今日は美しく「加齢」していくことの価値、「まことの花」を咲かせることの極意を伝えてくれるとっておきの一冊のご紹介です!
日本画家中原信子の描いた岐阜県の根尾谷に1500余年の歳月を生きる「淡墨桜」と世阿弥が芸の極意を伝えた「風姿花伝」が出合った「淡墨桜と風姿花伝」。今や私のバイブルです!
この本は、美しく「加齢」していくことの価値、「まことの花」を咲かせることの極意を伝える、見て美しい、読んで美しい本。人生折り返してしまった?みなさん、まだまだこの先なが~い若者にも一押しです。
例えば 風姿花伝第二 物学条々の『老人』のところでは齢を重ねてなお美しく咲く花について・・・・「悲しみも喜びも、裏切りにも信頼にも生身で立ち向かった深くて多彩な経験を経て、邪心なく相手と自分を遊ばせる余裕。自然の力が音もなくもたらした小さな変化を、ほほえましく愛でるゆとり。誰にも左右される必要のない自分の時間や価値観を、ころがして想像する楽しさに、思わずほころぶ笑顔こそが「花」だと言っています。
「風姿花伝」が「風姿伝」ではなく、そこに「花」と入っているのは、言葉だけでなく心から心へ「花」こそ伝えたいという思いが込められているから・・・・という中原さんの桜に重ね合わせた「風姿花伝」の解釈は心に染みます。
今週は敬老の日のプレゼント用のアレンジを作りますが、私はこの本を添えてプレゼントするつもりです。人生のどの時期に出会っても素敵な本だと思うから。
中原信子さんの日本画は本当に素晴らしいですよ。桜はやっぱり日本人には特別な花ですね。
歳を重ねるごとに桜が特別な花になっていくような気がするわ。
お手本は自然の中にあるわね。
私たちも自然の一部だし・・・
まことの花を咲かせるには一朝一夕ではいかないようです。
そういえば以前美輪さんが、「自分のことを死ぬまでに作り上げる芸術品だと思いなさい」と言うようなことを言っていて自分に手間、ひまかけようと思ったことを思い出したわ。
この本は全く知らなかったので、早速読んでみたい(見てみたい)です。
花伝書って世阿弥以外の人のものも多く、あの時代(室町かな?)は いけばなが栄えた時代でもありますよね!
総合芸術・・・極めるって結局は加齢してゆく事なのかもしれませんね。なるほど薄墨桜かあ・・・
私はまずこの頃・・・寛容に・・・これを目指しています。喧嘩っ早いので・・・(爆)
そんな風に歳を重ねたいですね!