ふっと、何の関連もなく、ただふっと「山のけむり」の歌が頭をよぎりました。
一番の歌詞は、それとなく覚えていましたが、この「山のけむり」というのは、どうゆうことか?
なんとなくわかっているつもりでしたが、はっきりと知りたくなってきました。
いつものように、ネットブラウズしてみました。
この山は、そんなに高い山ではなくどこか長閑な田園地帯を歩いている時に、山の方から煙が出ている・・
そんなのんびりとした風景の中の心の安らぎか・・? なんて、想像していましたが、
そんな平面的なものではないのですね。
やはり、こころ深く思いを寄せる、淡い恋心を歌ったのですね。
山も、もっと高い山・・ そうですね、純情な山男のこころの歌だと思います。
私も、毎年山に行きますが、グループ登山なので、めちゃ楽しい(苦しい場面もありますが)登山ですが、
この歌は、おそらく独行で、しばらく山に入り縦走でもしてきた山男かもしれません。
山に入って、一人なら自分を十分に見つめ、雑念が払われ自分自身に正直で、清らかな心をよみがえらせ、
そこに行きずりの心に止まる女性と出くわし、ただそれだけで離れてしまう。
そして、今また思い出の中にくっきりと存在する・・そんなロマンなんでしょうか?
歌は好きですが、このように歌詞を一つ一つ噛みしめることはほとんどありませんので、
なぜか分かりませんが、しかし、いいもんですね。
この歌は、1952年(昭和27年)、NHKラジオ歌謡で伊藤久男さんが歌った曲です。
作曲:八洲秀章、作詞:大倉芳郎
①山の煙の ほのぼのと
たゆとう森よ あの道よ
幾年(イクトセ)消えて 流れ行く
想い出の ああ 夢の一筋
遠く静かに 揺れている
②谷の真清水 汲み合うて
ほほえみ交わし 摘んだ花
山鳩の声 聞きながら
行きずりの ああ 君とともに
下りた峠の はろけさよ
③山の煙の たそがれに
別れた人の うしろ影
あと振り返り 手を振れば
薄れ行く ああ 淡い夕日が
染めた茜(アカネ)の なつかしく
この曲を拝借しました。
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