シェフ

料理番組は基本的に好きなおいら。
かなり小さな頃に観ていたアメリカのTV番組
グラハム・カー世界の料理ショーが大好きだった。

そして日本のTV番組アイアンシェフを観た。

昔の”料理の鉄人”の最新バージョン。
ただ番組名を英語にしただけ。

アイアンシェフといえばリメイクでアメリカの
番組でやっていたのを見たことがある。

ただ日本の料理番組をアメリカ人のシェフと
1人の日本人シェフにしただけ。

そしてアメリカの家庭料理番組。
ドバーッと調味料をぶち込む。

待ってました！イギリスの料理番組。
えー、料理方法はアメリカとあまり変わらず。

料理研究家のナイジェラ ローソン。
彼女の料理、特にデザートは多分やけど、多分ね、
多分…ちょう～～～～～甘いんやろうなっていつも思う。

「今日は私のお気に入りのケーキを作ります。」
と彼女。

「ここで少し砂糖をつけたし…」と彼女。
少しの砂糖は大体、大さじ3，4杯。

「ここで少し蜂蜜をいれ…」と彼女。
少しの蜂蜜の量は大体、ドバーーッ。

「そして、クリームを作りこのケーキに…」と彼女。
ケーキの上と横に大量のクリームをつける。

作った後に家族、若しくは友達と食べる。
そして番組の終盤にはあまったケーキを冷蔵庫から
取り出し、夜食で食べるという設定。

甘すぎて鼻血でそうや。

エインズリー・ハリオット（多分）
Ainsley Harriott
BBCでやってたReady Steady Cookの司会者。

この人、マジ凄いんです！料理もTVで観てるかぎり
上手だし、小指立ててフライパンを振り回しながら
踊ってるし、卵の黄身と白身の分け方とか玉ねぎの
皮の上手な剥き方とか、すっげー上手。
雰囲気がグラハム・カーに似ている。


Ready Steady Cookの番組中にも司会しながら
料理の手伝いしたり、料理を心から好きなんだな～と
視聴者ながらに思ってしまいます。

番組に出ているシェフ達よりも料理の腕は上だと
思います。

でも、正直誰の料理が美味いのかはわかりまへん。

もしかすると、Fish'n'Chipsが一番美味いのかもね。

ノック

「コン、コン。」

ウェールズに場所を移してから2番目のフラットに
おいらはいた。

まるっきり休暇を取らなかったおいら。
ようやく取れたのは12月。1ヶ月のロングホリデー。

やっと休める。ホッとしたのも、つかの間。
休みの初日にまさかあの男がドアの前でに立ってるなんて
思ってもみなかった。

おいらはその当時ntlというTVチューナーを持っていた。
最高だった！英国での娯楽が増えた。
テレビ番組増えただけやけど。
だって、サッカー中継観れるし、プロレス観れるし。
ええわ～！

その最高の瞬間を幸福の瞬間をたった一度のドアの
ノックで変えられてしもた。

ドアを開けるとそこにいたのはジョン。
会社のプロダクションマネージャー。

「頼む！今からすぐに会社に行ってくれ！
　お前じゃなきゃ出来ない仕事なんだ～～～！」

と、いっつもこの言葉をいうジョン。

おいらは「いつも同じ事ばかり言うけど、今回は何？
　　　　　あっ、やっぱいいや何もいわへんで
　　　　　誰も成型できないんでしょ。いいよ今から
　　　　　行くけど。」

「ありがとう、見てくれよ俺の手を。こんなになるまで
　やったんだよ～。でも息子と娘を俺の親が見てくれて
　いるんだけど、もう夜の7時だろ。迎えに行かなきゃ
　いけなくてさ。」
と作業したぞ的に手を洗わずそのままの状態をおいらに
見せる為だけに来た几帳面なジョン。

ええって、そんなの見せへんで。手ぐらい洗ってきなさい。

そして彼の場合自分の分が悪くなると必ず子供達の事をだす。

ジョンが帰り、おいらは仕事支度をし、工場へ。
工場に着いたのは８時頃。
機械のまわりには２人のシフトエンジニアと１人の
スーパーバイザーがほぼギブアップ状態で立っていた。

結局、おいらはこの仕事を夜10時半に終わらせると
３人から「Thank you sir.」といわれ、Sirの称号を
この３人組から頂きました。

しかし、このジョンは結構おいらの休日を駄目に
させる男。

おいらのフラットに来る、おいらの携帯に電話しまくる。

結局、おいらがした行動は携帯買い替え。
休日中の居留守。

そして、一言。
「ええか！おいらに彼女が出来て、結婚して、子供が
　出来たら絶対に休日出勤なんかせーへんからな！
　フラットにも来るな！電話も掛けるな！」

そうジョンに宣言してから、かれこれ９年。

本当にそこから休日出勤は一切していない。

なんせ、おいらの家族が５人やからね。

ん？５人？

太陽

「お前はウェールズの太陽だ!」

と、おいらが会社にいたマネージャーに
いわれたのは11年前。

実際にはこのマネージャーさんとは仕事は
一切したことがない。

ただ、共通点がサッカーが好きでたまらない事。

ちょうどその時おいらは会社のサッカーチームに
所属していた。
2年後には他のチームへ行く事になったが。

カーディフシティーサポーターのこのマネージャー。
ホーム試合がある日は必ず観戦する。

まー、別においらはカーディフシティーには
興味があったわけでもなく、元サッカー日本代表の
選手がレンタル移籍で3ヶ月ほどプレーしていた時も
別に観に行くわけでもなかった。

