「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

夏が終わる・・

2009年08月29日 15時53分54秒 | 徒然
ここ最近急に秋めいて来ました。

朝夕の空気が変わった、風も変わった。

本日のみかも山トレも終始気持ちいい風が吹いていた。

秋かなあ。。

部屋の中を心地良い風が吹き抜ける・・

Breeze is nice.

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「海を見ていた午後」

あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って今日も ひとり来てしまった

山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える

ソーダ水の中を 貨物船が通る
小さなアワも 恋のように消えていった


あのとき目の前で 思い切り泣けたら
今頃二人ここで 海を見ていたはず

窓に頬をよせて カモメを追いかける
そんなあなたが 今も見える テーブル越しに

紙ナプキンには インクが滲むから
忘れないでって やっと書いた 遠いあの日

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この時期になると荒井由美を聴いてしまう。

横浜、山手、外人墓地、港の見える丘公園、、

淡い思ひ出・・・
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甲斐駒ケ岳  Vol.2

2009年08月24日 14時09分02秒 | 山歩き
「甲斐駒に登ろう」   会社の同僚M氏との1年越しの約束である。

8/21(金)
19:00自宅発 → 21:10調布でM氏を乗せ → 0:00芦安P着ビール後仮眠。

8/22(土)
4:00起床、山行準備。 
5:00芦安Pタクシー発 → 6:00~6:50広河原バス発 → 7:00北沢峠着。

7:00 「北沢峠」   南アルプススーパー林道にある峠で、甲斐駒や仙丈岳登山のベース地。


北沢長衛小屋にてキャンプ申込し(1泊500円)テント設営、しばし休息。
足慣らしと登山道下調べにとテン場~栗沢山~仙水峠~テン場往復のコースへ。

この栗沢山は鳳凰山へと続く縦走路途中にある山で、長衛小屋からの道は、
ほぼ一直線の一気の急登であった。 寝不足の身体に応えた~
長衛小屋に戻った後の午後の紅茶ならぬ午後のビールが待ち遠しい。


10:30 「栗沢山山頂」   正面に明日登る甲斐駒の雄姿が。


11:13 「栗沢山下山中に見る甲斐駒」  その印象は・・  オオーッ!である。


その後仙水峠まで下り、明日登る駒津峰と甲斐駒を仰ぎ見、テン場まで戻る。
この先は氷河の押し出し?による広大なロックガーデンが我々を待ちうけていた。
岩歩きは歩幅が合わず歩きにくい、一歩一歩一岩一岩慎重に進む。

11:50 「ロックガーデン」 駒津峰と栗沢山から押し出された氷河の名残?


12:45テン場に戻り川で冷やしたビールで乾杯&昼食。
まずは足慣らし登山お疲れ様でした。 その後16時まで昼寝。

“テント泊登山” 

自分は今回初めてでした。今までは日帰り登山ばかりで、泊登山の場合は
きっと小屋泊だろうと考えていたのだ。今回、同僚M氏の勧めでテント泊を
することになったのだが、これが大正解でした。 なにが正解って??

「好きな時に好きなだけ好きなことをやれる、できる」

回りに迷惑のかからない程度に自由にできるし、なにより寝場は個室だ。
ただしデメリットもそれなりある、泊登山と違い背負う荷物の多さや重量、
雨天時や設営撤去にかかる時間、縦走時などは約20kgの重さが効くだろう。

だが今回はメリットの方が多かったテント泊登山だった。

それはここ長衛小屋キャンプ場が縦走ではなく、ベース地として使用したから。
これが大きかった。言わば、自分の家から空身で登りそして家へ帰る、夕方
星を眺めながら酒を飲む、眠くなったら家へ入りシェラフに潜りぐっすり眠る。

それがテント泊登山です。   ベース泊、病み付きになりそう♪

16:過ぎ 「楽しい夕べのひと時」  川で冷やした佐野の地酒をクイッーとね。


18:30 「ウィスキーはお好きでしょう♪」  寒くなってきた。 冷酒の次はホットでね。


18:54 「夕闇迫るテン場」 灯りがポヤ~ッとしていい雰囲気。


皆思い思いのキャンプである。 ランタンの灯りの下、山談議に花を咲かせる。
明日は晴れるかなあ、、 おっ、満天の星だ!   おやすみなさい。。。

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8/23(日)  月明かりの3時起床。  甲斐駒ケ岳登頂の日。

