MOT

毎年毎年の事だがMOT（車検）の季節が
やってきた。

おいらはラッキーなのかラッキーでは
ないのか分かりませんがMOTが子供達の
ハーフタームと重なる。

ラッキーな事は月曜日の学校の送り迎えがない事。
アンラッキーな事、7，8時間ほど車が無いという事。

家族でディーラーさんへ行く。おいらはガレージで
MOTをする事はない。ディーラーに頼むともし何か
あった場合、修理してくれる事が多い。

そんでもってMOTテストを通してくれる。ただやはり
値段は高い。

ガレージの場合、テストはするが修理なし。
最悪の場合は修理箇所の部品がなく取り寄せ。
部品が直ぐ来てくれればいいがない場合は
結局ディーラー頼み。

そんな訳で朝8時半に家族連れでディーラーに行くと
担当者はんが「お！今日学校はどうした？」と
息子に聞くと「ないよー。」と答えた。

そして、紙にサインを書く時に担当はんが
「ほれ、サイン書いてみ。」と息子に
ペンを渡し、おいらのサインの下に自分のサインを
した。驚いたのは筆記体で書いたこと。

おとんはコピー出来ないように漢字のサイン。
その子供はおとんが上手く出来ない筆記体のサイン。
息子おまえって凄いのね・・・。

サインの後に嫁はんと娘達も入ってきた。
担当はんがそれに気付くと急に立ち上がり奥の
オフィスからなにやら持ってきた。

それは車のバッジ型（マーク）の小物入れ。
その中にはミントが入っていた。

一番のチビ娘はまだ食べられないので息子と長女の分。
子供達は大喜び！担当はんとハイファイブをして
しばしのお別れ。

しかし、まだ朝の9時。街の中をブラブラしながら
物を物色。特に何も買う物はないんやけど・・。

そんな時は嫁はん得意のTK MAX。
多分、結構時間を費やしたと思ったのやが
時間があるときに限って滞在時間が短い。

今度はどこいこか？ブラブラブラブラ。
トコトコトコトコ。結局散歩。

ポンドショップへ突入。

購入品：チュッパチャップス（子供達の為）
　　　　ノート（子供達の為）
　　　　グミ　（子供達の為）　
　　　　伸び縮みするヨーロッパ版孫の手
　　　（本当はおいらの為、結局子供達の遊びの為）

昼食の時間。
皆の希望でマック。理由、ハッピーミールが
あるから。って子供達はやっぱり玩具。

おいらはなんとなく腹がマック的ではなかったので
嫁はんの分と子供達の分を注文して席で休憩。

ハッピーミール今回の玩具は・・・・・娘曰く
「じーさんの光物」だそうです。
ジーちゃんの腕を上げるとライトが点く代物。

正直言って、何のキャラなのかまるっきり分からへん。

うちら家族が食べていると隣の席に中国人の母と息子2人が
座った。母は息子達に何かを言って席に座らせると
注文をしに行った。

珍しく行列が続いていて中々注文が出来なかったの
でしょう、その二人の息子のおかんは中々戻って
これへんかってん。

そんでこの二人組み、うちの子供達の食べてるのを
もっのすっごい勢いでガン見。視線を感じた息子。
隣を気にして食べてるのに食べた気がしてなさそう。

そして、うちのチビ娘に目を移した二人組みの
一人の坊やがチビ娘をチョーーーーガン見！

段々と身を寄せてくる。寄せてくる寄せてくる。
一応、笑い顔だったが手で我が子をプロテクトする
おやじ。

そして・・・とうとう泣いた我チビ娘。
ちょーがつくほどシャイな子です。
（家に帰って来た時は熱出てました。）

昼食後、懐かしい所に行こうという事でチャイナ
マーケットへ。その場所に10数年前まで4～5件あった
スーパーマーケットが今では1件のみ。

そのうち1件はおいらの車のディーラーの近くに
移動した事により店を潰さずに生き残っている。

もちろん日本食材店にも中国食品は売ってるけど
おいらの現在知る限りでのチャイナマーケットは
その2店。

10数年前にはあったコンピューターショップとか
ビデオ屋とか今となっては看板を残したまま
閉まっていた。時代だねーーー。

午後3時。ディーラーへ行き車を引き取ることに
なっていたが結局もう少しだけ時間がかかるといわれ
ディーラーカフェでタダコーヒー。子供達には
塗り絵セットをプレゼント。そして・・・なんと
担当者が嫁に「子供達には内緒だよ、明日これを
渡してね！」っちゅうことでまたまた貰いやした
ミント！これで入れ物が4つとなります。

