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私、Rohi-taの映画の感想(ネタバレ有り!)と日常を報告するページです。

今日、DVD『キング・コングができるまで/製作日記』を衝動買いしました!

2005-12-21 23:14:39 | Weblog
今日、何気なく「TSUTAYA」に入ってDVDの新作コーナーを見ていると、『キング・コングができるまで/製作日記』というタイトルが目に飛び込んで来ました!

ピーター・ジャクソン監督最新作『キング・コング』に興奮した私はそのDVDを定価1980円という安さもあり、衝動買いしてしまいました!

まだ、あまり観ていないのですが、3時間半以上のメイキング映像がDVD2枚組に収録されており、
●スカル島やNEW YORKのシーンの撮影風景他、54種類に及ぶ製作日記映像集
●「キング・コングvsT-レックスのシーンが出来るまで」
以上の様な内容になっているみたいです。(パッケージ裏の説明書きを参照)

映画はもちろんのこと、映画を作る現場の裏側にとても興味のある私には、まさに打って付けの作品であります。

長時間なので、じっくり楽しんでから感想を書きたいと思っているので、楽しみに待っていて下さい。

それでは、また!

レジェンド・オブ・ゾロ

2005-12-20 23:03:34 | 映画 ラ行
試写会で、出演:アントニオ・バンデラス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ルーファス・シーウェル/ニック・チンランド/アドリアン・アロンソ/脚本:アレックス・カーツマン/ロベルト・オーチー/監督:マーティン・キャンベル/作品『レジェンド・オブ・ゾロ』を観ました。

●ストーリー
1850年カリフォルニアは自由と平和を求めて、アメリカ合衆国への仲間入りをしようとしていた。
それを機に引退し、家族を愛する男に戻ることを約束していたアレハンドロこと怪傑ゾロ(アントニオ・バンデラス)の前に、悪名高いジェイコブ(ニック・チンランド)が現れ、街を荒らし始める。

この頃、家庭を顧みず、約束を破り、民衆を助ける為に戦い続けるアレハンドロと不仲になっていた妻のエレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)はゾロを邸宅から追い出し、離婚届けを突きつける。

この隙を見計らってエレナに近づいて来た1人の男がいた。
名前をアルマン伯爵(ルーファス・シーウェル)と言い、エレナの学生時代の友人であり、大邸宅に住み鉄道開発とワイン、石鹸製造の事業に力を注いでいる大富豪だった。

エレナと離婚後、酒に溺れていたアレハンドロはアルマン伯爵が催すパーティーへ参加し、そこでエレナと再会するのだが、アルマン伯爵と仲良く接しているエレナの態度に激怒し、二人はまたケンカ別れをしてしまうのだったが……。

●感想
前作の『マスク・オブ・ゾロ』が面白かったし、監督も同じマーティン・キャンベル、そしてスティーブン・スピルバーグがプロデュースという事もあって、観る前から、かなり期待をして会場に向かいました。

試写会の司会者が、浜村 淳さんだったので「余計な事まで、喋らなければいいのになぁ~」と心配していたのですが、言わなくてもいいのに「アルマン伯爵という男が、なぜか列車の貨物に石鹸を一杯詰めて走らせます」と言ったではありませんか!

その「石鹸」と言うキーワードで『ファイト・クラブ』のラストシーンが頭を過ぎり、「まさかなぁ~」とは思っていたのですが、予想通りのオチになっていました。

本作では「家族の愛」をテーマにしているので、ゾロのアクションは前作の様な迫力が無く、見劣りしてしまい、どちらかと言うと息子のホアキン(アドリアン・アロンソ)と愛馬・トルネードの活躍の方が目立っていました。

ストーリーも勧善懲悪でひねりの無いベタなものなので、途中何度か激しい睡魔に襲われてしまいました。

私としては、かなり期待をしていただけに残念な気持ちになりましたが、続編だから、これくらいのクォリティーになってしまうのは仕方が無いのかも知れませんね。

●採点
私のこの作品に対する評価は50点です。

所々にゾロらしい見せ場はあるのですが、「それって、前作でもやってなかった?」って感じるレベルのモノでした。

クライマックスで列車を舞台にして、ゾロが戦うシーンがあるのですが、このシーンも「どこかで観たことがあるなぁ~」と思っていたら『インディ・ジョーンズ』シリーズでした。

さすがはスティーブン・スピルバーグのプロデュース作品だけあって、いい具合にパクっています。

でも、「もしかして、プロデュースしたのってこのシーンだけ?」って思えるような内容の作品って成功なんでしょうか?