3:00 起床。 軽い食事、ストレッチ、身支度。
4:04 出発。
 
長衛小屋前の沢水(美味しい)を2ℓ入れヘッデン灯けて登る。
辺りは闇でヘッデンだけが頼りだが、昨日降りてきた仙水峠からの
道を逆に登るので(初めての道じゃない)、心は余裕であった。
(昨日の足慣らし&下調べは正解であった。 ←M氏の計画)

4:30 仙水小屋通過。
4:50 ロックガーデン通過。
5:03 仙水峠到着。

5:15 「仙水峠からのご来光」


駒津峰頂上まではキツイ急登。  木の根や枝を掴み登る。

6:34 「駒津峰直下の登り」  手前中央が栗沢山、左がアサヨ岳、右奥が北岳。


6:36 「駒津峰山頂」 仙水峠から1時間15分。 (標準コースタイムより15分短縮)


 正面にドーンと甲斐駒ケ岳。   すごい岩峰。 どこに道があるんだろう。。


7:00 すごい大きな岩の六万石通過。

 直登コースと巻きコースの分岐。 我々は巻きコースを選んだ。


7:19 ザレ道を先行するM氏。




7:28 「摩利支天との分岐」


六万石を過ぎた先から花崗岩独特の白くザレた岩肌のため歩きにくい。
間違えてズルッっとしたら谷底へまっしぐら、気をつけて進む。



ここ、花崗岩の最後の急登もキツかった。 大腿四頭筋はパンパンである。

比較的柔らかい?花崗岩のため、足跡が階段状になっている。 
その階段を皆が踏んだように自分たちも付けて登る、しかない。


登って来たザレ道を見下ろす。  足元要注意、少しでもズルッとしたら・・


 頂上までもう少し。   ガンバ!!


8:00 「甲斐駒ケ岳山頂」   テン場から4時間。 いいタイムである。


360°の世界を楽しむ。

東・・ 遥か下に甲府盆地が霞む。
南・・ 鳳凰山、富士山、北岳、間ノ岳、仙丈岳。
西・・ 中央アルプス(聖岳、光岳)、北アルプス(穂高連峰、槍の頭)
北・・ 八ヶ岳の峰々。

大満足、凄いの一言、ここにいる者だけの特権。  チョー気持ちいいー!!

 「信仰の山」


信仰の山故、山頂やその周辺には花崗石の玉垣でできた祠や
石碑がいっぱいある。 祭神は大己貴命(おおなぬちのみこと)で、
昔は白衣の信者たちが登山道に続いたそうである。 

行動食、水、休息、写真撮りまくり、目に焼き付かせ・・

8:45 下山開始。


 「秋雲と山頂」   遠ざかる頂き。。


9:00 摩利支天との分岐より、摩利支天へ向かう。

 「途中から見た甲斐駒」  右側はスッパリ切れていた。  ゾ~


 「摩利支天山頂」   強そうな神々たち。。


 「鳳凰三山(中央左にオベリスク)と、その上に富士山、と手前にM氏」  感無量。


 「北岳」   


 「八ヶ岳遠望」  甲斐駒の東斜面は断崖絶壁の尾根。


9:40 駒津峰への戻り道。  向こうから登山者たちの列が・・


10:10 駒津峰着。  行動食、水補給。
10:20 下山開始。

 「双児山へと続く道」


 「戸台の谷」 左斜面には高遠側から北沢峠まで続く、南アルプススーパー林道のトラバース路が・・


その後、北沢峠までずっと続く灌木の中の急坂を一気に下る。

11:50 「無事下山終了」  北沢峠着。


同僚のM氏、大変お疲れさまでした。
すごく楽しく充実した二日間でした。 
またどこかの山を登りましょう。。

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テン場に戻りテント片付け12:55発の広河原までのバスに乗り、
13:30発の芦安行きのバスに乗継ぎジムニーの所へ戻りました。
15:45甲府駅でM氏と別れ、中央高速の渋滞情報に耳を傾ける。