今日の一番頑張ったのはやっぱり子供達。
お疲れ様でした。

嫁はんも付きおうてもろうてありがと。

そして、車も何も問題もなく無事MOTをとおりました。
また一年よろしくお願いいたしやす。

40

うちの嫁が迷っていた。

行くべきか行かないべきか・・・

というのも、嫁の知り合いであり、そして我が家とも
かなりの交友があるウェールズ人（女性）が今年40歳を
迎える。

そして、自分の誕生日会をするからお暇なら来て下さい
と、バースデーガールからうちの嫁を含むその仲間達へ
携帯のテキストで知らせがあった。

最初、テキストが送られた時、嫁はんは「彼女は多分
間違いで送ってきたに違いない。」と思っていたみたい
やったがテキストを何度見ても最初の出だしが”Hi!All.”
から始まっていた。
という事は完全に御呼ばれされているという事。

しかし、うちには子供3人がいるのでオイラ一人だけだと
大変ではないかということもあり、仕方なく断りを入れた。

だが！だがだ！せっかくのお誘いだ、行った方がええで！と
オイラはそう嫁に提案をした。
子供3人は大丈夫。なんとかなるって！楽しんできなはれ。

嫁も一度は断りを入れたがバースデーガールに事情を
説明し行ける事になったと伝えたところ

「よかったー。あなたも来てくれるのね！うれしい！」
と、いう事だった。　

このバースデーガール実は息子の同級生のお母さん。

パーティーは夜7時半から。その間にプレゼントを買いに
街に出た。ガーデニングが好きな彼女にピッタリな
プレゼント・・・ガーデニング用の手袋！

結構素敵な絵柄でした。イギリス百貨店で有名な？
John Lewisにて購入。


そして夕方。バースデーガールから嫁に電話。
バースデーガールと彼女の旦那が共にオイラの
フラットまで嫁を迎えに来てくれるということやった。

夜7時ちょい過ぎ。迎えに来たと電話があり嫁はんは
パーティーへ向かった。

パーティーは男性＆子供はもちろんおりません。

パーティーに行く前の嫁はんは少し緊張していたらしい。
初めて大人の現地人の誕生日会に呼ばれたからだそうです。

オイラは駐在時代に何度かあるのでその話を嫁に少しだけ
したりもしました。

さて、家に取り残された1人のおっさんと3人の子供は
というと・・・・。

ぎゃーーーー！（1歳児）
これ私のー！（長女）
だまれーー！（長男、長女）
うぇ～～ん。（長女）
にぃにが言ったでしょーー！（長男）
うっるせ～～！（オイラ）

まっこんな感じです。
夜9時半。1歳児を除く2人の子供が無事就寝。

1歳児はおかんがいないと寂しいお年頃で10時頃にグズリ
そして、大泣き。

あやすと余計泣くのでおいらは考えた末に歯に良い
食べ物”ハキラ”を1歳児に手渡すと「ポイッ！」と
口の中に入れた1歳児。

チュパチュパとなめ始めたかと思うと・・

何という事でしょ～

今までの大泣きが嘘の様。
すっかり泣き止んでそのまま寝てしまいました。

嫁はんは11時頃に帰宅しましたが楽しんだ様子。

おいら「楽しんだ。」
嫁「良かったよー」
おいら「良かったねー」
嫁「うん」
おいら「・・・酒飲んだ？」
嫁「・・・におう？」
おいら「酒くせーーー」

まー何はともあれ楽しんだ事は良いと思います。

お誕生日おめでとうバースデーガール！

ボーリング

「今晩は少し遅くなるけど大丈夫か？」

駐在時代の出張でスウェーデンへ行った時の事。

客先の話とおいらの勤めていた日本本社営業部担当者の
話とが大きな違いがあり、正直イライラしていた。

「日本で承認したんだよね？それと同じ物がここにある。
　でも、君たちは駄目だといっている。何でやねん？」

本社の担当者談
「客先には製品の承認も得たし、客が日本滞在時には何も
　クレームもなかったし、何も要求なんてしてこなかった。」

客先談
「日本へ行った時に製品に関してもまだまだ改善が必要だという
　事を担当者に伝えた。でも彼はこう言ったんだ。駐在員が全部
　面倒を見るから製品は日本よりも良い物が出来るでしょうと。
　しかし、君の本当の意見を聞きたいんだが・・・。」

なんやねん！それ！

「あのな、おいら思うに日本と同じ物を作って今それがうちらの
　目の前にあんねん。簡単にいうとな、日本でもっと調整出来たと
　思うで。あの担当者に何を吹き込まれたかは知らんが正直あまり
　ええ担当者とは思わん。それに彼には本社社員や客先が
　クレームを出しとる。お前らもその中のうちの一社という事。
　ここにいる代理店の彼もかなり彼にはうんざりしているうちの一人。
　これがおいらの本当の意見や。」

