スポーツの秋

「おはよーーーー！」といきなり嫁はんに
おこされたおいらと長男と長女の3人組み。

「今日は寒いよー！霜がおりてるよ！見てごらん。」
と嫁はんがいうと一番最初に飛び起きて元気良く
窓を見に行った長女。

普段ならグデーっとしてるこのチビすけ。
何か珍しい事があると長男よりも最初に見たい＆
何かしたいらしくとても競争心のお強い4歳児。

おいらと、息子は”ボケー”としていた。
寒い！寒い久しぶりに寒い！

3番目のチビも元気なのかボケてるのか何を見て
おもろいのかケタケタと笑いながらジャンプ、
ジャンプ、ケツでジャーーンプ！

とうとうその季節が来たか。巷じゃ秋といわれる
この季節。

そういえば長女のインフルエンザ予防接種をGPで
予約する日やった。
という事で長男長女が学校に行っている間嫁はんと
次女を連れてGPへ予約を取りに行った。

おいらが駐車スペースを見つけている間に嫁はんが
予約を取りに受け付けに行った。

駐車スペースを見つけ車を止めて待つ事5分。
嫁はんが戻ってくると
「今日の15時20分だって。」おいら「え！」

そのまま学校へ行きこれまたおいらが駐車スペースを
見つけている間に嫁はんがレセプションに行き
14時半に娘を迎えに来ると伝えに行った。

おいらがレセプションの前で待っていると嫁はんが
驚きながら出てきた。

今日はなんと長男のリーディングの先生と話をする日
やったらしい。それも10時15分か45分かどっちかに
あるとの事。それが朝の9時35分。

家に一旦戻り嫁はんが話し合いの時間を確認しにいった。

車の中で待機するおいら。

嫁はんが戻ってきた。爆笑しながら戻ってきた。
なんやなんや！

「9時50分からだって。」と嫁。
おいら「・・・マジ！？」時間を見ると9時45分。

再度学校へ戻った。9時49分到着。ギリセーフ・・・？

おいらと次女は学校の周りを散歩。
学校の近くにはテニスコートがある。そのテニスコートで
女子4人グループがテニスをしようとしていた。

女子4人グループ＆女子コーチが1名。
憶測だが60越えの仲良し4人組。（であろう。）

日本でいうとそうやなー、スズキはんとナカネはんと
キムラはんとコマツはんやな。コーチはトダはんやな。

トダはんが、さー始めるか的な行動をとった。
4人組も始めようとしたその時、スズキはんが自分の
ラケットを皆に見せた。多分新しいのやろう。
もちろん皆の手が止まる。話が始まる。

そして、キムラはんはスズキはんのラケットが気に
入ったらしくネホリハホリ聞いている。

ナカネはんとコマツはんはなぜかラケットをしまって
コーチのトダはんと話を始める。

そしてコートの側にある駐車場に新しい使者！ノダはんが
現れ、それに気付いた5人組がノダはんと話し始める・・・。

嫁はんが話し合いが終わり戻ってきた時にもまだ
話をしていた。

この人達、一体いつテニスを始めるのだろう・・・・・。

ブル。

ブルッ！ブルブルブルブルブル。

仕事中、おいらの体が少しばかり寒く熱っぽく
なるのが分かった。

トイレに行き自分の顔を見ると熱で顔が火照って
いる感じで赤っぽくも見えた。

そして体の振るえ・・・。
こりゃきたね、レッドブル・・・。

ようやく仕事が終わり、家に帰ると嫁はんと息子が

「顔・・・やばいよ。歯槽がいや、死相がでとるよ。」

家の鏡で見ていると目の下には熊が這って・・
なんか違うな・・そうそう目の下にくまが
あって、目が窪んだようになっていた。

確かにアカン。

運動もせんと筋肉痛も出てきてるし鼻詰まりになり
かかってるやん。
でも食欲だけはあるんやけど・・・。

就寝しようとするとなんだか寝つきが良くない。
体は疲れているのに脳みそが超活性化！
プラス頭痛付き。

時計は夜の11時。目を閉じてればなんとかなるやろう。
あー意識が遠のいてきた・・・。

ズキン、ズキン、ズキン。

そのいやな鈍痛と共に再び目を覚ました。
時計は夜中の12時。う～頭イテー。

再び目を閉じ、意識が遠のき、ズキンとし目を覚ます。
約一時間毎に起きていた。

気がつけば出勤時間。体が重い・・・
やーめた。今日会社行かへんてきーめた！
だって頭痛いし筋肉痛やし鼻詰まり。人はこの事を
”風邪”と呼ぶ！

朝早かったのでスーパーバイザーにテキストを送った。

”今日は最悪な日そして最悪な体調だから・・・
　会社に行かれへん。よろしく。”