「笹子トンネル渋滞8キロ、その先の上野原を先頭に35キロ・・」

千円効果ですな。。  
当初予定の八王子Jctから圏央道、関越道、伊勢崎IC経由を諦め、
R140で雁坂峠、秩父、長瀞、寄居、太田経由のR50で帰りました。
(バイクツーリングでよく走った道、こういう時に役立つものだね)

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行き・・ 4時間。 (自宅~調布~中央高速~甲府昭和IC~芦安P)
登り・・ 4時間。
下り・・ 3時間。 (摩利支天入れる。 ←驚異的速さと自負)
帰り・・ 4時間。 (甲府駅前~下道で帰宅。 ←これも結構な速さと自負)

最後に、、   「Special Thanks.  for Mさん」


PS:富士山、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、仙丈岳、木曾駒、
   中央アの峰々、剱岳、北アの峰々、八ヶ岳を見てしまった。。  

   知ぃーらないっと。
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甲斐駒ケ岳

2009年08月23日 21時30分54秒 | 山歩き
「東京から山の国甲斐を貫いて信州に行く中央線。私たち山岳宗徒にとって最も親しみ
深いこの線路を、一たん甲府盆地に馳せ下った後、今度は釜無川の谷を見おろしながら、
信州の方へ喘ぎながら登って行く。さっきまで遠かった南アルプスが、今やすぐ車窓の
外に迫ってくる。甲斐駒ケ岳の金字塔が、岩峰摩利支天を片翼にして、私たちの眼を
おどろかすのもその時である。汽車旅行でこれほど私たちに肉薄してくる山もないだろう。
釜無川を距てて仰ぐその山は、河床から一気に二千数百米も突きあげているのである。
日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう。
その金字塔の本領は、八ヶ岳や霧ヶ峰や北アルプスから望んだ時、いよいよ発揮される」

                             深田久弥 「日本百名山」 より引用抜粋。

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この週末、会社の同僚と二人で甲斐駒ケ岳に登ってきました。

土曜早朝南アルプス林道終点の北沢峠着、テント張り。
少し休んでから足慣らしに栗沢山登り、仙水峠からテン場戻り。
夜は星を眺めながらの宴会、楽しい山談議、20時就寝。

8/23(日) 3時起床、4時出発。 真っ暗な山道をヘッデン灯けて進む。

 「仙水峠から見た御来光」      すげー綺麗だった・・



 「甲斐駒ケ岳の雄姿」  右が摩利支天。 いずれも花崗岩の美しい山。


 「甲斐駒ケ岳 山頂」



 「手前に摩利支天、右奥に北岳、左奥が富士山」     嗚呼、絶景かな。。



甲斐駒ケ岳、 名峰でした。

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そろそろ・・

2009年08月19日 00時22分14秒 | 徒然
暦の上ではもう秋。
朝夕の空気や秋虫の鳴き声が “秋” を一段と感じさせます。

暑さ寒さも彼岸まで。

そうなると定番処へ行きたくなるものです。

「只見、柳津、坂下、喜多方、会津野」

誰もいないJR只見線ホームでボケーっとし、
村の共同湯でホエーっとし、いつものラーメン屋で満足し、
喧噪の去ったYHの畳の上に大の字で寝転ろびうたた寝し、

そろそろ・・ 

忙しない夏場の行動から脱却し、じっくりと初秋の空気を堪能しようかなあ。。

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リハビリ

2009年08月16日 15時51分29秒 | 徒然
山から帰った当日はいつものこと、全部で水を2ℓくらい飲みました。
喉が渇いているのは当然なのですが、体が水を欲っしているんですねー
(帰宅途中にも水飲みながら運転してはいたのだが・・)