と言う訳で、この作品は、10歳のゾロの息子と愛馬・トルネードの活躍が観たい方と、まだ映画『ファイト・クラブ』を観ていない方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「危険が迫ると馬も目を見開くんだなぁ~」ってトルネードの思わぬ3枚目ぶりに笑ってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


男たちの大和 YAMATO

2005-12-18 23:19:14 | 映画 ア行
映画館で、出演:反町隆史/中村獅童/鈴木京香/蒼井 優/渡 哲也/仲代達也/原作:辺見じゅん/脚本・監督:佐藤純彌/作品『男たちの大和 YAMATO』を観ました。

●ストーリー
2005年の桜が咲き誇る季節、鹿児島で漁師をしている神尾克己(仲代達也)の元へ、戦艦大和の沈む場所まで連れていって欲しいと一人の女性がやって来る。

その女性は内田真貴子(鈴木京香)と名乗り、昨年亡くなった義父・守(中村獅童)の遺言で彼の遺骨を大和が沈んだ場所に帰したいと言うのだった。

真貴子の義父の名前を聞いた神尾は驚く。
それは、神尾が昭和19年の春に特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ時の上官で、自らの命を懸けて大和沈没から救ってくれた命の恩人の一人だった。

事情を全て理解した神尾は、真貴子の願いを叶える為に、アルバイトの15歳の少年・前園 敦(池松壮亮)を連れて、大和が沈んだ運命の場所へ向かって船を走らせるのだったが……。

●感想
NHKでやっていた「大和特番」を観て壮絶な最後に胸を打たれて、劇場に足を運ぶ決意を致しました。

約6億円をかけ、戦艦大和の艦橋から前部を原寸大で再現した全長190mの巨大なセットを作り、大和艦上でのシーンを多様していたのですが、大和乗組員同士やその肉親達とのエピソードの掘り下げが浅く、熾烈な戦いで次々と乗組員が死んでいくのですが、同じシーンの繰り返しを観せられているようで、あまり感情移入が出来ず残念に思いました。

主役を反町隆史と中村獅童が務めているのですが、脇を固める大和乗組員の俳優陣がほとんど無名に近い人達ばかりなので、この二人だけでは、どうしても作品に重みを加える事が出来ない様に思いました。

感動したのは、残念ながら大和の戦闘シーンや乗組員達のエピソードでは無く、仲代達也と鈴木京香が出演するシーンと白石加代子、高畑淳子、余 貴美子、寺島しのぶ、蒼井 優などの愛する息子や恋人達を戦地へ送り出す女性達が別れを告げるシーンだけでした。

私的には、反町隆史と中村獅童が主役というよりも、仲代達也が完全に主役の二人を食ってしまっている映画の様に見えました。

肝心の戦闘シーンも、アメリカ軍からの視点で描かれているものが一つも無いし、アメリカ兵が一人も出て来ないので、日本軍がまるで見えない敵と戦っている様に映りました。

敵の行動を描く事で初めて日本軍のとった作戦の非常識さが理解出来ると思うので、本当に戦艦大和の乗組員の悲惨さを描くのなら、6億円もかけて巨大なセットを作るよりも、もっと演技力のある俳優を使い、アメリカ軍からの視点も重視して作り上げて欲しかったです。

●採点
私のこの作品に対する評価は50点です。

ハッキリ言って、NHKに6億円を渡した方が良い作品が出来たと思います。
現に、公開前に観た「NHKのドキュメンタリー番組」の方が遥かに出来が良かったです。

戦闘の所々に実際の戦闘映像を取り入れて、CG映像のフォローやリアリティーを追求しようとしていたみたいなんですが、本編との映像トーンが明らかに違うので「セットにお金をかけ過ぎたんだなぁー」としか私には思えませんでした。

