~ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。~
古典の授業で必ず学ぶあれです!
RULLY'S FAVORITE BOOKS にも貼ってありますが、読書の秋にもう一度読んでみました。
鴨長明が現代人ならこんなふうに書いたはず!と話し言葉でとても読みやすく書かれた「方丈記」、おすすめの1冊です。
鴨長明の『無常感』は『人の人生そのものの全否定』だけど読んでて全然暗くならない。
それどころか超爽快!ハッピーモードになれます!
だって人生そのものを全否定しちゃうんだよ。この世は無常なんだから苦しいのは当たり前なんだよ。
人生全否定!・・・・しちゃえば当たり前だと思ってた何でもないことが『奇跡』に相当するくらい幸せなことに思えるでしょう。
いろんなことがつらつら書いてあるんだけど、最後の方に
『ハッキリと言っておきたい。
ここまで述べてきた話は、都の豊かな人や地位ある人に対する「皮肉」や「負け惜しみ」などでは、決してありませんから。
ただ、私は俗世でアクセク働いていたころの自分と今日の自分を、比べた。
そして、こんにちのほうに生きる喜びを見出した。
・・・・・とそう訴えたいだけです。
他人が賛同してくれるかどうか、そんなことはどうでもよろしいのです』
私この本を読むと、この人と血がつながってるんじゃないかと思ってしまうくらい、自分のおじいちゃんじゃないかと思うくらい近~い人に感じてしまいます。
古典は難しい?
でも、今流行のプラス思考本やスピリチャル本の究極は絶対この本です!
元気になります。本当に大切なものがわかります。
だって最初に、人の人生全否定だもん。
目に映るすべてのもの輝きだすこと間違いなし!
究極のおすすめ本です☆☆☆☆☆