蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

豆ごはん  (bon)

2017-05-12 | 花鳥風月

ツタンカーメンえんどうの豆ごはんです。

 ベランダのプランターで出来た、えんどうで、今年2回目の収穫です。昨年より、1週間
ほど遅く、収量はかなり少ない感じがします。 まだ、もうちょっと、採れそうですが、
来年のタネ用にとっておく予定です。

 最近、ベランダを早朝、カラスの遊び場にしているらしく、このえんどうも引きちぎっ
たりして荒すようになりました。 グラジオラスの球根は、既に20cm位の葉を伸ばして
いるのですが、これを掘り返したり、球根を別の場所に持っていったり、さらに、発砲
スチロールの周囲を噛みちぎったり、植木鉢に生えているコケ状の土も掘り返しています。
 出来る対策としては、網をかけたりする程度なので、頭の良いカラスには今一つ効果うす
の感じです。

       ツタンカーメンえんどうの花(以前の写真です。)
         

 

 こんな状態のえんどう豆ですが、市販のグリーンピースより、ホクホク感があって、味
も甘い感じで、このツタンカーメンえんどう豆ごはんが好きです。

 園芸友の会の会員の方から、もう数年前にいただいてから、毎年それからできた豆(タ
ネ)から継続していますので、紫色の莢の数が少なくなっています。やはり、ハウスなど
隔離された場でなく オープンのまま何度も繰り返し栽培していると、一般化してグリーン
色になってくるのでしょうか。インターネットなどで販売されている豆の写真は、全部が
紫色の莢ですから、時には新規に購入した方がよいのかもしれません。

        摘み取ったえんどうの莢(紫が少ない)
         


 そんなことも思いながら、今年も“豆ごはん”をおいしくいただきました。

         豆ごはん
            

 

 ネットを繰っていますと、このツタンカーメンえんどうについて、面白く解説された
中央学院高校 生物部」のページがありましたので、以下に拝借して掲載しました。

 『ツタンカーメン(紀元前14世紀)とは、エジプトの再統一により勢力を拡大し、第19
王朝へと続く古代エジプト繁栄の礎を築いた第18王朝のファラオ(王)である。 わずか
18才で没したと言われているこのファラオの王陵は、4室からなる簡素な墓陵である。
が、盗掘をまぬがれた数少ない王陵の一つとして有名であるのは言うまでもない

 1922年イギリスの考古学者H.カーターが王家の谷で発見したこの王陵は、墓室の清掃
だけでも10年を費やすような徹底的な調査が行われた。極めて珍しい事にこの王陵は盗掘を
免れており、非常に豪華で美しい副葬品がほぼ完全な形で次々と発見された。 出土した
数々の副葬品は現在、カイロの博物館に収蔵されている。 中でも黄金のマスクをかぶり
純金のミイラ形の棺に安置された王のミイラは良く知られている。


 副葬品の中には当時のエジプト人の食卓に並んでいたと思われる物も発掘されている。
このエンドウの種子もその内の一つで、カーターが発見したと言われている。カーターは、
発見したその種子を持ち帰り、育ててみることを思いついた。すると、播かれたエンドウ
は見事発芽し、カーターはその栽培に成功したと言われている。 また、カーターが栽培
した種子の一部はアメリカに渡り、栽培が続けられたという。


 我が国にこのエンドウが持ち込まれたのは昭和31年である。茨域県水戸市の大町武雄氏
が、サクラやイチョウなど日本特産の種子をアメリカに送った返礼としてⅤ.イレーヌ・
ファシスワース婦人より、 いわれを書いた手紙とともに数粒の種子を受け取った。 大町
氏は、自分一人で栽培するのはもったいないと考え、希望者に分けた。 その一部が昭和
39年に日立市の助川小学校で栽培され、昭和42年千葉県八日市場市の須賀小学校に5粒が
送られた。 その後、水戸市の会社経営者富田氏が、知人から得た豆を水戸市長にいわれと
ともに数十粒届けた。 当時の市長和田氏は大変感激し、市内各小学校に2粒ずつ配布し
栽培した結果、市内三の丸小学校で 栽培に成功した。同小学校は全国小学校理科教育研究
発表の会場校であったところから、全国に広めようと栽培が続けられた。』と、かなり
詳しく書かれていました。

 ツタンカーメンについて、再度ウイキペディアを見てみました。

 ツタンカーメンは、紀元前14世紀頃(紀元前1342年~1324年頃)の古代エジプト第18
王朝のファラオであったとあり、厳密な表記ではトゥト・アンク・アメンというとあり
ました。 ざっと、3000年以上前のことなんですね。

       ツタンカーメン王
         

 

 古代の植物の種子が発芽したというのは、「大賀ハス」が有名ですね。大賀ハスは弥生
時代(約2000年前)の泥炭層から発見されたハスの実で、地層から発見された3つのうち
1つだけが発芽に成功したそうです。 つまりこれよりまだ1000年も古いとうことになり
ます。

 ネットには、このツタンカーメンえんどうが本当にそうなのか、疑問を持つ人が結構い
ると見えて、いくつか記事が目に入りました。 小学生の頃、学研の科学雑誌の付録にこの
えんどうがついていて、栽培できたが、その後、高校になって、疑問が膨らんで、学研の
当時の編集長に面会して真偽を確かめた人がいました。 編集長いわく『それは本当のこと
です。』といわれ、半信半疑ながら うやむやになっているそうです。なぜって、それなら
もっと大きな騒ぎがあったはずでは?

 また、“○○の面白日記”(ブログ)の 2016.8.11 の記事に『あれは間違いでした。』
と、否定した記事がありました。

 

 ま、真偽の程はともかく、はるか古代に思いを馳せたロマンに浸りながら、美味しい
豆ご飯をいただくことにしましょう。

 



  

 

     


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フランス大統領  (bon) | トップ | 母の日  (bon) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

花鳥風月」カテゴリの最新記事