と言うわけで、この作品は、日本再生の為に命を懸けた大勢の日本人の生き様を知りたい方と広島県尾道市の造船ドックに作られた190mもの広大なセットの出来を目の当たりにしたい方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「15~16歳で戦場に向かわなければならない時代に生まれなくて、本当に良かった」と現代に生まれた事に感謝したのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

キング・コング

2005-12-17 19:55:30 | 映画 カ行
映画館で、出演:ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/アンディ・サーキス/原案:メリアン・C・クーパー/エドガー・ウォレス/脚本:ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/監督:ピーター・ジャクソン/作品『キング・コング』を観ました。

●ストーリー
1933年のニューヨーク。
大恐慌で職や家を失った人達で、食料配給所には、毎日長蛇の列が出来ていた。

喜劇女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)も劇場が突然閉鎖となり、職にあふれてしまう。

困ったアンは、演劇プロデューサーに新作劇のオーディションを受けさせてもらえるように懇願するのだが、あっさり断られ、売春業への転身を薦められる。

失意の中、空腹の為にリンゴを盗んだ所を、映画監督のカール・デナム(ジャック・ブラック)に救われたアンは、彼が現在撮影している映画の主演女優として、幻の島と呼ばれる「スカル・アイランド」行きの船へと乗り込む。

アンは、船内で尊敬する脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)に出会い、お互いに恋心を抱くようになる。

航海は順調に進むのだったが、中々「スカル・アイランド」が見つけられず、乗組員の危険を感じたイングルホーン船長(トーマス・クレッチマン)が進路変更を決断した時、辺りが霧に包まれ急に現れた岩山に船が衝突し座礁してしまう。

しかし、その座礁した島こそ、彼らが探し求めていた幻の島「スカル・アイランド」だったのだ……。

●感想
1976年に作られた『キングコング』は、私が映画館で初めて観たハリウッド映画なので、この作品に対しても、とても思い入れが強く、ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』が上映される事を知ってからは「絶対に初日の初回に観に行こう!」と決めていたので、今朝はいつもより少し早起きして映画館に向かいました。

初日の初回上映だったので、記念品として「ポンチョ」が配られており、私は「黄色のポンチョ」を頂いて席に着きました。

思っていたよりも観客が多く、400人位入る劇場は、ほとんど満員状態で本作への関心の高さを感じました。

監督が「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソンだけあって、CG合成やクリーチャー・デザイン、セットの規模などが半端じゃなく物凄い出来に仕上がっています!

1976年版『キングコング』はアニマトロニクスで作られており、表情や動きがぎこちなく、二足歩行をする等、人間寄りの部分が多かったのですが、本作でのコングは7mの巨大ゴリラそのもので、俊敏な動きと強烈なパワー、地響きのような雄叫びにはCG等の映像技術の進歩によるクオリティーの違いをまざまざと見せ付けられました。

アン達がスカル・アイランドに上陸してから遭遇する様々な出来事はどれも凄まじく、恐竜が出てくるシーンは『ジュラシック・パーク』以上の見応えがありました!

役者さんでは、ヒロインのナオミ・ワッツがとにかく美しいです!
「ナオミ・ワッツってこんなに綺麗だっただろうか?」と過去の作品を観直したくなるくらいに、本作での彼女の美貌は一見の価値有り!だと思います。

3時間を越える長い作品ですが、アクションシーンが次々と映し出され、コングのアンに対する切ない想い等も上手く挿入されているので、劇場の大きなスクリーンでコングの迫力を体感して欲しい作品だと思いました。

●採点
私のこの作品に対する評価は95点です。

コングの動きが実にリアルで、アクションシーンを「これでもか!」と言う位に次々と観せてくれたピーター・ジャクソン監督の原作への思い入れとサービス精神には感動致しました!