そんなに飲んで寝ても夜中に一度もトイレに起きない。
人間の体って本当に水分からできているのが納得させられます。

そして本日、夏季休暇最後の日、5時起床、朝一コーヒー、そしてbayfm!
ジムニー内清掃、山道具片付け&天日干し、まったりとNHKの自然百景。
今朝の自然百景は中央アの木曾駒ケ岳をやっていた、野ウサギが可愛かった。

朝食後、昨日の山行で固まった筋肉をほぐしに久し振りにみかも山へ行って来た。

「リハビリ歩き」

今日のみかも山はトレーニングじゃなく完全なオフ歩き。
軽装で舗装道路上をホントゆっくりのんびり歩きました。
固まった筋肉が気持ちよくほぐれていくのがわかります。

蝉の声を聞きながら・・

大外回りで1週8キロ、3時間かけて歩きました。 大汗も気持ちいい。
ベースに帰ってきた感じです。 ここから今年の登山が始まったのです。

自宅近くの山をのんびり歩く、こんな1日があってもいいですね。
昼自宅に戻り高校野球を見ながら茹でたそうめんを食べました。

「夏季休暇」  

いい感じで終わります。  風も幾分涼しくなったように感じます。。。
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平ヶ岳  Vol.2

2009年08月16日 13時01分46秒 | 山歩き
8/14(金)
12時自宅発、16時桧枝岐着、燧の湯で汗流し。
桧枝岐集落の店でビール、食糧買出し後、平ヶ岳登山口へ移動。
登山口Pには10数台クルマ停まっていたが、
頂上でのキャンプ泊か、下山途中かで人影なし。
19時、真っ暗な駐車場で満点の星眺めながら乾きモノや
イカの燻製で一杯、空には人口衛星がグーッと飛んでいた、20時就寝。

8/15(土)3時自然起床。  終戦記念日、明るい三日月、快晴の予感。
軽い食事、ストレッチ、水入れ替え、身の回り最終確認、4時過ぎ一番手出発。

 「平ヶ岳登山口」   真っ暗な林道をヘッデン点灯し10数分歩く。
(試しにヘッデン消してみたら本当の闇、回りに何かいそうで少し怖かった)


 「夜明け前の会津駒ケ岳」


 「ヤセ尾根」  幅50cmくらい? 両側切れ落ちている、しかも暗い為チョイ怖。


 「前坂」  ここからロープ付きの急登が始る。


 「登ってきた尾根を振り返る」  この先も急登の尾根がずっと続く。


 「会津駒ケ岳に登る朝陽」  感慨ひとしお。


 「燧ケ岳」  コニーデとトロイデからなる双耳峰。 “俎鞍” (まないたぐら)


 「下台倉」  ここまで1時間50分。  平ヶ岳はまだ見えない。


 「平ヶ岳」  遥か右奥にやっと平ヶ岳が見えた。  遠い・・。



 「台倉山」  2等三角点。  2時間35分。


 「台倉清水」   渇いていた、水なし。


 「白沢清水」  ここは水がちゃんとあった、頭から水かけたらスッキリした。


 「登ってきた尾根を振り返る」  いやあ、遠い。  ここまで4時間。


この後、超急登が待ち構えていた。
夏の日差しを背に受けて登る尾根、大笹ヤブの尾根、ザレた尾根、
ヨロっとして滑落したら即笑天。 座布団10枚、ハワイ旅行です。
って、違う違う、即天国行きの昇天可能で~す。 下見ると怖い。。

 「姫池」   まるで別世界。  天空の庭、カムイミンタラ、様々な呼び名が思い浮かぶ。


 「平ヶ岳山頂とある」  ネットで事前確認、この先が本物の頂上。


 「平ヶ岳最高地点」  えっ? 何で人がいるの? しかも結構高齢の方が・・


鷹の巣Pで前夜車泊、3時起床、4時出発。 知るからに自分より前に出発した
人はいない。なのに頂上へ着いたら人がいた、しかも全員同じ弁当を食べていた。

はは~ん、、 これが例の皇太子様登山時の時に作った裏林道から来た人たちなんだ。

奥只見湖銀山平にある民宿に泊まった人たちだけが、その宿主(地権者)運転で
林道を走り、平ヶ岳直下まで来られる道。 それを利用した人たちでした。
登り3時間、下り1時間、登山口でマイクロバスが朝から待機しているそうな。
この場所に居合わせた方から詳細に聞いた。

