「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

雲取山

2010年03月13日 22時30分10秒 | 山歩き
三多摩が東京都に編入されて以来、この大首都はその一隅に二千mの高峰を持つ名誉を獲得した。
あえて名誉という。  煤煙とコンクリートの壁とネオンサインのみがいたずらに増えてい東京都に、 
原生林に覆われた雲取山のあることは誇っていいだろう。

                          深田久弥 「日本百名山」 より引用抜粋

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待ちに待った3月の晴れ間、 行ってきました、 今年最初の百名山へ。

「雲取山」   東京都の最高峰。  (水源を得るため埼玉県から購入した山)

3/13(土) 1時30分出発。 北関桐生太田IC~関越・圏央道日の出IC下り
R411で奥多摩湖へ。 そこから鴨沢バス停裏の狭く細い真っ暗な林道を走り小袖駐車場着。 

5:30 小袖P着、30分仮眠、おにぎり、ストレッチ。
6:20 登山開始。

登山口は駐車場から200m上に行った道路脇から登り始める。
最初は山の斜面をズーッと登って(横切る?)いく。 これがなかなか長く単調。
コースは登山口から頂上まで全線雪。 場所(トラ路)によってはかなり危険な
所あり気が抜けない。 滑り落ちたら谷底までまっしぐら、なんて場所も数か所ある。

「登山口」    この奥は小袖という集落がある。 


「足を踏み外したら谷へスーっと・・」    スリリンぐぅ!


堂所という場所までは山の東斜面を斜めに上がる。 そして堂所を過ぎると西斜面側に
出る。 西側の沢を上がって来る風が冷たいが大汗かいた体にはすごく気持ちいい。

七ツ石小屋を過ぎブナ平に到着する。 ここは東京都の水の源の場所。


ここから気持のいいブナ坂が続く。

「貸切のブナ平」     雪道はツボ足。  膝下辺りまでズボズボ潜る。


 「何も言えなくて ・・ 春」    綺麗な雪してたんだねー 知らなかったよ~♪


「ヘリポートを過ぎ、 」    ここはすごく広かった。  通称50人平。


「もうすぐ頂上・・ 」   先に見えるは立派な避難小屋。 頂上はもうちょっと右奥。


「雲取山頂上」    11:10 頂上着。    


全コース雪道。  時折膝下のつぼ道や落ちたら谷底まっしぐらな急斜面・・
でも全体的に雪道は楽しく面白かった。 遠くに富士山や大菩薩嶺も見渡せた。  

「山頂直下の景色」  山の雑誌でよく見る風景。

写真遥か奥中央の雪斜面がブナ平起点。 あそこまでが尾根道、それ以降山の斜面を延々下る。

「奥多摩の山塊」


下りは雪道を慎重に気を付けながらいつものことスイスイと下った。
朝は雪だった道も場所によってはドロドロ道。 靴やズボンが真っ黒け。
それでも安全に一歩づつ山を降りた。 一山終えたこの充足感もいい感じなんです。

「鴨沢バス停」    R411奥多摩湖沿いにあるバス停。  ここは山梨県。


本日一番で頂上に立った。 天候は曇りで風も強く名だたる山は雲隠れ。
でも静かな頂上をゆっくり楽しめた。 感無量である。 大菩薩嶺が綺麗だった。

全コース雪道。 すごく新鮮で面白かった。 でもこの雪景色もこの土日で最後かな。
アイゼンは頂上直下で付けたが下りは外した。 ズズーッと滑りながら下る楽しさは癖になる?

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先週までの土日は雪か雨、 そんなわけで今週は満を持して出掛けた。

「2010 山シーズン幕開け!!」    

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