先程、観終わったばかりの作品ですが、私のツボに見事にハマりましたので「もう1度劇場に足を運びたい!」と思っております。
もちろん、この作品もDVDが出たら直ぐに購入し「何度も観直したい!」と思っております。

と言う訳で、この作品は、今までに無い「美しいナオミ・ワッツ」が観たい方と全国のゴリラ愛好家の方々にオススメ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「スカル・アイランドからキング・コングをどうやって船まで運んだのだろう?」って最後まで不思議に感じていたのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。








マダガスカル(日本語吹替版)

2005-12-16 22:28:31 | 映画 マ行
DVDで、声の出演(日本語吹替版):玉木 宏/柳沢慎吾/岡田義徳/高島礼子/小木博明/矢作 兼/山崎弘也/柴田英嗣/脚本:マーク・バートン/ビリー・フロリック/エリック・ダーネル/トム・マクグラス/監督:エリック・ダーネル/トム・マクグラス/作品『マダガスカル(日本語吹替版)』を観ました。

●ストーリー
ニューヨークのセントラルパーク動物園で暮らす、陽気で人気者ライオンのアレックス(声:玉木 宏)、おしゃべりでユニークなシマウマのマーティ(声:柳沢慎吾)、極度の心配性で薬が大好きなキリンのメルマン(声:岡田義徳)、そしてみんなをまとめるしっかり者の女性カバのグロリア(声:高島礼子)の4頭は園内でも大の仲良しグループ。

みんな快適な動物園の贅沢な暮らしを満喫していたのだが、脱走を企てていたペンギン軍団(声:山崎弘也、柴田英嗣)と出会い、外の世界に興味を持ったマーティが夜にこっそりと動物園を脱走してしまう。

これに気付いたアレックス達が慌てて後を追い、連れ戻そうとするのだが、駅で警官隊に捕らえられてしまい、船に乗せられてしまい、思わぬハプニングで野生動物達が生息するマダガスカル島へと流れ着いたのであったのだが……。

●感想
ビックリしました!
本職の声優さんじゃないのに、この違和感の無いアフレコは皆さん、さすがに芸達者ですよね~。

特に驚いたのが、マーティ役の柳沢慎吾さん、キング・ジュリアン役の小木博明さん(おぎやはぎ)、ペンギンズ隊長役の山崎弘也さん(アンタッチャブル)は、本当に上手かったですね~!

あまりの上手さに「ひょっとしたら俳優や漫才師よりも声優の方がむいてるかも?」って思ってしまいました。(笑)

ストーリーは、マダガスカル島に着いてからのマーティの喜ぶさまと動物園が恋しいアレックスとの対比や徐々に野生の本能に目覚めて、周りの動物達がエサに見え始めるアレックスの行動が、映画『あらしのよるに』の「ガブ」に近くて面白かったです。

まぁ、結局はアレックス達4頭が力を合わせれば、どんな困難も乗り越えられるということで、友達の大切さが充分伝わってくるノリの良い作品でした。

●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。

劇中に色々な映画のパロディを使うなど、あまり子供を意識して作られていないので、私も楽しめました。

特に、マダガスカルに着いて、アレックスが1人ぼっちでバスケットボールに語りかける『キャスト・アウェイ』のパロディには、意表を突かれてしまったのでとても印象に残りました。

それから、ペンギン部隊の軍隊のような無駄の無い動きと強さが良かったですね~!
高い所に飛び乗ったり、バク転などは出来るのに歩くのはヨチヨチ歩きっていう設定が面白かったです。

と言うわけで、この作品は、仲の良い友達が3人以上いる方とライオン、シマウマ、キリン、カバが一緒に暮らしているのを見た事がある方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、キング・ジュリアンの歌う「踊るの好き、好き!とても好き、好き!みんなも~!!」っていうフレーズが耳についてしまい、気がつくと口ずさんでしまっているのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。

ついに!『着信御礼!ケータイ大喜利』メジャー・オオギリーガー入り!!

2005-12-15 17:18:15 | Weblog
12月9日まで行われていた総合テレビ『着信御礼!ケータイ大喜利』のマイナー・オオギリーグ(大喜利予選)に私も参加し、作品を20個近く応募していたのですが、先程、ケータイに合格通知メールが届き、メジャー・オオギリーガー入りを果たしました!

私は「ロヒータ」というニックネームで12/26(月)深夜0:25(12/27(火)午前0:25)に総合テレビで生放送される番組『着信御礼!ケータイ大喜利』に参加致しますので、応援の程宜しくお願い致します。

番組の詳しい内容はコチラ→http://www.nhk.or.jp/o-giri/を御覧下さいませ。

それでは、番組本番で皆様、お会い致しましょう!!

