオニグルミ。永源寺の山の道路沿いで、クルミの木を発見しました。クルミの木は数本有り、緩やかな斜面に生えていて、道路に向かい枝を伸ばしていました。枝には直径3cmほどの青い実がなっていたので一部を撮影しました。種子の外殻が厳つい形をしているのでこの名前が付いたらしい。

<データ>

名前:
オニグルミ(クルミ科・クルミ属)

分布:
 北海道から九州

体長:
 25mくらい

棲息:
 山間部の水辺の近く、下流域の河原

特徴:
 山野に生える落葉樹で、5~6月に開花して1~3年毎実を付ける。河原に多いのは、流れた種子が目を出すからだと思います。幹は、木材に加工され家具や工芸品に利用される。果肉を腐れせ、種子の硬い殻をわって食べる。

捕獲:
 クルミの木下で果実か種子を拾う。(果実には僅かに粘りがあるので軍手をするほうが良い)果実を拾った場合は果肉を腐らせる。

飼育:
 庭の山土のところに2、3個の種子を埋めると目が出ました。成長すると葉にムラサキイラガの幼虫が付くので寄与つけて除去する。(刺されるとシカシカとして痛い)

        
     果肉を腐らせているところです。黒く見えるのが種子です。

                
     取り出した種子の拡大。鬼に似ているのか?

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「シバグリ」 今日も植物

2006年09月11日 10時59分03秒 | 滋賀県の陸上生物紹介
今日の紹介は、シバグリです。土山から水口へ向かう山道で青い小粒のクリを発見しました。まだイガも青く、当分は開きそうにありませんが、1枚だけ写真を撮影。


<データ>

名前:
シバグリ(クリ)(ブナ科・クリ属)
分布:
北海道南西部~九州当り

体長:
2cm程度(果実の大きさ)

生息:
広葉樹があるような山地

特徴:
品種改良されていない野生のクリをシバグリ(ヤマグリ)と呼ぶ。果実は改良品種の3分の1程度の大きさ。幹は水湿性に強いため椀や盆、建材に利用される。果実は食用(干したものがカチグリ)にできるが、クリシギゾウムシが果実に卵をうむ為、そのまま保存しておくと幼虫が大量発生する。

収穫:
落ちているクリを拾う。イガの割れたクリを棒などを使い木から落として、厚手の靴底でイガを向いて拾う。クリなどの食用できる果実は、栽培されているものが多い為、勝手に収穫しない。

栽培:
比較的丈夫なので植えるのは楽だが、剪定作業が大変な様です。また、花の匂いや害虫が多いことで栽培を敬遠される方も居るようです。



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「アケビ」 今日は植物

2006年09月09日 08時00分30秒 | 滋賀県の陸上生物紹介
今日は植物のアケビです。甲賀市の山道でまだ青いアケビを発見しました。昔は、信楽の方でたくさん見ることができましたが最近では余り見かけないような気がします。青い実を見つけ、実が熟して開く頃に再び発見場所にいくと、何時もタイミングが合わず、鳥等に食べられてしまうので、まだ青いうちに写真に撮りました。


データ
名前:アケビ(アケビ科)分布:本州から九州
体長:5cm~6cm程度(果実の大きさです。種類によっては12cmになるものも有ります。)
棲息:山野の林、山道、谷沿い等の比較的開けて日の当たる所
特徴:蔓植物で葉は5枚、春に花を咲かせて秋に果実をつけ、熟した果実は果皮が裂けて
    果肉を見せる。果実は、果肉を生食するとほんのり甘く、果皮が炒めものにできます。
    また、4月~6月に採れる若芽も、和え物、おひたしにして食べることができる。(果肉
    は、見た目はいまいちですが中々の美味だと思います。果皮は、肉詰めして炒めたり
    するらしいが食べたことが無い。若芽も同様。)最近ではアケビの鉢植えが売っている。
飼育:日当たりの良いところもしくは、明るい日陰で育てる。乾燥に弱いので、夏は特に水や
    りに注意する。一本に雄花、雌花が咲くので、人工授粉を行うとより多くの実がつく。



            


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