太陽か。なぜそういわれたのは分からない。

そもそも、入社した当時など日本企業と英国企業は
かなり違う為、戸惑いつつ、それでいて覚える事も
ある。

日本と違い医療の問題もあるし、怪我もしていられない。
おいらの顔は真剣そのものだった。

それを見かねたこのマネージャーさんの一言が

「何をそんなに困った顔をしてるんだ？
　大丈夫、なんとかなるって。
　お前はこの会社の、いやウェールズの太陽だ！」

という感じ。

そのマネージャーさんは数年前に会社を辞めた。

今は何処で何をしているかは分からない。
多分、もう仕事はリタイアしているとは思うが。

そしてふと思う。この雨の多い国に必要なのは
本当にお天道様なんやなー。

楽勝

ミラノ・リナーテ

ミラノ・マルペンサ

イタリアにある国際空港。

ドイツ駐在時代にお世話になった空港は
リナーテの方だった。

リナーテの方は主にヨーロッパ線？だったけ？

マルペンサを始めて利用した時は本当に国際空港と
いう感じがした。

マルペンサにすりゃーええのに代理店要望で
リナーテばかり。

なんでも、代理店はミラノには住んではおらず
自宅からミラノの空港へ行くにはリナーテが近くで
ええとかなんとか。

イタリア出張が決まって昼飯時間に旅行代理店に行き
チケットを手配する。

「ミラノ行くんですけど、いつもの便でお願い
　したいんですけど、空いてますかね？」
とおいら。
「あーいつものね。ちょっと待ってて。ん？今回は
　ないわね。それじゃー…マルペンサ経由なら
　空いてるわ。」
と旅行代理店のスタッフさん。

「それでいいっす。じゃーチケットお願いします。」
とおいら。

そして、初のマルペンサ経由でミラノへ行く事に。

マルペンサへ到着後。

「さて、代理店もまだ来てなさそうだしコーヒーでも
　飲むか」とカフェへ行こうとした時

「君、日本人？」と背後から声を掛けられた。

後ろを振り向くと大きな旅行カバンを持ったいかにも
日本のサラリーマン的な人が立っていた。

お「はい、日本人ですけど。」
サ「あー良かったよ。学生？」
お「いや、駐在員で出張です。」
サ「へー、ところでお金両替出来るかな？札しか
　　無いんだよねー。」

当時はまだEuroじゃなくITL（イタリア・リラ）。
確かにジャリセンはあったがコーヒーが飲める程度で
両替できるまでのものは無かった。

そのことを伝えると「いいよ、いいよ。こまかけりゃ。」
といっておっちゃんは自分のお札とおいらのジャリセンを
強引に交換。

日本円で500円位のおいらのジャリセンがおっちゃんの
持っていた1000円札に早代わり。

おっちゃんは誰かと待ち合わせをしていたがどうやら
待ち合わせた人がいないらしく、電話を掛ける為
小銭が必要だったらしい。
電話を掛け終えたおっちゃんがまたおいらの所へ。

おっちゃんは「いやー、ありがとう。助かったよ。
　　　　　　　君は大丈夫なの？どうするの？やっぱり
　　　　　　　公衆電話？」
おいらは「いや、会社で携帯電話持たされるんで
　　　　　それ使ってます。」
「ラクショーじゃん、超ラクショー！」とおっちゃん。

当時のヨーロッパの携帯電話、超デカ。
トランシーバーみたいやった。　

あれって、結構ポケットにしまえないねん！
いつも手にもっとった。

時代は変わったな～～。　　　　　

費やす

我が愛するサッカープレミアリーグのチェルシーFC。

あの青色のユニフォーム。最高です！

しか～し！

今日を持ってロベルト・ディ・マッティオ監督が
解任！

この人アンドレ・ビラス・ボラス前監督の後任。
ボラス前監督の下で助監督だった。

ボラス前監督が超成績不振で解任。

その後に暫定監督として指揮を任せられると成績不振だった
チェルシーが生まれ変わった！

そして、去年とうとう快挙を成し遂げた！

FAカップとCL（チャンピオンズリーグ）の２冠を達成。
本当ならば2011年でマッティオはご苦労様だったのだが
選手達の強い要望とこの２冠達成で2012－2013まで
続投するはずだったのだが……。やっぱり解任。

理由はイタリアの強豪ユベントスにCL予選で負けたのと
プレミアの成績不振。といってもプレミアでは現在3位に
つけている。

マッティオがウェストブロミッチで監督をしていた
時代はチームなんて下位街道が当たり前。
それを考えれば、かなり監督として良くなったと
思うんだが。

そもそもチェルシーのオーナー、ロシアの大富豪の
ロマン・アブラモヴィッチが金遣い荒いねん！

ロマンがチェルシーを買収すると監督が代わる代わる。

クラウディオ・ラニエリ（イタリア）

自分をスペシャル1と呼び我が嫁がファンの
ジョゼ・モウリーニョ（ポルトガル）

アヴラム・グラント（イスラエル）

ルイス・フェリペ・スコラーリ（ブラジル）

元韓国、オーストラリア代表監督
フース・ヒディング（オランダ）

カルロ・アンチェロッティ（イタリア）

アンドレ・ビラス・ボラス（ポルトガル）

ロベルト・ディ・マッティオ（イタリア）

およそ10年の間に8人の監督が入れ替わりたちかわり。
その一方でマンUの監督なんて20数年同じチームなのに。

噂では元リバプール監督のラファエル・ベニテスに
なるんじゃないだろうかという事。

今度はスペイン人ですか。

今度はいったい何年続くんやろうか。

よう、お金費やすね。