その人いわく、 「お宅(僕のこと)、頂上に来たら人がいっぱいいるのでびっくりしたろう」 と。

あの真っ暗闇な中歩き始め、ヤセ尾根、急登、大汗かいて登ってきたオイラは・・

 「至仏山(正面真ん中)」  先日は至仏山からここ平ヶ岳を見ていた。 そして今、平ヶ岳から至仏山を眺める。


 「天空の庭」  この頂上で1時間歩き廻っていた、すごく気持ち良かった。


 「姫池より平ヶ岳を望む」   惜しいかな、そろそろ帰る準備です。


 「姫池より越後の山々を望む」  またいつの日か来たい。 そんな感じ。。


天場にある水場で美味しい沢の水をボトルに詰め、たまご石を見学し、
姫沼でパチパチ記念写真、ストレッチ後の11時過ぎ下山を開始しました。

あの延々続く尾根下りが待っている。 でもそこを下らなければ家へは帰れません。

 「一歩間違えば・・」  最初の下り。ザレのためヨロけたら谷へまっしぐら。


笹道、白沢清水、樹林帯、台倉清水、台倉山、下台倉を過ぎヤセ尾根取り付きへ。
ここまで3時間。 この後の危険なヤセ尾根下りのため水分補給ストレッチ&深呼吸。

 「やっとここまで降りてきた」  ここからが勝負!


 「最初のヤセ尾根通過」  画像じゃわからないけど結構切れてて高度感あり。


 「ゾクゾクするね」  戸隠山の “蟻の塔渡り” や “刃渡り” を思い出す。


 「ヒエ~ 1」  ビビリバビデブー♪   膝ガクガクブルブル気味・・


 「ヒエ~ 2」  ここは狭かった。  
足元の景色(動き)と、視野に入ってくる左右周りの景色(動き)が逆(何て現象だっけ?)
ほら、タイヤが逆回転してるように見える現象な為、目がクラクラしてきてすげー怖かった。。  
谷底まで数百メートル、ヤセ尾根通過はいつも怖い。


 「最後の沢」  写真撮りや水補給以外ここまでほぼノンストップ。


ここまで来れば後は10分林道残すのみ。 頭から水浴び&思いっきり水飲む。

 「無事下山完了」  いやあ、長かった、へばった、辛かった、足が棒のよう。。


今年第一の目標だった平ヶ岳を完歩できました。 自分でもびっくりです。
他のサイトでは、 「こんな深くて辛い山、百名山でなければもう二度と来ない」
という記事を目にする。 でも自分はまた登りたいと思う。 それは何故か、
あの頂上の広く清々しい庭や清水をもう一度じっくり堪能したいから。
今度登る時は秋の紅葉時期がいいなと。 その時はテント泊で星眺めながら一杯。。


 「平ケ岳」  長くて危険で辛いけど、また来たい。。



この後駐車場でストレッチ&小休憩&余韻浸り。
そして16時前、R352とR120で、尾瀬御池、桧枝岐集落、田島、
鬼怒川温泉、今市、鹿沼、葛生経由で20時前無事自宅に着きました。

次はどの山登ろうかなあ。。

んっ? 南ア? 甲斐の国??  会社の同僚(山屋)の声が聞こえる・・

甲斐の山山、 陽に映えて~♪


平ヶ岳

2009年08月15日 21時48分53秒 | 山歩き
「ふたたび道のない山として、その美しい山頂が保存されるに違いない」

本日は平ヶ岳を登ってきました。

アプローチの大変さ、往復距離の長さ、
登山口、途中、頂上に店山小屋等なく野放しの山、
きつく危険な尾根歩き、で、敬遠されている山です。

でも自分は今年の目標にしていた山でした。
そのために1月から4ℓの水背負い、足首に1kgの重し付け
雨以外ほぼ毎週みかも山12kmトレーニングをしてきたのでした。