THE 有頂天ホテル

2005-12-15 02:14:25 | 映画 サ行
試写会で、出演:役所広司/松 たか子/佐藤浩市/香取慎吾/篠原涼子/戸田恵子/生瀬勝久/麻生久美子/YOU/オダギリジョー/角野卓造/寺島 進/浅野和之/近藤芳正/川平慈英/堀内敬子/梶原 善/石井正則/原田美枝子/榎木兵衛/奈良崎まどか/唐沢寿明/西田敏行/伊東四朗/津川雅彦/脚本・監督:三谷幸喜/作品『THE 有頂天ホテル』を観ました。

●ストーリー
都内にある「ホテルアバンティ」は、新年のカウントダウンパーティーまであと2時間と迫り、慌しく準備を進めていた。

そんな最中、疑惑の渦中にある国会議員・武藤田(佐藤浩市)がスイートルームに宿泊している事がマスコミにバレてしまい、出入り口は大混乱してしまう。

その事態を収拾しようと副支配人の新堂(役所広司)、アシスタントマネージャーの矢部(戸田恵子)が中心となり、ホテル中を駆けずり回る。

それと同時に、カウントダウンパーティーに使う垂れ幕の文字が「謹賀信年」と間違って発注されているのが見つかったり、腹話術師・坂田(榎木兵衛)の相棒でアヒルの「ダブダブ」が逃げ出したりと、様々な問題が次々と発生して行くのだった……。

●感想
サプライズでした。
そうです、試写会にサプライズ・ゲストで脚本・監督の三谷幸喜さんと国会議員・武藤田役の佐藤浩市さんがやって来ていたのです!

三谷幸喜さんと佐藤浩市さんが現れると物凄い歓声が上がり、場内が一挙に明るくなるのを感じました。

「三谷トーク」は相変わらず面白く、女性司会者に「本作の見所は?」と聞かれて、「今日の佐藤さんの髪の分け目が劇中では、逆になっている所です」と言った時には、ドッと爆笑が起こりました。

佐藤浩市さんも、男の私から見てもフェロモンがムンムン出ており、本当に色気が漂うチョー男前でした。

作品も136分間、色々な所に笑いと訳有りな人間関係が上手く散りばめられており、久しぶりに劇場で大声を上げて笑わせてもらいました。

特に、伊東四朗さん、梶原 善さん、西田敏行さんが出てくるシーンでは、笑い放しでした!
この人達が現れると皆さんも多分爆笑すると思いますので、期待して観ていて下さい。

それと、意外にも話のキーパーソンになっているのが麻生久美子さんです。
彼女の正体はラスト近くまで分からないのですが、分かった時には「そうやって、話を繋げるのか~!」と三谷さんの天才的な構成力に感心してしまいました。

●採点
私のこの作品に対する評価は90点です。

「三谷作品」の笑いが分かる方は絶対に観るべき作品だと思います!
嫌な事もこの作品を観れば笑い飛ばせてしまう!そんな作品でした。

だから、この作品は、抜群の構成力で笑いを提供する「三谷ワールド」を体感したい方とシカのかぶり物をしてスピーチをした事のある方にオススメ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「今度生まれて来る時は、三谷幸喜さんの頭脳と佐藤浩市さんのルックスが欲しい!」って2人のオーラの輝きに、すっかり憧れてしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。



チキンラン

2005-12-13 21:43:30 | 映画 タ行
ビデオで、声の出演:ジュリア・サワラ/メル・ギブソン/ジェーン・ホロックス/ベンジャミン・ホイットロー/ミランダ・リチャードソン/トニー・ヘイガース/原案:ピーター・ロード/ニック・パーク/脚本:カレイ・カークパトリック/監督:ピーター・ロード/作品『チキンラン』を観ました。

