近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

県外淡水魚16 『ヒナイシドジョウ』 新種らしいよ~

2011年09月06日 07時45分56秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はヒナイシドジョウ。今年の夏、2年?3年?ぶりに日本淡水魚ブログの名物男”アメフラシ君”こと”うみへび”氏と出会いました。その時、彼に見せて貰った魚で御座います。『何?アジメドジョウ?』と言った私。うみへび氏が説明してくれた事によると、四国産のイシドジョウで、近年新種に分けられたドジョウらしいですね。正直、滋賀県にいない淡水魚は殆ど知らんのよね~(笑)
<データ>
名前:
ヒナイシドジョウ
分布:
 四国のみらしい
全長:
 60mm程度を見せて貰う
生息:
 ネット上の情報では、石の多い河川のようです
特徴:
 漢字で何と書くのでしょうね、地名かな?ドジョウの仲間です。体形は細長い筒状で、頭部はやや小さく思えます。滋賀県で言えば、アジメドジョウとシマドジョウを足して2で割った感じですかね?イシドジョウから分かれた、比較的新しい種の様です。体色は白地に暗色の細かい模様が入ります。模様は地域や個体によって差が大きいらしいです。
類似種との違い
アジメドジョウ :胴周りがより細い、口が吸盤状になっている
シマドジョウ類 :体高がより高い、側面の黒い模様が明瞭で太い
イシドジョウ  :捕った事無いし、ようわからん
ヒナイシドジョウ:目の下から目の上まで、バラの棘が刺さった様な暗色模様が入る
参考・引用文献
私見:
 ドジョウは新種が多いですね~。名前が覚えられないかも・・・ 
採取:
 未採取
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:

   

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県外魚その15「アシシロハゼ」 足は何処?

2010年02月08日 13時52分26秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はアシシロハゼ。日本海側で採取したハゼっぽい魚、『日本淡水魚”類”愛護会』の西村さんに同定して頂きました。採取地は汽水域と淡水域の中間くらいの場所でした。以前にも採取した事があるのかも知れませんが、私の実力では同定できませんので初採取となります。
<データ>
名前:
アシシロハゼ
分布:
 日本海側では確認
全長:
 30mm前後を採取
生息:
 河口、内湾等の汽水域から淡水域
特徴:
 漢字で「足白鯊」と書くハゼの仲間です。体形は筒状で頭部やや小さく、小型のマハゼの姿ですね。体色は透明感のある淡い灰褐色に白い横帯が見られ、腹部は白色です。繁殖期は夏頃らしく、産卵後は雄が巣を守るらしいです。生まれた稚魚は海へ下り(陸封もいるとのこと)、また川へ戻ってきて寿命は1年程度らしいです。
類似種との違い
アシシロハゼ:成魚では白い横帯と雄の第1背鰭が長い
マハゼ   :幼魚の第1背鰭後に黒斑、成魚は大きい。
参考・引用文献
私見:
 小さいハゼは全く分かりません!でもアシシロだからって二足歩行では無い事は分かります(あ、四足でも無いでしょうしね) 
採取:
 川底の石を除けたり、抽水植物の根元を掬う
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:
        
       トップ画像の個体を背面から撮影。体に対して吸盤が大き目ですね。
   

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県外魚その14「チチブ 」 沼じゃ無い方

2010年02月02日 01時07分57秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はチチブ。日本海側で採取したこのハゼっぽい魚、ヌマチチブのようですが『日本淡水魚”類”愛護会』の西村さんに、チチブであると教えて頂きました。
<データ>
名前:
チチブ
分布:
 日本海側では確認
全長:
 400mm前後を採取
生息:
 河口、内湾等の汽水域から淡水域
特徴:
 漢字で「知々武」と書くハゼの仲間ですね。体形は筒状で頭部は丸く、尾の方はやや平べったいです。体色は黒っぽい褐色に白い小斑点が多く見られます。繁殖期は春~夏頃らしく、他のハゼ同様、雄が巣を作り雌を誘いこんで産卵させるそうです。生まれた稚魚は海へ下り(陸封もいるらしいが)、川へ戻ってきて寿命は1年程度らしいです。
類似種のヌマチチブとはかなり似ていますし、交雑している場合は判別が難しいようです。
参考・引用文献
私見:
 まあ、沼でもノーマルでもどっちでもいいか? 
採取:
 川底の石を除けたり、抽水植物の根元を掬う
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:
        