尾瀬(御池)よりも深い地にある山、だからこそ登りたかったのです。

 「平ヶ岳」


 「こっちが本物の山頂」   皇太子様用に作った登山道。


 「玉子石」


モノの本によると往復25km、13時間。  いやあ、きつかった・・。

延々続く尾根登り、行けども行けども先が見えない。
途中ナイフリッジのように左右切れた非常に危険な尾根。
炎天下の山登り、最初と最後の超急登、でも頂上は極楽浄土の草原。

まるで大雪山の上のカムイミンタラ(神々(クマ)の庭)のようでした。

登り) 5時間10分
下り) 4時間00分

こんな深い山、野放しの山を登ることができ自信がつきました。

次の目標は “下の廊下” かな。  (いつになることやら?)


PS:世の中にはとんでもない輩がいるものです。
   今回この平ヶ岳を登頂するのにいろいろなサイトで確認しました。
   (歩行距離時間、危険個所、水場、等)

   その中で一番のサイトを紹介します。 ここまでやるか? って感じです。
   ヤブ中です、ヤバイです、笑っちゃいます、でも凄いです。 一度ご覧あれ。

   http://yabu.com/yama/hira/hira.html


麺屋一心⑥

2009年08月13日 20時36分23秒 | ラーメン
登山で消耗したスタミナを回復しにいつもの処へ。。

「野菜、大盛り、ニンニク、カラメ、生ビ」   ペロリでした。



煮玉子はサービスで頂きました。  常連になってきた予感が・・

おごっとさん。


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至仏山 Vol.2

2009年08月13日 09時20分50秒 | 山歩き
「尾瀬沼を引立てるものが燧岳とすれば、尾瀬ケ原のそれは至仏山であろう」

8/11(火)
午前中に自宅発、いつもの赤城山東面を抜け片品村へ。
コンビニで食料&ビール買い込み尾瀬戸倉方面へ進む。
13:30鳩待峠P着、水場とトイレの電灯有無、他事前確認。
クルマに戻り明日登る至仏山を眺めながらビール三昧。
18:00登山客たちが帰り静まり返った駐車場で独り日本酒&夕食。

ガスストーブで干しイカを炙りポン酒をちびりちびり。
空を見上げれば満点の星たちが僕を和ませてくれる。。。

あっ、流れ星だ。   「金! 金! 金!」 

下界を忘れられるシーンと静まり返った山の中での心地よい宴の最中なのに、
ついつい俗世界に引き戻される自分がいたようです。 いやはや何とも。。 

8/12(水)
4:00起床、月空である。  待ちに待った快晴の予感。
4:30駐車場発、鳩待山荘前でストレッチ&最終チェック。
5:00登山開始。  「気をつけます、無事帰って来ます」

 「鳩待山荘前」    早朝の空気は実に気持ちいい。


 「至仏山登山口」   鳩待山荘前からスタート。


 「眩しい朝陽と清々しい樹林帯」


背の丈ほどある笹道や窪地道を小1時間ほどで抜けるとパアッと景色が広がった。

 「雲海の尾瀬ヶ原と燧ケ岳遠望」    早出の目的ははこれを見るため。


 「尾瀬ヶ原のアップ」   牛首辺り。 無数の池塘が点在する。


 「小湿原」   木道&湿原、尾瀬の代名詞。 何度来ても良きかな。


 「小休止」   途中一か所にあるベンチ。 眺め良し。


ここまで誰とも会わず、そして前後に人の気配なし。 実に静かな山行である。

 「岩登り」   この辺りから岩尾根が続く。 よく滑るので慎重に登る。


 「小至仏山着」  北アにあるジャンダルム? 言わば本峰の前衛? ちと違うか。。
(標識真上が武尊山、左手奥に赤城山、そのまたずーっと奥に富士山の頭が・・ 写真だと分からないね)


  「オヤマリンドウ」  山に来ると草花にも目がいくようになった。


  「西斜面側」  ガレが多く、左側は切れ落ちている。


  「谷底へ」   上の写真の足元、高度感抜群。 ガス時は非常に危険。


至仏山は下から見るとなだらかな山に目えるが、上へ行くと激しい山。
滑る大きな蛇紋岩や西斜面側の狭い登山道、悪天候時は特に注意が必要。

何回目かの小さなピークを過ぎ、7時30分、至仏山頂着。
本日は快晴、360°の世界、久しぶりの景色、まさに絶景!!