●ストーリー
イギリスのヨークシャー州にあるトゥイーディー養鶏場では、来る日も来る日も、雌鳥達が玉子を産まされるだけの囚人の様な生活を強いられていた。

そんな監獄の様な養鶏所生活から逃れるべく、雌鳥達のリーダー・ジンジャー(声:ジュリア・サワラ)は様々な脱走を試みるのだが、どれも失敗に終わっていた。

そんな時、養鶏場の女主人ミセス・トゥイーディー(声:ミランダ・リチャードソン)は、儲からない玉子をやめて、利益の多いチキンパイを売り出す事を思いつき、ジンジャー達をチキンパイにする機械を購入する。

この事を知ったジンジャーは焦りを感じるが、いい脱出方法が見つからず、失意に陥る。
そんな時、空を飛べるアメリカ生まれの雄鶏・ロッキー (声:メル・ギブソン)が現れ、彼女は空を飛んで脱出する事を思いつくのだったが……。

●感想
映画『大脱走』をモチーフにしているだけあって、マネているシーンが至る所に登場し、『大脱走』を観た事がある人なら「ニヤリ」と笑える作品だと思います。

何度も失敗を繰り返しながらも、養鶏場の外にある楽園を夢見て脱出方法を次々と考え出すジンジャーのバイタリティーには、女性のタフさを感じました。

途中で空飛ぶニワトリ・ロッキーが登場するのですが、彼のノリの軽さがまさにアメリカらしく、イギリス生まれのジンジャーの生真面目さとのギャップがとても面白かったです。

ダンスシーンやチキンパイの機械から脱出するシーンなどは、とても良く出来ていて、この作品がクレイアニメーションだという事を忘れてしまいそうでした。

起承転結もハッキリしていて、テンポ良くストーリーが進んで行くので、子供から大人まで楽しんで観れる作品だと思いました。

●評価
私のこの作品に対する評価は75点です。

どんな窮地に追い込まれても、明るい未来を信じて、みんなを引っ張って行くジンジャーのリーダーシップが素晴らしかったです。

また、ロッキーの空飛ぶ秘密を知った瞬間に、空から雨が降ってくる演出は、雌鳥達の心情をよく表していて記憶に残るシーンになりました。

だから、この作品は、質の高いクレイアニメーションが観たい方と将来チキンパイの販売を考えている方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、最後まで執拗にジンジャー達を追いかけるミセス・トゥイーディーの姿が、映画『ターミネーター』のラストシーンと重なってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。






疾走

2005-12-12 23:37:12 | 映画 サ行
試写会で、出演:手越裕也/韓 英恵/中谷美紀/大杉 漣/寺島 進/加瀬 亮/豊川悦司/柄本 佑/平泉 成/原作:重松 清/脚本・監督:SABU/作品『疾走』を観ました。

●ストーリー
“沖”と“浜”が隣接する田舎町にシュウジ(手越裕也)は、住んでいた。
ある日、幼いジュウジは自転車で“沖”に出かけたのだが、途中で自転車が壊れ困ってしまう。

その時、最近“沖”に引っ越して来た“鬼ケン”(寺島 進)と呼ばれるヤクザとその情婦・アカネ(中谷美紀)と出会い助けてもらう。

やがて、高校生になったシュウジは、昔に両親を自殺で亡くしたエリ(韓 英恵)と弟が殺人者として服役をしている神父・ユウイチ(豊川悦司)と出会い教会に通うようになる。

しばらくして“沖”にホテルが建つ計画が持ち上がり、シュウジは建設会社・社長秘書として教会の立ち退き交渉に戻って来たアカネと再開する。

丁度その頃、高校でのカンニングが元で堕落していった兄・シュウイチ(柄本 佑)が連続放火犯として逮捕される。

その日を境として、これまで幸せだったシュウジの生活は、一変して行くのだった……。

●感想
「やたらと若い女の子が多いなぁ~」と思っていたら、上映される前に主演の手越裕也くんと監督のSABUさんの舞台挨拶がありました。

手越裕也くんが登場すると女の子達の「キャー!」という黄色い歓声が上がり、それを見ていたSABU監督が「俺にも声援してくれよ~」って言ってたのが面白く印象的でした。

劇中では暗い印象の強かった手越裕也くんでありましたが、オシャレな服装でインタビューにハキハキ答える姿は、好感が持て「さすがはジャニーズ!」といった感じでした。

この作品の原作は読んでないのですが、直木賞作家の重松 清さんが「どんな作品を書くのか?」という事には以前から興味を持っていました。

そんな事を考えながら観ていたのですが、この作品は本当に暗いですねぇ~!