1時間後スーパーバイザーからテキストが来た。

”OK、分かった。問題はない！それじゃー明日。”

おいら）「・・・・無理じゃ！何が明日や！
　　　　　熱が下がらへんのじゃ！上がってるねん。」

そして風邪薬を飲む事4日目。熱が下がってくれた。
金曜日の昼には熱が36.7度になった。
あー良かった。

そして土曜日。

嫁はんは仕事、息子は習い事、知り合いも仕事。

午後2時過ぎ、嫁はんの仕事がある程度片付いたというので
次女を嫁はんに見てもらい長女と知り合いの子供をおいらが
見ていた。

二人は外で遊ぶと言い出しおいらも一緒に外に出かけた。
その日は午前中に小振りの雨が降っていた。

午後には雨がやんで外には出れる状態ではあったが
肌寒く、温かい格好はしていたつもりやった。
自分でも正直完璧な防寒やなと思っていた。

４時頃、知り合いの仕事も終わり子供を引き取りに来た。

家に戻るとなにやら背中がゾクゾクしていた。
ワクワクはさせてはもらえへんかった。

あかーん！

そして、風邪薬のお世話にまたなった・・・。

風林火山

残り５分。

会社の入り口にあるタイムレコーダーの前で19時に
なるのを待っていた。

完璧な時間や！これほど完璧な時間帯はない。

18時50分には手を洗い、帰り支度をしてタイムレコーダーの
前に立つ。これほど1分1秒が待ち遠しい事はない。

いやー、今日お疲れお疲れ。

5分前なので通常ならば誰もおらんのやが今回は
珍しく、ピーター、ダニエル、ジョーンズが来た。

ピーターが
「ついさっきダニエルに質問したんだよ。
　日本の首都はどこだ？一応ヒントは与えたんだ。
　最初の頭文字はＴ。その次はサムシング。そんで
　ＫＹＯ。ってね。」

おいら「なるほどなるほど。」

ピーター
「そしたら、ダニエルの答えは・・・Beijing。」

おいら「北京か・・・それって中国やんけ。」

ピーター「そう！その通り！」

おいら「なー、ダニエル、日本は中国じゃなくて中国は
　　　　日本やないねんで！ところで、この国の首都は
　　　　しっとるんやろね？一応聞くけど・・。」

ダニエル「う～ん・・・（少しの間）カーディフ？」

おいら、ピーター「当たり。じゃードイツは？」

ダニエル「・・Belgium。」

おいら「それって国やんけ。（ベルギー）まー頭文字の
　　　　Ｂはあってるけどな。じゃーさ、イングランドは？」

ダニエル「（数秒の間）ロ、ロ、ロンドン！」

ピーター「じゃー、イングランドの第2の都市は？」

ダニエル「うーーーん」

ピーター、おいら「ぶぁあああみーーーんぐうあああむ」
　　　　　　　　　　　　　（バーミンガム）　　　　

ダニエル「えっとー・・・。」

ジョーンズ「おっ7時になった。」

ピッ！とタイムレコーダーにバッジを擦った。

結局、ダニエルはバーミンガムとは分からなかった・・・。

おいらも家路に着き家族団らんを過ごしていた時
ふと風林火山を思い出し落ち着きのない息子に
風林火山の意味を教えた。

疾（はや）きこと風の如く、徐（しず）かなること林の如く、
侵（おか）し掠（かす）めること火の如く、動かざること
山の如し！

少しは覚えたか！わが息子よ。意味を聞いてみた。

おいら「風林火山の風の意味は？」

息子「・・・ひゅ～～～～。」

おいら「もう寝ようか。」

やはりまだ早すぎたか・・・・。頑張れ息子よ。

I need you!

