DVDで、出演:ウディ・アレン/ティア・レオーニ/トリート・ウィリアムズ/ジョージ・ハミルトン/脚本・監督:ウディ・アレン/の『さよなら、さよならハリウッド』を観ました。
●ストーリー
過去に2度もオスカー賞に輝いた映画監督・ヴァル(ウディ・アレン)であったが、心因性から来る様々な病気が原因で仕事をことごとく失敗し、今では何とかCM撮影の仕事で食いつないでる状態だった。
そんなCM撮影の仕事も途中でクビになり、これからの仕事にも困り始めた頃、元妻・エリー(ティア・レオーニ)が映画プロデューサーを務めるハリウッドのメジャースタジオから、新作映画の監督としてのオファーが舞い込む。
しかし、このオファーは、エリー(ティア・レオーニ)が、ヴァルを監督に復帰させようと、強く推薦し決定されたものだった。
最初は、自分を捨てて、オファー先の映画製作会社社長であるハル(トリート・ウィリアムズ)の元に走ったエリーに、恨みと未練をぶつけるヴァルだったが、監督として再起を図る為、ハルとエリーへの感情を押し殺して仕事を受ける決心をする。
ところが、正式な監督就任が決まりクランク・イン直前になった頃、ヴァルは、またしても心因性が原因となる失明状態に陥ってしまい、代理人のエド(ジョージ・ハミルトン)に全てを打ち明け、監督の仕事を断ろうとするのだったが……。
●感想
ウディ・アレンの映画を始めて観たのですが、この作品はとても面白かったです!
何が面白いって、ウディ・アレンのいかにも落ちぶれた映画監督の演技と「目の見えない映画監督が映画を撮る」って設定が私のツボに見事に入りました。
ショボくて、神経質な映画監督役がウディ・アレンに見事にハマっていて、彼をサポートする元妻役のティア・レオーニとの色々なギャップがとても楽しい作品です。
ウディ・アレンとティア・レオーニは元夫婦の役なので、一緒にいるシーンが多いのですが、中でも2人きりで会話をするシーンでは常に笑わされました。
興奮して話しの内容が次々と変わっていくヴァルの会話に、見事について行くエリーには元夫婦でしか出来ない雰囲気を感じましたし、目が見えなくなったヴァルが社長のハルと会う事になり、エリーがホテルの部屋の間取りを必死にヴァルに教えるシーンでは「あの教え方じゃ、一生分からないよ!」って笑いながら突っ込んでしまいました。
笑いの中にも、息子のトニーと語らうシーンには、ちょっとジーンとさせられたりと色々な要素も詰まった作品です。
ラストも納得の行くハッピーな展開になっていますので、恋人や奥さんと一緒に観るには、持って来いの1本だと思います。
●採点
私のこの作品に対する評価は80点です。
中国人カメラマンを起用する理由が、後から分かって来る展開と、ニューヨークでコケにされた映画がフランスで大ウケするって話は、ハリウッドを上手くコケにしていて、とても良かったと思います。
この作品を観て、ウディ・アレンが出演している他の作品も、観たくなってしまいました。
だから、この作品は、ストーリー構成が上手く出来たコメディ映画を観たい方と、別れた元妻に今だに未練がタップリあるって方にオススメ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、ヴァルの息子のトニーの芸名を聞いて、思わず吹き出してしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。
●ストーリー
過去に2度もオスカー賞に輝いた映画監督・ヴァル(ウディ・アレン)であったが、心因性から来る様々な病気が原因で仕事をことごとく失敗し、今では何とかCM撮影の仕事で食いつないでる状態だった。
そんなCM撮影の仕事も途中でクビになり、これからの仕事にも困り始めた頃、元妻・エリー(ティア・レオーニ)が映画プロデューサーを務めるハリウッドのメジャースタジオから、新作映画の監督としてのオファーが舞い込む。
しかし、このオファーは、エリー(ティア・レオーニ)が、ヴァルを監督に復帰させようと、強く推薦し決定されたものだった。
最初は、自分を捨てて、オファー先の映画製作会社社長であるハル(トリート・ウィリアムズ)の元に走ったエリーに、恨みと未練をぶつけるヴァルだったが、監督として再起を図る為、ハルとエリーへの感情を押し殺して仕事を受ける決心をする。
ところが、正式な監督就任が決まりクランク・イン直前になった頃、ヴァルは、またしても心因性が原因となる失明状態に陥ってしまい、代理人のエド(ジョージ・ハミルトン)に全てを打ち明け、監督の仕事を断ろうとするのだったが……。
●感想
ウディ・アレンの映画を始めて観たのですが、この作品はとても面白かったです!
何が面白いって、ウディ・アレンのいかにも落ちぶれた映画監督の演技と「目の見えない映画監督が映画を撮る」って設定が私のツボに見事に入りました。
ショボくて、神経質な映画監督役がウディ・アレンに見事にハマっていて、彼をサポートする元妻役のティア・レオーニとの色々なギャップがとても楽しい作品です。
ウディ・アレンとティア・レオーニは元夫婦の役なので、一緒にいるシーンが多いのですが、中でも2人きりで会話をするシーンでは常に笑わされました。
興奮して話しの内容が次々と変わっていくヴァルの会話に、見事について行くエリーには元夫婦でしか出来ない雰囲気を感じましたし、目が見えなくなったヴァルが社長のハルと会う事になり、エリーがホテルの部屋の間取りを必死にヴァルに教えるシーンでは「あの教え方じゃ、一生分からないよ!」って笑いながら突っ込んでしまいました。
笑いの中にも、息子のトニーと語らうシーンには、ちょっとジーンとさせられたりと色々な要素も詰まった作品です。
ラストも納得の行くハッピーな展開になっていますので、恋人や奥さんと一緒に観るには、持って来いの1本だと思います。
●採点
私のこの作品に対する評価は80点です。
中国人カメラマンを起用する理由が、後から分かって来る展開と、ニューヨークでコケにされた映画がフランスで大ウケするって話は、ハリウッドを上手くコケにしていて、とても良かったと思います。
この作品を観て、ウディ・アレンが出演している他の作品も、観たくなってしまいました。
だから、この作品は、ストーリー構成が上手く出来たコメディ映画を観たい方と、別れた元妻に今だに未練がタップリあるって方にオススメ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、ヴァルの息子のトニーの芸名を聞いて、思わず吹き出してしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。