 「至仏山頂」


天気いいし景色いいし、下山には時間かからないのでここで大休止を決め込む。

グルリと360°の山固定を楽しむ。
毎回思うことがある、 何で山に登るのか、、 
次に登る山は山固定時見(え)た山に登るようにしている。

そうすると、、 “あの時見えた山に今自分がいる”  ということになり
感動もひとしおなのである。 そうやって日本列島をつなげてみたい。。(夢)

“これだから山は止められない”   のです。

 「尾瀬ヶ原と燧ケ岳」


 「尾瀬ヶ原」  竜宮小屋とその先の下田代十字路が見えます。


(閑話休題)  尾瀬の思いで、、 今昔物語。。。

小学校6年生の時に親に連れられ初入山、以降ほぼ毎年1回は歩いている。
昔は現代のように環境保護なんていう意識は存在しなく、皆ただ好きなように
(勝手に)歩いていた。 木道を外れ写真を撮る人、(そもそも木道と言っても
今のような板があるわけではなく、丸太の上面を削っただけのものが多かったし
道も狭かったので人とすれ違う時など必然的に草地に降りてやり過ごしていた)
草木を持ち帰る人、ゴミ、タバコ、そこらで勝手にキャンプ、 etc。。
(長蔵小屋のゴミ埋め問題も記憶に新しい)
通行止めもしかりで、鳩待峠や御池など最近(10年?)まで規制はなかった。
でも尾瀬は尾瀬、ここに来ると何故かホッとする。 同じ景色と同じ山容に。。

まさに、、 「夏が来~れば思い出すぅ、遥かな尾瀬~♪」  なのです。
自分にとってはみかも山がベース、あとここ尾瀬と谷川連峰がベース。

8:30 下山開始。  (山の鼻側へは危険のため下山禁止、来た道をピストン)

 「小至仏を眺める」  右が武尊山、左手最奥に皇海山。 (ここから見る皇海山は尖ってはいない)


 「大休止」  ソロもいいが、こうして見ると仲間とお喋りしながら登るのも悪くはなさそうだ。 (実はちょい願望?)


 「ゆるりとした時間」  なぜかそう感じた。。


このあとは展望利かずの笹や窪地のため、タッタとペースよく下山。

 「無事下山」   お疲れさまでした。


 「望遠鏡から見た至仏山頂上」   試しに撮ったら映ってた。


「次はどの山登ろうかな、やっぱり平ヶ岳かな、あそこはちょいと手強いゾ。。」

 


またいつの日か必ず来ます、至仏山。

 「完」

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至仏山

2009年08月12日 16時10分14秒 | 山歩き
昔からよく行っている尾瀬にある至仏山に登ってきました。
マイカー規制の間隙を縫って鳩待峠まで移動、そして車泊。

南に至仏山、北は燧ケ岳、その間にあるのが尾瀬ヶ原。
この辺の山は登る人も少なく静かで気持ちよく過ごせます。

聞こえてくるのは、風の音とウグイスの鳴き声だけ。。

 「至仏山」


 尾瀬ヶ原と燧ケ岳です。 


燧ケ岳の左に見えるのは会津駒ケ岳です。

本日は晴天で360°見渡せ、富士山の頭も遠望でき、
久し振りに沢山の山固定ができました。 

富士山、赤城山、武尊山、八ヶ岳、谷川岳、八海山、平ヶ岳、
会津駒ヶ岳、燧ケ岳、奥鬼怒山、男体山、日光白根山、皇海山。

「夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬~♪ 」  

何度来ても良い場所です。。


先ずは2枚の画像UPです。
随時記事追記していきます。
少し疲れたので夕寝します。。

To Be Continued~