 トップ画像の個体を背面から撮影。
   

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県外魚その13「イトヨ太平洋型」 降海型です

2009年08月31日 08時02分56秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はイトヨ太平洋型。コメントを頂いている”まっちゃん(北)”さんから頂きました。イトヨの表示の仕方が分かりませんので、太平洋型の降海型と書いて見ました。
<データ>
名前:
イトヨ太平洋型
分布:
 自己未確認
全長:
 100mm前後を頂きました
生息:
 自己未確認
特徴:
 漢字で「糸魚太平洋型」と書くトゲウオの仲間です。イトヨという魚は、名称を如何表示するかが難しそうですね。生活史的には、降海型と、陸封型に分かれるらしく、遺伝子的には日本海型と、太平洋型に分かれるようです。今回の個体は恐らく、太平洋型の降海型と言ったところでしょうかね?
 姿は以前に紹介致しましたハリヨと酷似していますが、全体的にイトヨの方が長細くて、メタリックな色合いが強いです。体色は背面が光沢のある青~灰色で、腹部は光沢のある白色ですね。ハリヨと決定的に違うのは、尾鰭の付け根辺り。ここの鱗板?が発達しているようで、上から見れば膨らんで見えます。産卵期は初夏頃らしいのですが、北海道では夏頃との話です。この時期の雄は婚姻色で赤く色付き、巣作りを開始します。産卵後は雄が稚魚の巣立ちまで巣を守り、♂♀共に殆どの個体は1年で寿命を終えます。稚魚はある程度の大きさになると海に下り、沿岸部で生活します。初春頃には河川へ遡上して、淡水で産卵を行うようです。
参考・引用文献
私見:
 ハリヨと同じかと思いきや、かなり姿が違いますねー。
何と申しましょうか、アジに似ている気が・・・(笑) 
採取:
 未採取
飼育:
 現在、純淡水で飼育挑戦中
動画:

画像:
        
 トップ画像の個体を背面から撮影。尾の膨らみが大きいです。
        
        
 別個体を撮影。抱卵している♀個体でしょうかね?
 
   

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県外魚その12「トミヨ属 汽水型」 らしいです

2009年05月23日 00時27分07秒 | 日本淡水魚(県外)等
 閲覧有難う御座います。県外の日本淡水魚カテゴリー、本日の1匹はトミヨ属汽水型。エゾトミヨと一緒に頂いたこの個体、いわゆるイバラトミヨと呼ばれていた魚ですね。一体何型なのかなー?とは疑問に思っていましたが、放って置きました(うーんいい加減な性格)。最近になって質問したら、生息地的には汽水型ぽいらしいです(御互いその辺りはザックリしてます)。そう言われれば、淡水型よりもかなり細長いですねー(←思い込みが激しい)。
<データ>
名前:
トミヨ属汽水型
分布:
 自己未確認
体長:
 70mm前後の飼育経験あり
生息:
 自己未確認
特徴:
 漢字で「富魚属汽水型」と書くトゲウオの仲間。他のトミヨ属同様に、体形は笹葉状で細長く、細い尾柄、背鰭に棘、鱗板を持ちます。特徴としては、他のトミヨ属よりもさらにスマートな感じがしますね。淡水型と同一河川に生息する場合は、汽水型は下流から汽水域、淡水型は上流側に棲み分けしているそうですが、未成熟個体は淡水域でも見られるようです。繁殖期は春~夏頃らしく、これまた他のトミヨ属同様に、雄は婚姻色で体色が黒くなります。そして、水草などを自分の粘液で固めて、ゴルフボールサイズの巣を作るようです(未確認)。また、旧トミヨ、旧イバラトミヨは他に「トミヨ属淡水水型」や「トミヨ属雄物型」に分けられているそうです。
参考・引用文献
私見:
 我家で巣作していないのは、この汽水型だけです。塩分がいるのかな?
 見た目が何か、サンマを連想させる・・・
採取:
 捕獲経験無し。
飼育:
 ①容器:60㎝サイズの水槽に飼育数は4匹程度
 ②底床:砂利
 ③濾過:能力の高いもの
 ④設備:ヒーター×、エアーポンプ◎、ファンorクラー◎
 ⑤水草:太めのアナカリスとカワゴケ・マツモなど
 ⑥餌 :生餌、冷凍赤虫、クリル
 ⑦混泳:産卵を狙わなければ、ドジョウ類など
 ⑧置物:入れなくても良い
 ⑨繁殖:淡水水槽では難しいか?

 飼育だけなら、純淡水で1年間飼育することができました。

動画:

画像:
        
       手前のエゾトミヨと比較。かなり細身のように思いますが?
        
       体色はやや白っぽい様な銀色の様な感じですね。


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