代理店
「そりゃそうだが・・・。」

客先
「それじゃ・・どうすればいいんだ！」

おいら
「まず、大きな箱を用意してくれ。今から金型を外す。それを
　パッキンで包んで、その大きな箱に入れる。あとはパーセルに
　頼んで日本へGo！」

客先
「・・・・。いや、それは困る・・。

結果、日本へ電話を掛け、客先VS担当者　代理店VS担当者
おいらVS担当者。

もめて、もめて、もめまくり、しゃーない出来る範囲内まで
やりましょか。という事になった。

その日の仕事はこの揉め事でほとんど時間を費やした感じがした。
担当者のいい加減な態度にイライラ、客先が製品を認めなかった
事にイライラ。

ようやく仕事が終わりホテルにでも帰ってゆっくりするかと
思っていた矢先、代理店から
「今、ドイツからも訪問者が来ているんだ。今晩は皆で
　夕食でもどうかという事なんだが。時間は・・・
　今晩は少し遅くなるけど大丈夫か？」

「あのな、疲れてるねん。でもまーええで。どこいくねん？」

「ボーリング。」

一瞬耳を疑った。boring？若しくはbowling？

もちろん答えは後者のほう。

夜7時半、代理店の車でボーリング場へ到着。

だいの男8人でボーリングをする。ストライクをとると「イェーィ！」
と野太い声とともにハイファイブする、隣のレーンでボーリングをする
瑞典人3人と独人1人のチーム。

正直気色悪い。うれしくねー。

まわりを見ても男で野太い声出してはしゃいでいるのはここだけ。

はやく、はやくこの日本人を開放してくれ。ここから出してくれ。

ぐぉおおおおおおおおおお。

その後、飯を食いホテルに戻ったのは夜12時過ぎやった・・・。

おっさん、おいらは真っ白い灰になったぜ・・・。

夜の料理

ワーワー
ギャーギャー
ゴーーーーー！

シーーーーン。

夜9時過ぎ、ようやく子供たちが寝静まる。

一番ちっちゃいのは嫁はんと一緒の部屋で寝る。

にーにとねーねはおいらと一緒の部屋で寝る。

ふー、ようやく自分の時間が来るのかって
なんやねん！いつも同じ時間やんけ！もう既に10時に
なっとるやんけ。

明日は仕事で相変わらずの朝5時半起きか。早い。

でも、ちょっとぐらいテレビでも観て落ち着きを
取り戻さんとアカンな。

なんかおもろいのやってへんかな・・・。

と、たまたまチャンネルで遊んでると料理番組が
始まっていた。

お！この人見たことあるな・・・。

Ching-He Huang　日本ではホアンチンヒーというらしい。
ちなみに台湾人の方。女性シェフ。

つい数年前に見たテレビ番組では街中にいる人に
その場で作った料理を食べてもらうという番組企画に
出演していた。

どこの中華街かは不明やったがその中華街のどこかの
店屋の前でWok一つで色んな物を料理しておった。

その女性シェフが今度はアメリカにあるどん底にある
チャイニーズレストランにしっかりとした料理を教えると
いう企画。

とある店屋なんてキッチンにハエ、蛾、そして・・・
コックローチが一緒に住んでいたなんていうのも。

もちろん今まで使っていた基本調味料、刻んであった野菜
などなどは全部捨てる事になったのはいうまでも無い・・・。

その番組でとうとう日本食が出てきました。
その料理とは！！！！！

てんぷらとお好み焼き。

しかしでんな、気になる事がやはりありまして。

テンピュ～ラ。　オコノミヤァーキー。

発音が難しいんでしょね。うちらにも出来ない英語発音が
あるような感じで。

そのオコノミヤァーキーの方ですがさすがシェフですね。
どこで習ったかは知りまへんが良い感じの粉生地具合。

さー、どんな具材を入れるのか、期待しました！

まずはキャベツ。ほほー、まーまーええは。

んでつぎは？え？マジ！

キャベツのみで終了。そして極めつけはソースと
マヨネーズ。

マヨネーズはお好み焼き用を使用。ここでシェフからの
レストランのシェフにアドバイスがあった。
「マヨネーズはオーダーするように！」

そして、ソースはこれまた普通のお好み焼きソース。
シェフ曰く
「どこのアジア系食材店でも手に入るから。絶対に
　買っておくように！」

そして、鰹節。パラパラっと振りかけてました。

・・ん？鰹節の事については触れてませんでした。

続きましてテンピュ～ラ。

ベジタブルテンピュ～ラを料理してましたが普通でした。
天つゆは・・あー、無いのね。たぶん塩かな。

そして、店のデコレーションも変え心機一転！
新しくなったレストランのスタートです。

レストランオーナー自らビラ配りの効果でお客が
ドバーッと来てくれました。（ＴＶ的）

お好み焼きも美味い！との事でしたし、天ぷらも
美味いとの事でした。

ほー、良かったね。

ん？天ぷらになんか付いとるな？

天つゆやんけ！あったんか。

・・まー想像はつくけど、普通の店屋で買ったんやろな
きっと・・。