差別、偏見、イジメ、殺人、性的虐待など等、人間の醜い部分が次々と出て来て、暗いトーンで物語が進行していくので、125分の上映時間がとても長く感じられました。

ラストに少しだけ救いを感じられるのですが、全体を通しての重苦しさは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思い出してしまいました。

●採点
私のこの作品に対する評価は30点です。

たまたま試写会が当たったので観に行きましたが、普通なら絶対観ないジャンルの作品でした。

救いの部分が少ないので、ハッキリ言って嫌いな作品なんですが、出演している手越裕也、韓 英恵、中谷美紀、大杉 漣、寺島 進、加瀬 亮、豊川悦司、柄本 佑、平泉 成さん達、俳優陣の演技は凄く良いです!

だから、演技を勉強している人や役者志望の方なんかは、見る価値有りの作品じゃないでしょうか。

と言う訳で、この作品は、「ジャニーズ」&「重松作品」ファンの方と初体験が年上のキレイなお姉さんだったという方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、この作品を観ていて物凄~く、お尻が痛くなってしまったのは私だけでしょうか?(ちなみに私は痔ではありませんので誤解の無い様、宜しくお願いします。)

それでは、また何か観たら書き込みます。



ナルニア国物語 Vol.1/ 第1章 ライオンと魔女

2005-12-11 21:10:45 | 映画 ナ行
DVDで、出演:リチャード・デンプシー/ソフィ・クック/ジョナサン・R・スコット/ソフィ・ウィルコックス/バーバラ・ケラーマン/原作:C.S.ルイス/脚本:アラン・シーモアー/監督:マリリン・フォックス/作品『ナルニア国物語 Vol.1/ 第1章 ライオンと魔女』を観ました。

●ストーリー
第二次大戦下のイギリス、ペベンシー家のピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーら4人の兄弟姉妹は、郊外へと疎開する。

ふとした事から、次女のルーシーが疎開先の洋服ダンスの奥に、雪に閉ざされた世界(『ナルニア国』)があるのを発見する。

その国は、冷酷な白い魔女が支配し100年もの間、永い冬に閉ざされているのだった。

この事態を救うべく4人の兄弟姉妹は、ライオンの姿をした、かつて偉大なる王・アスランと共に白い魔女の率いる悪霊軍団と決戦を挑むのであったが……。

●感想
本作は1988年にイギリス公共放送BBCが8時間にもおよぶ、第4章からなる大作をTVシリーズとして制作した第1章のストーリーで、収録時間が2時間42分の作品となっております。

3月から全国上映予定の映画『ナルニア国物語』の予習用としてレンタルして来たのですが、時間が2時間半を超えるので、とにかく長く感じました。

まず思った事が、イギリス公共放送BBCが作った作品なんで、画像のトーンが『Mr.ビーン』によく似ている事と、今から17年前に作られたので、登場するキャラクターの衣装とか着ぐるみ等の出来が非常にお粗末で、どこかの安物劇団の芝居を観せられているような感じがしました。

クライマックスの決戦のシーンなどにも、ショボいアニメーションが合成で使われており、日本アニメとのレベルの差を感じ「いくら17年前でも日本のNHKが作ったら、もっとマシなものになっただろうなぁ~」としみじみ感じてしまいました。

●評価
私のこの作品に対する評価は40点です。

子供向けに制作されたのでしょうが、私が10歳以上だったら、やはり「ショボい作品だなぁ~」って思った事でしょう。

でも、映画の予習用としてストーリーを理解する為に観る分には、非常に分かりやすく作られているので、2時間42分という収録時間が気にならない方なら、観てもいいんじゃないでしょうか。

と言う訳で、この作品は「劇場で『ナルニア国物語』を絶対に観るぞ!」って気合の入っている方と喋る動物達に出会った事のある方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、出来栄えは大した事がないもののストーリーの面白さで、続編がとても気になっているのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。