蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ヤマボウシ  (bon)

2017-05-24 | 花鳥風月

 ここ2~3日、真夏のような暑さで、テレビなどでは、急な暑さに備えて熱中症対策が
盛んに報じられています。 
 ベランダのヤマボウシが、元気に白い花を広げていますので、ちょっとブログに取り
上げてみたいと思いました。 過去のブログ記事にも、度々登場していますが、いつも
脇役ばかりでしたので、今回は主役として記事アップしてみました。

 昨年のブログ記事、2016.5.22にヤマボウシを取り上げていましたが、記事のタイトル
は「今日は真夏日」とあり、冒頭に

    『 32℃  福島、京都、岐阜など
         31℃  名古屋、さいたま、熊本など
         30℃  東京、大阪、岡山など 』

などが紹介されていましたから、毎年この時期は、急激な気温上昇があるのですね。

 
 ヤマボウシ(山法師、山帽子、学名Cornus kousa)は ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ
亜属の落葉高木とありまして、ハナミズキの仲間ともいえるようです。が、ヤマボウシ
は日本原産で、ハナミズキはアメリカ産ですね。ちなみに、ハナミズキは、アメリカヤ
マボウシとも呼ばれているそうです。

       ヤマボウシ  
              (2017.5.23)

 

 白い花は、よく見ると白い花びらみたいな4片は、総苞(そうほう)と言って、葉の
変形だそうで、その真ん中に ちょこっと小さな丸い頭のようなのが花なのだそうです。
坊主頭に白い頭巾とみたてて『山法師』(ヤマボウシ)と名付けられたとか。

 日本、中国、朝鮮半島に分布する落葉高木で、10mの高さに成長するようですが、ベラ
ンダでの鉢植えでは、せいぜい2mくらいです。  街路樹や庭園樹として、人気が高い
そうです。また、江戸時代あたりには、海外でも観賞用樹木として栽培されていたと言わ
れています。

       ヤマボウシアップ 
         

 

  このヤマボウシ、秋になるとイボイボのある真っ赤な実をつけるのです。大きさは、
キンカンの実くらいですが、見た目も面白く、また、果肉は濃い黄色でマンゴーのよう
な甘みがあり、シャリシャリとした食感で食べることができるのだそうです。
 これまで、そんなことは知りませんでしたから、食したことはありませんでした。
ジャムや果実酒などによく加工されているそうで、
今年の秋は何か試してみたいところ
ですが、数がそれほど多くありませんから、ジャムや果実酒は無理ですので、一粒つま
んでみるくらいですね。

    ヤマボウシの実(2014.9.18のブログから)
         

 ヤマボウシには、いくつかの種類があります。 このうち、我がベランダのは、
ミルキーウエイかもしれません。

 ウルフアイ 葉と花に白く縁取り模様が入っている。樹形が美しい。

 ミルキーウェイ 花びらがクリーム色から純白に変化する様子を楽しむことができる。

 ホワイトミヌマ 白く小さな花びらを6つつける品種で、かわいらしい。

 ベニバナヤマボウシ うっすら赤色のついた総苞片が特長。

 ミスサトミ 濃いピンク色の花びらと葉の緑色と美しいコントラストを演出。

 ステラーピンク ヤマボウシとハナミズキの交配種で、開花期は両者の中間。

 ビックアップル 大きな実をつけるヤマボウシで、食用に適している品種。

 ヤマボウシとハナミズキの違いは、原産が違いますが、見た目では、上図のヤマボウシ
アップの写真では、総苞片の先端は尖っているのに対して、ハナミズキの総苞片は下の
写真のように丸みがありますからすぐにわかりますね。

        アメリカハナミズキ(2017.4ベランダにて)
         

 

 

 

 

 

 

 

 


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