中国は、子供が一人だけの夫婦のほとんどに一人っ子政策を緩和すると国営メディアが伝えています。
将来、片親が一人っ子の場合子供を二人持つことが許されることになると新華社通信。
この方針は、今週行われた共産党の主要意思決定機関の総会で決められました。他の改革案の中には労働収容所での再教育の廃止も含まれています。
半世紀前に作られた収容所施設には数千人の収容者がいます。
警察委員会は、裁判無しで犯罪者に数年の収容所行きを決める権利を有しています。
中国の指導者層は以前から制度を改善したいと言っていました。.
収容所の廃止の決定は人権や司法制度の改善の努力の結果だと新華社。
昨年権力に就いた習近平氏率いる共産党の第3回総会で経済改革の計画も発表されました。
伝統的に、執行部が権力を強化する期間が考慮されて、改革案は第3回総会で決められることになっています。
金曜日に発表された他の改革案には、死刑の対象になるような犯罪数を減らすことも含まれています。
総会が終わった火曜日に、中国の指導者は、自由市場の拡大や農家の土地の所有権の強化を約束しました。
中国は、急速な人口増加を抑えるために1970年代の終わりに一人っ子政策を実施しました。
少数民族を含むいくらかの例外があるものの、一人っ子政策は全体的に厳しく強制されました。
都市によっては、二番目の子供が許されるためには両親が一人っ子でなければなりません。
農村地帯では、最初の子が女の子なら2人の子供を持つことが許されています。
人権団体は、この法案は女性が中絶を強制されることを意味していると言いますが政府は否定しています。
伝統的に男の子が好まれる傾向があるので、女の子を中絶する夫婦もいて、男女の数が不均衡になっています。
男女の数の不均衡さ故に、10年もすると、2,400万人の男子が妻を持つことができずに取り残されるだろうと人口統計学者が指摘しています。
中国の老人の大半は親戚の世話になっています。一人っ子の両親の子供達はいわゆる4-2-1現象に直面しています。
子供が労働年齢に達すると、二人の親と退職した4人の祖父母の面倒を見なければなりません。
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果たして改革は発表通りに進むのでしょうか。楽しみにして見守りたいものです。
今回のスタンプラリーは、紅葉期間中に都立の9公園中、5公園を回れば先着1万名に庭園カレンダーをあげるという催しです。みんなで公園へ行こうというキャンペーンの一環ですね。
この政策のせいで、日本よりも高速に高齢化が進んでいるようです。しかし、中国の政策は極端でも、少しは、人口調整していかないと、地球が立ち行かなくなるのは事実です。インドは、宗教上、そういう政策はとらないようですが、このまま人口爆発が続いているとえらいことになるのは、目に見えています。