「この会社にはお前が必要なんだーーー！」

ふー。毎度毎度のこの言葉。

確かに活躍の場所が日本からイギリスになっただけで
同じ仕事を続けているおいら。

もうかれこれ20数年。高校を卒業して直ぐに社会人の
お仲間になった。

うーん、まー、エキスパートの域に達してしまったの
かもしれないし、まだまだなのかもしれへん。
毎回が修行の連続。新しい発見もあるし。

今の会社の同僚達は何かにつけて

「チャンスをくれよ！だけど何も分からない。だから
　まずトレーニングをしたいし、日本にも行って
　ちゃんとした技術も学びたいし・・・
　だからさ～良いじゃないの～。」

ダメよーダメダメ！

実はあいつらは以前オイラが働いていた会社へ行って
接待を受けたいだけの事。

マネージャーや選ばれた同僚が出張で日本へ行き
話題に触れたいだけの事が確実に見えるわけであって。
おまえらなんやねん！

一番の話題はやはり食。馬刺しがどうしても見てみたい
らしい。

オイラが日本にいた時からあの会社は馬刺しを必ず
外国人の為に頼む。
99．99999％は口に入れる事さえ拒む事は分かっている。

それを見て楽しむ営業の連中。
そうとう、客先にイライラきているのだろう。
こうやってリベンジ決めてんやんな。

今の会社の連中も馬刺しをオーダーされた。
もちろん、誰一人として食さなかったらしい。

そんなオイラも馬刺しは苦手。

・・・今は馬刺しはどうでもええねん！最近同僚達が
どんどん仕事をしなくなってきている！

「この会社が嫌いじゃー」「今の仕事は疲れる！」
「あいつらの給料よりも俺たちの給料が安い！」

えー結論からいいますと、お前らマジに仕事してないねん！

通常朝7時から仕事が始まるのに
「早く帰りたいから6時出勤にさせてくれ。」といっといて
毎朝6時半にオイラが会社に行けば、なーんにもしてへん。

結局朝7時に全員が集ったところで仕事を始める。
意味ないやんけ！
仕事を少しだけして後は電話をしに行ったり話しを
始める。
現場には1時間以上帰ってこなかった時もあった。

それに気付いているマネージャーたち。
一応、それなりに注意はしているようだが注意すれば
するほどやつらは仕事をしなくなる。
悪影響だ。

そして、あまりにも酷い時にはミーティングが始まる。
しかし、毎度毎度同じで何とかの一つ覚えのように
「俺達にはトレーニングが必要だ。」
これが始まる。

おいらの視点から見てトレーニングしても同じ気が
するんやが。

でも同僚も同僚やがマネージャー達もマネージャー達や。

急に会社でオイラの腹の調子があまり良くなくなった時
「どうも下痢してるみたいやな。」
と、ポツリと言った。

それを聞いていた品質管理スーパーバイザーの
おばはんがマネージャーの所へ行きオイラが下痢だと
いった。

マネージャーが来て、
「腹の調子はどうなんだ？いつからなんだ？もう完全に
　水なのか？トイレには何回行ってるんだ？」
もう完全に犯人扱い的な事情徴収。

実はうちの会社、会社の方針で従業員が下痢になると
人に移る可能性があるからとサンプルを持って
医者に検査を頼まないといけないという変なルールが
ある。

日本人的な感覚でいえば嘔吐した場合に移る可能性の
方が大きいような気がするのやが。

とにかく、本当ならば医者に行き検査をして1週間位
自宅待機らしい。

オイラは「ほー、ええやんけ。休めるんか。」
といったらマネージャーが
「何が良いもんか。ダメだよ。お前がいなくなったら
　仕事が出来るやつがいなくなる。
　俺は、俺たちはお前に休んでもらいたくないんだ。
　だからさ、ランチタイムが終わってもダメなら
　医者に行く事にしてくれ。また聞きに来るから。
　この会社にはお前が必要なんだよ～～。」

おまえ何いうてんねん！

ランチタイム後、そのマネージャーはオイラの
目の前には現れる事もなくランチタイム後、私用で
帰宅していた。

だから、世界20カ国の女性15000人を対象に最も恋人に
したくないのはどこの国の男性、第7位にランクされる
ねん！

第7位ウェールズ人。理由；自己中

このアンケート意外と当たってる気がすると思ったのは
オイラだけではないと勝手に思っているオイラで
あった・・・。