映画館で、出演:ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/アンディ・サーキス/原案:メリアン・C・クーパー/エドガー・ウォレス/脚本:ピーター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/監督:ピーター・ジャクソン/作品『キング・コング』を観ました。
●ストーリー
1933年のニューヨーク。
大恐慌で職や家を失った人達で、食料配給所には、毎日長蛇の列が出来ていた。
喜劇女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)も劇場が突然閉鎖となり、職にあふれてしまう。
困ったアンは、演劇プロデューサーに新作劇のオーディションを受けさせてもらえるように懇願するのだが、あっさり断られ、売春業への転身を薦められる。
失意の中、空腹の為にリンゴを盗んだ所を、映画監督のカール・デナム(ジャック・ブラック)に救われたアンは、彼が現在撮影している映画の主演女優として、幻の島と呼ばれる「スカル・アイランド」行きの船へと乗り込む。
アンは、船内で尊敬する脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)に出会い、お互いに恋心を抱くようになる。
航海は順調に進むのだったが、中々「スカル・アイランド」が見つけられず、乗組員の危険を感じたイングルホーン船長(トーマス・クレッチマン)が進路変更を決断した時、辺りが霧に包まれ急に現れた岩山に船が衝突し座礁してしまう。
しかし、その座礁した島こそ、彼らが探し求めていた幻の島「スカル・アイランド」だったのだ……。
●感想
1976年に作られた『キングコング』は、私が映画館で初めて観たハリウッド映画なので、この作品に対しても、とても思い入れが強く、ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』が上映される事を知ってからは「絶対に初日の初回に観に行こう!」と決めていたので、今朝はいつもより少し早起きして映画館に向かいました。
初日の初回上映だったので、記念品として「ポンチョ」が配られており、私は「黄色のポンチョ」を頂いて席に着きました。
思っていたよりも観客が多く、400人位入る劇場は、ほとんど満員状態で本作への関心の高さを感じました。
監督が「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソンだけあって、CG合成やクリーチャー・デザイン、セットの規模などが半端じゃなく物凄い出来に仕上がっています!
1976年版『キングコング』はアニマトロニクスで作られており、表情や動きがぎこちなく、二足歩行をする等、人間寄りの部分が多かったのですが、本作でのコングは7mの巨大ゴリラそのもので、俊敏な動きと強烈なパワー、地響きのような雄叫びにはCG等の映像技術の進歩によるクオリティーの違いをまざまざと見せ付けられました。
アン達がスカル・アイランドに上陸してから遭遇する様々な出来事はどれも凄まじく、恐竜が出てくるシーンは『ジュラシック・パーク』以上の見応えがありました!
役者さんでは、ヒロインのナオミ・ワッツがとにかく美しいです!
「ナオミ・ワッツってこんなに綺麗だっただろうか?」と過去の作品を観直したくなるくらいに、本作での彼女の美貌は一見の価値有り!だと思います。
3時間を越える長い作品ですが、アクションシーンが次々と映し出され、コングのアンに対する切ない想い等も上手く挿入されているので、劇場の大きなスクリーンでコングの迫力を体感して欲しい作品だと思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は95点です。
コングの動きが実にリアルで、アクションシーンを「これでもか!」と言う位に次々と観せてくれたピーター・ジャクソン監督の原作への思い入れとサービス精神には感動致しました!
先程、観終わったばかりの作品ですが、私のツボに見事にハマりましたので「もう1度劇場に足を運びたい!」と思っております。
もちろん、この作品もDVDが出たら直ぐに購入し「何度も観直したい!」と思っております。
と言う訳で、この作品は、今までに無い「美しいナオミ・ワッツ」が観たい方と全国のゴリラ愛好家の方々にオススメ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「スカル・アイランドからキング・コングをどうやって船まで運んだのだろう?」って最後まで不思議に感じていたのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。