DVDで、津田寛治、小栗旬、内藤剛志、戸田菜穂 出演、藤原健一 、江面貴亮 脚本、藤原健一 監督作品の「イズ・エー [is A.]」を観ました。
●ストーリー
刑事の三村栄二(津田寛治)は、久しぶりに家族で食事を取る為に、偶然入ったレストランで、不運にも、無差別爆破事件に遭遇し、妻と息子を亡くしてしまう。
この事件の犯人は“ホーリー・ナイト”と名乗る14歳の少年だった為に、多くのメディアで取り上げられる注目の事件となる。
すぐに逮捕された犯人・海津勇也(小栗旬)は、何人もの死亡者を出したにも係わらず、加害少年法の規定に守られ、たった4年で出所してしまう。
勇也は、出所間もなく運送業の荷物の仕分け作業の職に就き、まじめに働く日々を送っていた。
そんな時、4年前の事件で、勇也が犯人である事を通報した友人とその両親が、何者かに殺害され、店の商品である火薬が、大量に盗まれる事件が発生する。
妻と息子を奪われた三村は、この犯行にも勇也が係わっていると感じ、直接、勇也に問い詰めるのだが、この行為が行き過ぎだと上司に判断され、休職を言い渡されてしまうのだったが……。
●感想
監督の藤原健一氏は、神戸の児童連続殺傷事で14歳の少年が犯人であったということの衝撃以上に社会復帰出来るという事実に突き動かされ、この作品を作る事を決断したそうです。
確かに、近年、未成年者による凶悪犯罪が問題となり、少年法が改正された事も記憶に新しく、こういった事件を風化させない為に「映画を作ろう!」という発想はいいと思うのですが……。
映画というよりも、2時間のテレビドラマという感じがして、映画のエンターテイメント性が全く感じられない作品でした。
犯人である勇也が、犯罪を犯してから出所するまでの感情や行動が、全く描かれていないので、「勇也の凶悪さ」がイマイチでピンと来ず、犯行動機も全く不明で、彼の人間性を上手く描けていないのが、この作品の致命傷になっていると思いました。
犯人の父親・直輝(内藤剛志)や被害者の父親・三村栄二(津田寛治)からの目線は、よく描けているだけに非常に残念です。
本作の重要な見せ場である、最初の爆破事件のシーンもとてもショボく、何十人も死んでいるはずなのに、三村一家しか映していないのは、如何なものでしょうか?
予算が無いにしても、もっと上手い撮り方があると思うのですが……。
ストーリーの繋ぎ方も、雑な感じがしました、波畑克次を演じた姜暢雄くんの演技にも、シロウト臭さを感じ、この役は、「違う役者さんでも良かったんじゃないのかな~?」と思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は30点です。
どう観ても、津田寛治と内藤剛志の2人の熱演だけが、目立ってしまう作品でした。
小栗旬くんが出演している作品も何本か観ているのですが、どの演技も同じに見えてしますので、「早く演技の殻を破って欲しい!」と思いました。
だから、この作品は、最近、息子が何をしているのか全く分からないという方と、昔は教師をしていたが、今はある事情で清掃業をしているという方にだけおすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、内藤剛志さんが海で浮かんでいるシーンが多かったので「何度も海に入り、息を止めているのって大変だろうなぁ~」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
刑事の三村栄二(津田寛治)は、久しぶりに家族で食事を取る為に、偶然入ったレストランで、不運にも、無差別爆破事件に遭遇し、妻と息子を亡くしてしまう。
この事件の犯人は“ホーリー・ナイト”と名乗る14歳の少年だった為に、多くのメディアで取り上げられる注目の事件となる。
すぐに逮捕された犯人・海津勇也(小栗旬)は、何人もの死亡者を出したにも係わらず、加害少年法の規定に守られ、たった4年で出所してしまう。
勇也は、出所間もなく運送業の荷物の仕分け作業の職に就き、まじめに働く日々を送っていた。
そんな時、4年前の事件で、勇也が犯人である事を通報した友人とその両親が、何者かに殺害され、店の商品である火薬が、大量に盗まれる事件が発生する。
妻と息子を奪われた三村は、この犯行にも勇也が係わっていると感じ、直接、勇也に問い詰めるのだが、この行為が行き過ぎだと上司に判断され、休職を言い渡されてしまうのだったが……。
●感想
監督の藤原健一氏は、神戸の児童連続殺傷事で14歳の少年が犯人であったということの衝撃以上に社会復帰出来るという事実に突き動かされ、この作品を作る事を決断したそうです。
確かに、近年、未成年者による凶悪犯罪が問題となり、少年法が改正された事も記憶に新しく、こういった事件を風化させない為に「映画を作ろう!」という発想はいいと思うのですが……。
映画というよりも、2時間のテレビドラマという感じがして、映画のエンターテイメント性が全く感じられない作品でした。
犯人である勇也が、犯罪を犯してから出所するまでの感情や行動が、全く描かれていないので、「勇也の凶悪さ」がイマイチでピンと来ず、犯行動機も全く不明で、彼の人間性を上手く描けていないのが、この作品の致命傷になっていると思いました。
犯人の父親・直輝(内藤剛志)や被害者の父親・三村栄二(津田寛治)からの目線は、よく描けているだけに非常に残念です。
本作の重要な見せ場である、最初の爆破事件のシーンもとてもショボく、何十人も死んでいるはずなのに、三村一家しか映していないのは、如何なものでしょうか?
予算が無いにしても、もっと上手い撮り方があると思うのですが……。
ストーリーの繋ぎ方も、雑な感じがしました、波畑克次を演じた姜暢雄くんの演技にも、シロウト臭さを感じ、この役は、「違う役者さんでも良かったんじゃないのかな~?」と思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は30点です。
どう観ても、津田寛治と内藤剛志の2人の熱演だけが、目立ってしまう作品でした。
小栗旬くんが出演している作品も何本か観ているのですが、どの演技も同じに見えてしますので、「早く演技の殻を破って欲しい!」と思いました。
だから、この作品は、最近、息子が何をしているのか全く分からないという方と、昔は教師をしていたが、今はある事情で清掃業をしているという方にだけおすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、内藤剛志さんが海で浮かんでいるシーンが多かったので「何度も海に入り、息を止めているのって大変だろうなぁ~」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。