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まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

年末にすること

2011-12-26 22:54:29 | 日記

今日は年賀状を書くのに1日かかってしまった。ふぅ~

メールがあるからいいようなものの、今まで年賀状をずっと送り続けていたので、何となくこの行事を済まさないと年末を迎えた気にならない。今じゃ、筆グルメで色々とできるから楽しい。自分らしさを何とか出そうと、あーでもない、こーでもない、といじりたくってやっとできました。なんか大仕事をしたみたいな感じだわ。

年末なのに大掃除をしなくなって、もう数十年。今年は時間があるので、やけに昔を思い出す。子供の頃は、父親が主になって年末30日くらいに本当に大掃除をしていた。箪笥を移動させて、畳を全部出して虫干しをして、もう一度もとに戻すときに何やら白い粉を板の上に撒いていた。多分虫よけの薬。その前に畳をぱんぱんとたたくのだが、どの家もしているので、あちこちからぱんぱんと威勢よく聞こえていた。懐かしいな~

今の家は全室フローリングだから、畳なんかないし。家具を移動させて掃除することも考えられない。これって、昔に比べて今の家が清潔になったから大掃除はしないってことなんでしょうか?そうでもないでしょう。あまりに大変で面倒くさいから、いつの間にかしなくなったのでは?そうすると、今の家は昔に比べて汚いでしょうね。多分。だって掃除が行き届かないもんね。アトピーの原因は意外とこんなところにあるかも。今の時期は空気がとても乾燥しているので、畳を日光干しするのは虫退治の面からとても理にかなっていますよね。でも、マンションだと畳を上げて干すなんて、とても考えられないです。

それに障子の張り替えもしていたね。これが結構楽しくて、破るときは必ずさせてもらっていました。そして、貼るときはピーンと貼るためにコツがいるとかで、父親がうるさくなんか言ってたように記憶します。これも、今の家には障子、ふすまがない。何ということ!!

息子たちは日本の家の畳や障子、ふすまをあまり知らずに育ってしまいました。うーん、こうやって文化って廃れていくのですね。畳に障子があると、部屋に入るときは膝まずいて、手で押しあける、なんて、今じゃ小笠原流だけでしょうか。マンション暮らしだとこういうことから全く離れてしまいます。

で、今年の大掃除、どうしようかな、としばらく前から考えています。畳や障子はないので、せいぜいていねいに掃除機をかけて、汚い所は拭き掃除するくらいですね。でも、ガラス戸がやっかいかも。大きくて上の方は手が届かないうえに、網戸なんかどうやって汚れをふき取ろうかと考えただけで頭痛い。洋風の掃除については、よく知ってる人が少ないだけに、何だかいい加減になって、そのままでいいや、なんてほったらかしてしまいそう。

 

 

 


今年の一番・・・

2011-12-26 11:12:20 | 日記

今年一番印象に残った人は、キムさん (金正日ではありません。念のため)

10月に旅行したカンボジアでお世話になったガイドさんです。

「飛行機が遅れたという情報はこちらに伝わってないです。」とちょっとムッとして、でも私たちに無事会えたことで、内心ほっとしていることが表情から読み取れたキムさん。5時間近くも飛行機の到着が遅れたのに、その理由もわからずいらいらしながら心配して、飛行場で首を長くして待っていてくれたのでしょう。アンコールワット遺跡のあるシムリアップ空港でのことでした。

痩せて小柄なので一見若く見えるのですが、終始そつのないガイディングで、写真テクも相当なもので面白い写真をたくさん撮ってくれました。トンレサップ湖やオールドマーケットなど、洪水の影響で今回は観光はできないと出発前に日本の旅行会社から連絡が入っていたのですが、現地で彼にこちらの希望を伝えると気軽に応じてくれ、全く支障なく手配をしてくれました。他に観光客はいなかったので、きっとすこしくらい無理して連れて行ってくれたのかもしれないのですが。

私も一応英語ガイドの端くれ。つい、その目で見てしまうのですが、とてもレベルの高いガイディングでした。

マニュアル通りでない、柔軟な対応がとても新鮮でした。

 

そして今年一番印象に残った場所は、アンコールワット遺跡

数年前に訪れた北京の万里の長城ではその気の遠くなるような長さに圧倒されましたが、このアンコール遺跡は仏頭の大きさと多さ、それに破壊のすさまじさに驚きました。今まで、東南アジアは私にとって距離は近いけれども心理的に遠い国。それが今回少し縮まった気がしました。ホテルなどにヨーロッパ風の文化が色濃く残っていて、そこにいる限りヨーロッパ風リゾート地の居心地の良さを味わうことができます。私たちもそういう所に行けるようになったのですね。でも、心の奥底ではちくちくするものを感じざるを得ませんでした。

ヨーロッパのOECD協約では、搾取や子供労働を厳しく禁止しています。その本当の意味がよくわかっていなかったと思いました。彼らは昔そういう風にしてお金を稼いでいたので、それを反省しているのですね。未就学児と思われる子供がワンダラーと言いながら、小さな手にたくさんの絵葉書やブレスレットを持って私たちの目の前に差し出して、はだしで近づいてきた光景はショッキングでした。

搾取ではない繁栄がもたらされることを願わずにはいられません。