赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

久々のカテゴリーです

2014-06-08 | お別荘の父

北海道も先日までは あちらこちらで「猛暑日」が
あったほどでした。
(函館はまだ真夏日の30℃にもなっていませんが)

今週は 一転して涼しい~。というより寒いかも。
梅雨のない北海道ですが、雨が続いています。
「蝦夷梅雨」という言葉もありますし・・・
でも、梅雨特有のあの蒸し暑さは皆無です。

暑かった頃に撮った(笑)花たち・・・

   

五稜郭公園の藤棚も見事でしたよ。

  

  

風に舞う前のタンポポの綿毛たち・・・

  

スズランもこの季節。道路脇の花壇です。

 

私の子供の頃は、札幌郊外にも野生のスズランが咲いていましたが
今咲いているのは、ほとんどが栽培されたドイツスズラン。
・・・だと思います・・・(違っていたらご指摘くださいませ)

昨日、父が最後の10日間を過ごしたホスピスへ。
この1年に他界した人(100名以上)たちの慰霊祭でした。
亡くなってすぐの方たちのご家族は ホスピスへ足を運ぶことさえ
お辛いでしょうし、遠方のかたもいらっしゃるからでしょうか。
出席した遺族のかたたちは40名くらいでした。

ハープの演奏や、先生や看護師さんたちのギターや歌。
亡くなった患者さんたちの写真がスライドショーで写されたりもしました。
私が選んだ父の写真は ラベンダー畑で笑っている<麦わら帽子の父>。
葬儀の際、遺影にもした写真です。

静かで和やかな雰囲気でしたが、けっして湿っぽくはなく
そして、無宗教で
ここのホスピスらしい、とても良い雰囲気でした。

まもなく、そのラベンダー畑がきれいな紫色に染まる日が
やってきます。
父は 沢山摘み乾燥させて横浜の我家へ送ってくれましたが
今年は、私がラベンダーを摘み ホスピスへ「お裾分け」を・・・と
思いながら帰宅しました。


鳴らない電話?

2014-06-02 | ババ弁&ババ語録

前回↓書いたように、母の新聞と我家の新聞を交換・・・

・・・・してくる・・・はずだが

昨日、帰宅してからしばらくして気づいた。
「新聞が2紙ある」

我家の地方紙を、うっかり 持ってきてしまった。
今頃「アイツめ~」と叫んでいるかも。

TV番組などを見る時はホームでとっている新聞を
読むだろう・・・とは思ったが、とりあえず電話をしてみた。

体が思うように動かないため、電話を置いてある
食卓テーブルの近くにいたとしても、受話器を取るのに
時間がかかる。
まして、トイレになど入っていたら・・
(狭い部屋ですが)

気が遠くなるほど、呼び出し音を鳴らす。
出ない。

時間を変えて、何度も何度も「気が遠くなる」作業を
試みたが、やはり出ない。

ホーム職員さんに電話をすると「今部屋に行って
きましたが、お元気ですよ~」
事情を話して、再び部屋に入ってもらい、
電話をしてみた。

「もしもし」と電話に出た職員さん・・・
「モニターでわかったので出ましたが、呼び出し音が鳴りません。
チャクシンオン off と出ています」

な~~るほど。原因は判明した。でも、いつoffに?

「お忙しいのに、ごめんなさい。明日にでも私が行って直すので
大丈夫です。ありがとうございました」

今日、行って直してきましたが・・・
音量調節のところを長押しすると、offになってしまうので
たぶん、何かの拍子で押してしまったのだろう。

そういえば、従弟が「何度か電話したけれど、出ない」と
先日言ってたのも「鳴らない電話」が原因だったのか。

新聞を持って来て良かった~。
怪我の功名!
災い転じて福となる。

・・・・で・・・本日の母語録。
「今日SMAP&SMAPに葛西選手が出るんだって。
スマップが30センチからジャンプするって、新聞のTV欄に
出ていたけれど、30センチってこれくらいだよ。
そんな低い所から?私の読み違いかな?」

「はいはい。確認いたします」 TV欄を見ると 確かに30センチ。

「子供だって30センチからポ~ンと飛べるよ。何だろう?
あ~、今夜、見なきゃ
さらに「私は嵐より、やっぱりSMAPが好きだな。慎吾が一番
好き。嵐はリーダーが好き。前は嫌いだったんだけれどね」

「スマップ、スマップじゃなく、あの番組はスマスマって言うんだよ」
忠実なアシスタントであり、私設秘書でもあるワタシ・・・
(どちらの職名も、母語録)
スポーツから芸能まで、フォローは多岐にわたりますぅ。

そして、話を合わせるために、いつもは見ないスマスマ
私も、今夜は見ることに・・・

はい。30センチのジャンプ。わかりました(笑)。

今頃、母も納得して寝たでしょう(そう思いたい)


トップ写真は、記事とは無関係なジップロックです。
指に力が入らないので、タッパのような密閉容器の蓋を
閉めるのが困難なため、こちらの容器を使っています。
先月撮った写真なので、大根のお漬物と煮物の日付が(笑)。

軽くて、蓋をきっちり閉められるので、母のような高齢者には
お薦めグッズかもしれません。


ワタシの彼氏

2014-06-02 | ババ弁&ババ語録

一昨日の夜。母から電話が来た。
自分の居室に家電があっても、めったに電話が来ないので
珍しい事だと思ったが・・・

その<めったに来ない電話>の用件とは・・・

「昨日あんたが持っていったA新聞に サッカーの写真入り
名簿があったから、今度来るとき、それを持ってきて」

母は全国紙のA、我家は地方紙のDをとっているので
母のところへ行くときは、我家のD紙を持っていき
代わりにA紙をもらってくるのですが・・・

トップ写真は そのA紙の記事です。

昨日、「持ってきたよ~」と切り抜きを見せると
「あ~。ありがとう。あんたのことだから、読んでしまった
新聞は要らないって、生ごみを包んで処分してしまうと
思って、慌てて電話したの。あ~。良かった~」

(ごもっとも。かろうじて間に合いました

うれしそうに、切り抜きを見て

ワタシの彼氏。どこだ??(老眼鏡をかけても、視力が薄くなっている)
え~っと、3文字。なんていったっけ?」

「あ~、長谷部?」

「そうそう。彼氏なの」

          

長谷部誠様 89才のファンゆえ、すぐに名前が出ないことを
お許しくださいませ。

それに・・・
「ゴールキーパー」の単語が出てこなくて「番兵(ばんぺい)」と
言うのも・・・選手の皆さま、お許しください

   

残念なことに、娘の私は 全く興味がないのですが
母が見やすいように記事を拡大コピーをして、改めて持参することにしました。

ホームの職員さんたちの間では「話が面白い。ユーモアがあって楽しい。
頭が良い」と 評判のようですが・・・

はい。
長~い、つきあいの娘から見ても、充分に面白い人です

PS:母の歴代の彼氏の中には、国連の故ウタント事務総長も。
テリトリーが広いけれど・・・長く生きてますから~(笑)
ちなみに、認知症ではございません。